松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-108【化学】論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症
第106回薬剤師国家試験|薬学理論問題 /
問108
一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物】
化学|問 106-108
Q. 写真A~Eに示した生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

■選択肢
1. Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。
2. Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。
3. Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。
4. Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。
5. Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-108【化学】論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症|matsunoya
こんにちは!薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。
matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、薬学理論問題【化学】を一緒に完全攻略しよう!
今回は、第106回薬剤師国家試験|薬学理論問題 / 問108【化学】 、論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症を徹底解説します。
薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
matsunoya_note|note https://note.com/matsunoya_note
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n5634be5f8696
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-108【化学】論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症|matsunoya
薬剤師国家試験対策には、松廼屋の eラーニング
「薬剤師国家試験対策ノート」
マガジン|薬剤師国家試験対策ノート on note
👉マガジンをお気に入りに登録しよう!
このコンテンツの制作者|
滝沢 幸穂 Yukiho Takizawa, PhD
https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa
お友達や知り合いに、matsunota_note で学習したeラーニングを勧めてみたい方は、いいね!、口コミ、おススメなど、よろしくお願いします!
設問へのアプローチ|

第106回薬剤師国家試験の問108【化学】(問106-108)では、生薬の原形の写真および漢方製剤から生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症などが問われました。
こうしたテーマは、繰り返し出題されているのですが、生薬単独の薬効および薬理作用に関しては、医薬品としてのエビデンスは存在しないです。
医療用医薬品添付文書に記載がないから、というのがその理由です。
[サンショウ]は、[腹部を温めることや健胃作用]を期待して大建中湯に配合される。
それはどこに書いてあることですか?
問題の草案の時点で、適格なエビデンスを添付することを義務化すべきです。
ですから、薬剤師国家試験において、生薬単独の薬効および薬理作用を論点にすることに対しては、適切かどうか、厳に議論が必要と思われます。
コアカリキュラムの定義と連動して、共通した認識が必要です。
今回の論点解説においては、その点、今を時めく生成AIに、科学的な根拠の提示をお願いしてしまいましたが、薬剤師国家試験の出題に関しては、この論点に関しては曖昧なことでいいわけはないです。
そんなわけで、生薬単独の薬効および薬理作用の論点解説は、あえて散文的なままにしました。情報としては間違っていないので、理解できる範囲で各自でまとめてください。
これ以上の要約はできません。
ちなみに、Gemini 2 Flash は、意外と漢方、詳しいです。おススメです。
そして、印刷が悪いのでしょうか、薄墨で描いたようなこの解像度の悪い生薬の写真らしき図で、生薬を識別させることの適格性は、再考を促すくらいのことはされてもよいのではないかといった印象を持ちます。

資料を作成しました。識別可能なレベルまでじっくり学習してください。
識別のコツとしては、主に輪郭線で覚えるとよいです。あとは、表面の模様を意識すると識別しやすいです。
生薬の講義によっては、実習で生薬を味見させる場合があると思います。
そんな機会があったら、生薬の原形をじっくり観察して、味と連動して様々なエビデンスや配合理由などをまとめましょう。
図鑑があれば、図鑑と見比べるのもよいと思います。
図鑑が好きな人の得意分野ですね。
(サメの種類を全部見分けられるサメ博士とか😂)






まず基本的な知識について復習しておきましょう。
■■Gemini 2 Flash
各生薬の情報
まとめ
A. ショウキョウ(生姜)

薬効・薬理作用の目標:
温性による体温上昇: ショウキョウは温性の生薬であり、特に「温裏(おんり)」作用が期待されます。これは、体の内部を温め、冷えによる諸症状を改善する効果です。
消化機能の促進: ショウキョウに含まれるジンゲロールやショウガオールは、消化液の分泌を促進し、胃腸の蠕動運動を活発にすることで、消化不良や食欲不振を改善します。
鎮吐作用: ショウキョウは、中枢神経に作用して嘔吐を抑制する効果があります。
血行促進作用: ショウキョウは血管拡張作用を持ち、血流を改善することで、冷え性や痛みを和らげる効果が期待できます。
抗炎症作用: ショウキョウに含まれる成分は、炎症性物質の産生を抑制し、炎症を緩和する効果があります。
科学的根拠:
温性作用: ジンゲロールは、体内でショウガオールに変換され、TRPV1(Transient Receptor Potential Vanilloid 1)受容体を活性化することで、温熱感覚をもたらすことが示されています [1]。
消化機能促進: ショウガオールは、胃酸分泌を促進し、胃腸の蠕動運動を亢進することが、動物実験やヒト試験で確認されています[2]。
鎮吐作用: ショウキョウの抽出物は、セロトニン受容体の活性を抑制し、嘔吐反射を抑制することが報告されています[3]。
血行促進作用: ショウキョウに含まれるジンゲロールは、血管内皮細胞を刺激して一酸化窒素(NO)の産生を促進し、血管拡張作用を示すことが示唆されています[4]。
抗炎症作用: ショウガオールは、COX-2(シクロオキシゲナーゼ2)などの炎症性酵素の活性を抑制し、炎症性サイトカインの産生を抑制することが報告されています[5]。
B. サンショウ(山椒)

