Open Script Labo『ある映画作りの記録』Vol.1『名もなき歌』
すべての物語は静かに始まります。
そして、これはまさにそんな瞬間のひとつです。
改めて、ご登録いただきありがとうございます。
これは、これから穏やかなリズムで更新していく最初の手紙です。
予定通りではなく、時宜を得たタイミングで、静かな声をお届けしていきます。
ここは、ある映画の脚本がかたちになるまでの、思考と試行のプロセスを少しずつ開いて共有していく実験の場──オープンラボです。
物語の断片、人物の素描、構造の迷い──そのすべてを、ある種の“公開制作”として記録しています。
読者のみなさんの気づきや経験が、コメント欄を通してこの物語に新たな視点を加えてくださることも、ラボの大切な意義のひとつだと考えています。
***
映画制作の合間に、静かに思いを馳せながら綴っていく内容です。
現在、新作長編映画の企画は、ようやく初期段階に入りました。
アイデアも、感情も、瞬間も、少しずつ形になりつつあります。
タイトルは、まだありません。
物語を書き終わってから名づけるのが、私にとっての密かな楽しみだからです。
今はただ、水面下で響き始めた小さな声に耳を澄ませています。
その声たちは、やがてくっ付いて、離れて、またくっ付いて、
まるで細胞分裂を繰り返しながら成長する生き物のように、
物語を“勝手に”語り始めるのです。
その中から、最初のささやきをひとつ、シェアします。
「もしあなたが、大切な人と、言葉で意思を通じ合えないとしたら?」
私はこう答えました。
視覚障がいのある人と、その人と同じ言語を話せない人がいたとしたら──と。
言葉では通じ合えない二人が、
互いの心に耳を澄ませていく物語。
今、お伝えできるのはここまでです。
この声から、あなたがどんな物語を想像したか、
よければ私とシェアしてください。
映画づくりは、ひとりではできないことです。
共にインスピレーションを与え合う仲間と取り組むことで、
自分ひとりでは越えられない表現が生まれてきます。
これまで私がつくってきた映画も、
いつもそうして、ゆっくりと生まれてきました。
またこのストーリーが膨らんだら、次の記録を残したいと思います。
読んでくださって、ありがとうございました。
この小さな始まりを、あなたと分かち合えてうれしいです。
敬具
Masaya
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工程ログ(Open Script Labo)
脚本工程の中の:問い(コンセプト設定)
今日やったこと:
物語の核となる問いを1つ設定した
問いに対する“答えの形”として、主軸の関係性(視覚障がい × 言語の壁)を定義した
今日決まったこと:
本作は「言葉で意思疎通できない二人」が関係を築く物語として開発する
タイトルは開発段階では固定しない(脚本完成後に命名する)
保留(まだ決めないこと):
舞台/出会いの具体条件
二人の生活背景(職業・年齢・居住環境など)
関係性が変化する具体の出来事(転換点)
次回やってみること:
「人物」工程に進み、二人の目的(欲望)/制約(障害)/行動を最小単位で定義する
目標:説明ではなく、行動で人物が成立する状態にする
【読者へ(任意)】
ワーク(10分):自分の「もし〜なら?」を1つ作る
コメント:その問いを1行でシェア(例:もしあなたが__だとしたら?)
※初めての方へ:Open Script Labo|はじめに(このラボについて)
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