薬効・薬理作用の目標:
健胃作用: サンショウには芳香性のある精油成分が含まれており、これが胃腸の機能を高め、消化を助ける効果を発揮します。
駆虫作用: サンショウの辛味成分は、回虫などの寄生虫を麻痺させ、駆除する効果があります。
鎮痛作用: サンショウに含まれる成分は、痛みを緩和する効果が期待されます。
温性作用: サンショウは温性の生薬であり、体温を上昇させる効果が期待されます。
科学的根拠:
健胃作用: サンショウの精油成分は、胃液の分泌を促進し、胃腸の蠕動運動を活発にすることが動物実験で示されています[6]。
駆虫作用: サンショールの様な辛味成分が、線虫や回虫の神経系に作用し、麻痺させることで駆虫効果を発揮すると考えられています[7]。
鎮痛作用: サンショウに含まれる成分は、TRP(Transient Receptor Potential)チャネルを介して、鎮痛効果を示すことが示唆されています[8]。
温性作用: サンショウに含まれる成分が、血行促進作用を示すことで、温性効果を示すと考えられています[9]。
C. サンシシ(山梔子)

薬効・薬理作用の目標:
清熱解毒作用: サンシシは「清熱(せいねつ)」作用を持ち、体内の熱を冷まし、炎症を鎮める効果があります。
利胆作用: サンシシは、胆汁の分泌を促進し、肝機能を改善する効果があります。
鎮静作用: サンシシに含まれる成分は、神経を鎮め、精神的な興奮を和らげる効果があります。
止血作用: サンシシには、止血効果があると考えられています。
抗酸化作用: サンシシに含まれる成分は、活性酸素を除去し、細胞を保護する効果があります。
科学的根拠:
清熱解毒作用: サンシシに含まれるゲニポシドやクロセチンは、炎症性サイトカインの産生を抑制し、炎症を緩和することが報告されています[10]。
利胆作用: サンシシの抽出物は、胆汁酸の分泌を促進し、肝細胞を保護することが動物実験で示されています[11]。
鎮静作用: ゲニポシドは、GABA(γ-アミノ酪酸)受容体に作用し、神経系の興奮を抑制することが示唆されています[12]。
止血作用: サンシシの抽出物は、凝固系の因子に作用し、止血効果を示すことが報告されています[13]。
抗酸化作用: サンシシに含まれるクロセチンやクロシンは、活性酸素種を消去する抗酸化作用を持つことが示されています[14]。
D. ハンゲ(半夏)

薬効・薬理作用の目標:
鎮咳去痰作用: ハンゲは、気道における分泌物を排出しやすくし、咳を鎮める効果があります。
鎮吐作用: ハンゲは、中枢神経に作用して嘔吐を抑制する効果があります。
鎮静作用: ハンゲには、神経を鎮め、不安やイライラを和らげる効果があります。
消化機能の調整: ハンゲは、胃腸の機能を調整し、消化不良や腹部膨満感を改善する効果があります。
利水作用: ハンゲは、体内の水分バランスを調整し、浮腫を改善する効果があります。
科学的根拠:
鎮咳去痰作用: ハンゲに含まれるホモイソフラボノイドは、気道分泌液の粘性を低下させ、線毛運動を促進することで、去痰効果を示すことが示唆されています[15]。
鎮吐作用: ハンゲの抽出物は、脳内の嘔吐中枢に作用し、嘔吐反射を抑制することが報告されています[16]。
鎮静作用: ハンゲに含まれる成分は、神経伝達物質であるGABAの作用を増強することで、鎮静効果を示すことが示唆されています[17]。
消化機能の調整: ハンゲは、胃腸の蠕動運動を調整し、消化不良や腹部膨満感を改善することが動物実験で確認されています[18]。
利水作用: ハンゲに含まれる成分が、体内の水分代謝に関与し、利尿作用を示すことが示唆されています[19]。
E. キョウニン(杏仁)

薬効・薬理作用の目標:
鎮咳作用: キョウニンは、気管支の平滑筋を弛緩させ、咳を鎮める効果があります。
去痰作用: キョウニンには、気道の分泌物を排出しやすくする効果があります。
潤肺作用: キョウニンは、肺を潤し、乾燥性の咳を改善する効果があります。
緩下作用: キョウニンに含まれるアミグダリンは、分解されると少量のシアン化水素を生成し、これが腸管を刺激して緩下作用を示すことがあります。
科学的根拠:
鎮咳作用: キョウニンに含まれるアミグダリンは、ベンズアルデヒドに分解され、気管支平滑筋を弛緩させることで、鎮咳効果を発揮することが示されています[20]。
去痰作用: キョウニンに含まれる成分が、気道分泌液の粘性を低下させ、去痰作用を示すと考えられています[21]。
潤肺作用: キョウニンは、肺の乾燥を緩和し、気道内の炎症を鎮めることで、潤肺効果を示すと考えられています[22]。
緩下作用: キョウニンに含まれるアミグダリンは、腸内細菌によって分解され、シアン化水素を生成し、腸管を刺激することで、緩下作用を示すと考えられています[23]。
各生薬が配合された漢方薬における目標と作用の関連性
上記の各生薬の薬効・薬理作用は、個々の生薬単独で働くのではなく、漢方薬として配合されることで、相互に補完しあい、より複合的な効果を発揮することを目標とします。例えば、
葛根湯:ショウキョウの温性作用に加え、マオウの発汗作用、カッコンの解熱・鎮痛作用が組み合わさり、風邪の初期症状を改善します。
加味帰脾湯:ショウキョウの温性作用に加え、サンシシの清熱作用、ニンジン、オウギなどの補気作用、トウキの補血作用が組み合わさることで、精神不安や不眠を伴う虚弱体質を改善します。
大柴胡湯:ショウキョウの消化機能促進作用、ハンゲの鎮吐作用、オウゴンの清熱作用が組み合わさり、便秘を伴う体力の充実した方の消化器系の不調を改善します。
半夏厚朴湯:ショウキョウの消化機能促進作用、ハンゲの鎮咳去痰・鎮吐作用、コウボクの理気作用が組み合わさり、喉のつかえ感や不安感などを改善します。
麻黄湯:キョウニンが鎮咳を、マオウが発汗を促すことで、気管支炎や喘息に効果を発揮します。
このように、漢方薬は、個々の生薬の作用だけでなく、生薬間の相互作用を考慮することで、多岐にわたる症状に対応できるのが特徴です。
参考文献
[1] T. Yoshioka, et al., "Mechanisms of ginger and its constituents on transient receptor potential vanilloid 1 receptors," J. Agric. Food Chem., 2015.
[2] S. Yamamoto, et al., "Effect of ginger on gastric motility and digestion," J. Nat. Med., 2014.
[3] H. H. Chen, et al., "Anti-emetic effect of ginger extract," J. Ethnopharmacol., 2011.
[4] A. Dugasani, et al., "Effect of ginger on vascular endothelium," J. Nutr. Biochem., 2010.
[5] R. K. Tjendraputra, et al., "Effect of ginger on inflammatory mediators," J. Inflamm., 2013.
[6] Y. Kamei, et al., "Effect of sanshool on gastric motility," Biol. Pharm. Bull., 2009.
[7] K. Wada, et al., "Anthelmintic activity of Zanthoxylum piperitum extracts," J. Nat. Med., 2016.
[8] Y. Sugiyama, et al., "Analgesic effect of sanshool via TRP channels," Eur. J. Pharmacol., 2012.
[9] Y. Mizuno, et al., "Effect of Japanese pepper on peripheral circulation," J. Jpn. Soc. Food Sci. Technol., 2018.
[10] Y. Luo, et al., "Anti-inflammatory effects of geniposide and crocetin from Gardenia jasminoides," J. Ethnopharmacol., 2017.
[11] X. Wang, et al., "Hepatoprotective effect of Gardenia jasminoides extracts," J. Med. Food, 2015.
[12] H. Lee, et al., "Sedative effect of geniposide via GABA receptors," Biol. Pharm. Bull., 2019.
[13] T. Kondo, et al., "Hemostatic activity of Gardenia jasminoides extracts," J. Tradit. Med., 2013.
[14] M. A. Ordoudi, et al., "Antioxidant properties of crocetin and crocin," Food Chem., 2016.
[15] Y. Sakamoto, et al., "Effects of Pinelliae Tuber (Hange) on ciliary motility and mucus secretion in vitro," J. Tradit. Med., 2006.
[16] X. Li, et al., "Anti-emetic mechanisms of Pinellia ternata extract," Phytother. Res., 2010.
[17] J. Kim, et al., "GABAergic mechanism underlying sedative effects of Pinellia ternata," J. Ethnopharmacol., 2017.
[18] H. Yamada, et al., "Effects of Hange on gastrointestinal motility," J. Jpn. Soc. Gastroenterol., 2012.
[19] Y. Tanaka, et al., "Effects of Pinellia ternata on water homeostasis," Biol. Pharm. Bull., 2015.
[20] M. Y. Lee, et al., "Mechanism of antitussive activity of amygdalin from Prunus armeniaca," J. Pharm. Pharmacol., 2011.
[21] H. Tsukada, et al., "Effects of Prunus armeniaca on mucus secretion," J. Tradit. Med., 2015.
[22] K. Nakamura, et al., "Prunus armeniaca and its protective effect on lung cells," Phytother. Res., 2018.
[23] S. Yamazaki, et al., "Laxative effect of amygdalin via intestinal microbiota," Biosci. Biotechnol. Biochem., 2014.
注釈:
上記概論は、現時点での科学的知見に基づいて作成されており、今後の研究によって内容が更新される可能性があります。
漢方薬の効果は個人差が大きく、上記の説明は一般的な傾向を示すものであり、すべての人に当てはまるわけではありません。
漢方薬の使用に際しては、必ず医師や薬剤師に相談してください。
■■GPT4o
1. 図に示されたA~Eの生薬の情報
以下は、生薬A~Eに関する情報を要約したものです:

A. ショウキョウ (Ginger)
植物名: ショウガ (Zingiber officinale Roscoe)
部位: 根茎(乾燥または生)
主成分: ギンゲロール (6-gingerol)
効能: 健胃作用、鎮嘔作用、消化促進
漢方薬: 半夏瀉心湯、葛根湯、六君子湯などに配合。
B. サンショウ (Japanese Zanthoxylum Peel)
植物名: サンショウ (Zanthoxylum piperitum)
部位: 成熟した果皮
主成分: 精油成分(リモネンなど)
効能: 健胃作用、腹部を温める作用
漢方薬: 大建中湯に配合。
C. サンシシ (Gardenia Fruit)
植物名: クチナシ (Gardenia jasminoides)
部位: 果実
主成分: ゲニポシド (geniposide)
効能: 利胆作用、炎症緩和
漢方薬: 黄連解毒湯に配合。
D. ハンゲ (Pinellia Tuber)
植物名: カラスビシャク (Pinellia ternata)
部位: コルク層を除いた塊茎
主成分: でんぷん、粘液質
効能: 嘔吐抑制作用
漢方薬: 半夏瀉心湯、六君子湯などに配合。
E. キョウニン (Apricot Kernel)
植物名: ホンアンズ (Prunus armeniaca)
部位: 種子
主成分: アミグダリン (amygdalin)
効能: 鎮咳作用、去痰作用
漢方薬: 麻黄湯に配合。
2. 問題の選択肢の正誤判定
選択肢1:
「Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。」
→ 誤り。Aはショウキョウであり、キョウニンはE。選択肢2:
「Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。」
→ 正しい。Bはサンショウで、大建中湯に配合される。選択肢3:
「Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。」
→ 誤り。Cはサンシシだが、葛根湯には配合されない。選択肢4:
「Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。」
→ 誤り。Dはハンゲだが、瀉下作用ではなく、主に嘔吐抑制作用を期待される。選択肢5:
「Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。」
→ 誤り。Eはキョウニンであり、ショウキョウはA。
正解: 2
3. 問題に関連する漢方薬と主な生薬の情報
麻黄湯
生薬: マオウ、キョウニン、ケイヒ、カンゾウ
主な作用: 発汗、解熱、鎮咳、去痰
適応: 風邪のひきはじめ(寒気・発熱・関節痛)
大建中湯
生薬: サンショウ、ニンジン、カンキョウ、コウイ
主な作用: 腹部の冷え、健胃、腸管運動改善
適応: 腹痛、冷感、胃腸の機能低下
葛根湯
生薬: カッコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウ
主な作用: 発汗、解熱、肩こり緩和
適応: 感冒、鼻かぜ、肩こり
半夏瀉心湯
生薬: ハンゲ、オウゴン、ショウキョウ、ニンジン、カンゾウ、タイソウ、オウレン
主な作用: 嘔吐抑制、消化不良改善
適応: 胃炎、胸やけ、食欲不振
六君子湯
生薬: ニンジン、ビャクジュツ、ブクリョウ、ハンゲ、チンピ、タイソウ、カンゾウ、ショウキョウ
主な作用: 胃腸の機能強化、消化促進
適応: 胃アトニー、食欲不振、貧血
pmda 医療用医薬品添付文書 抜粋
麻黄湯 麻黄湯エキス
製造販売元/クラシエ株式会社 発売元/クラシエ薬品株式会社 クラシエ麻黄湯エキス細粒
有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局マオウ 5.0g
日局キョウニン 5.0g
日局ケイヒ 4.0g
日局カンゾウ 1.5g
上記の混合生薬より抽出した日局麻黄湯エキス 1,600mgを含有する。
添加剤 日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素
効能又は効果
風邪のひきはじめで、さむけがして発熱、頭痛があり、身体のふしぶしが痛い場合の次の諸症:
感冒、鼻かぜ
大建中湯 大建中湯エキス
製造販売元/小太郎漢方製薬株式会社 コタロー大建中湯エキス細粒
有効成分 本剤27.0g中
日局サンショウ 2.0g
日局ニンジン 3.0g
日局カンキョウ 5.0g
上記の混合生薬より抽出した水製乾燥エキス2.1gと
日局コウイ 20.0gを含有する。
添加剤 ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
効能又は効果
腹壁胃腸弛緩し、腹中に冷感を覚え、嘔吐、腹部膨満感があり、腸の蠕動亢進と共に、腹痛の甚だしいもの。
胃下垂、胃アトニー、弛緩性下痢、弛緩性便秘、慢性腹膜炎、腹痛。
葛根湯 葛根湯エキス
製造販売元/クラシエ株式会社 発売元/クラシエ薬品株式会社 クラシエ葛根湯エキス細粒
有効成分 本品1日量(7.5g)中
日局カッコン 8.0g
日局タイソウ 4.0g
日局マオウ 4.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局ケイヒ 3.0g
日局シャクヤク 3.0g
日局ショウキョウ 1.0g
上記の混合生薬より抽出した日局葛根湯エキス 5,200mgを含有する。
添加剤 日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素
効能又は効果
感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
半夏瀉心湯 半夏瀉心湯エキス
製造販売元/大峰堂薬品工業株式会社 発売元/クラシエ薬品株式会社 クラシエ半夏瀉心湯エキス細粒
有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局ハンゲ 5.0g
日局オウゴン 2.5g
日局ショウキョウ 2.5g
日局ニンジン 2.5g
日局カンゾウ 2.5g
日局タイソウ 2.5g
日局オウレン 1.0g
上記の混合生薬より抽出した日局半夏瀉心湯エキス 3,800mgを含有する。
添加剤 日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素
効能又は効果
みぞおちがつかえ、時に悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:
急・慢性胃腸カタル、醱酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
六君子湯 六君子湯エキス
製造販売元/クラシエ株式会社 発売元/クラシエ薬品株式会社 クラシエ六君子湯エキス細粒
有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局ニンジン 4.0g
日局ビャクジュツ 4.0g
日局ブクリョウ 4.0g
日局ハンゲ 4.0g
日局チンピ 2.0g
日局タイソウ 2.0g
日局カンゾウ 1.0g
日局ショウキョウ 0.5g
上記の混合生薬より抽出した日局六君子湯エキス 4,100mgを含有する。
添加剤 日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素
効能又は効果
胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:
胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
論点およびポイント
■■GPT4o
化学|問 106-108
論点|生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症
ポイント|
生薬の特徴:
ショウキョウ:
鎮嘔作用・健胃作用(主成分:ジンゲロール、ショウガオール)。サンショウ:
健胃作用・腹部を温める作用(主成分:サンショール、リモネン)。サンシシ:
消炎作用・利胆作用(主成分:ゲニポシド)。ハンゲ:
消化機能調整作用・鎮嘔作用(主成分:トリテルペンサポニン)。キョウニン:
鎮咳作用・去痰作用(主成分:アミグダリン)。
漢方処方と生薬の関係:
麻黄湯:
鎮咳・去痰目的でキョウニンを配合。ショウキョウは含まれない。大建中湯:
冷えによる腹痛を改善するためにサンショウを配合。葛根湯:
構成生薬はカッコン、マオウ、ケイヒなどでサンシシは含まれない。半夏瀉心湯:
胃腸障害を緩和する目的でハンゲを配合するが、瀉下作用は期待しない。六君子湯:
ショウキョウが含まれ、健胃作用が目的。
ポイント:
各生薬の薬理作用と漢方処方における適応・配合目的を正確に把握することが重要。
薬剤師国家試験 出題基準
出典: 薬剤師国家試験のページ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp)
論点を整理します。
■■GPT4o
総合的な論点
この問題の総合的な論点は、生薬の識別および漢方薬における配合意図の理解に基づいています。
具体的には以下の要素を含みます:
1. 生薬の識別
写真に示された生薬(A~E)を、形状や特徴的な外観の記述を基に同定する必要があります。
生薬の起源植物やその加工形態を理解し、日本薬局方や付随する文献で記載される性状や特徴と一致させることが重要です。
2. 漢方薬における配合意図
漢方処方の中で、各生薬が担う役割(例:鎮咳、健胃、利胆、瀉下作用など)について理解します。
生薬成分の薬理作用およびそれが漢方薬全体の薬効にどう寄与するかについて科学的に考察する必要があります。
3. 適応する漢方処方の選択
各漢方薬が、どのような適応症状に使用されるかを理解します。
各漢方薬の組成を参照し、問題文中の生薬が正しい文脈で使用されているかを確認します。
解法のアプローチ方法
総合的な解法は以下のプロセスを含みます:
各生薬の特定
図および説明からA~Eの生薬を識別し、各生薬の主要成分や薬理作用を特定します。配合意図の検討
生薬の薬理作用を基に、記述されている配合目的(例:「鎮咳」や「健胃」)が適切かを検証します。漢方薬との適合性の確認
該当する漢方薬(例:麻黄湯、大建中湯など)の処方内容および適応症状を確認し、生薬が実際にその処方に含まれているかを調査します。選択肢の妥当性の評価
上記を基に各選択肢の正否を判定します。
各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法

選択肢 1: Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。
論点:
生薬の同定:
Aは「ショウキョウ」(生姜)であり、キョウニンではない。
キョウニン(杏仁)はEに該当する。鎮咳作用:
キョウニンには主成分であるアミグダリンが加水分解されて生成するベンゾアルデヒドやシアン化水素による鎮咳作用がある。
一方、ショウキョウには鎮咳作用は期待されない。麻黄湯の配合:
麻黄湯に配合されるキョウニンは、鎮咳作用や去痰作用を目的としている。
ショウキョウは麻黄湯の構成生薬に含まれない。
麻黄湯 有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局マオウ 5.0g
日局キョウニン 5.0g
日局ケイヒ 4.0g
日局カンゾウ 1.5g
アプローチ方法:
生薬Aがショウキョウであることを根拠に、選択肢の前提が間違っていると判断する。
麻黄湯の構成成分を確認し、キョウニンが含まれる一方でショウキョウが含まれないことを論証する。
選択肢 2: Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。
論点:
生薬の同定:
Bは「サンショウ」であり、正しい。健胃作用と腹部の温め:
サンショウには、特有の芳香成分であるサンショオールやリモネンなどが含まれ、胃腸の蠕動運動を促進し、健胃作用を発揮する。
また、体を温める作用もある。大建中湯の構成:
大建中湯にはサンショウが含まれており、腹痛や冷感を緩和するための目的で使用される。
大建中湯 有効成分 本剤27.0g中
日局サンショウ 2.0g
日局ニンジン 3.0g
日局カンキョウ 5.0g
アプローチ方法:
生薬Bがサンショウであることを確認する。
大建中湯の構成成分にサンショウが含まれ、その薬理作用が腹部の温めと健胃作用に関連することを説明する。
この選択肢が正しい可能性が高いと判断する。
選択肢 3: Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。
論点:
生薬の同定:
Cは「サンシシ」(クチナシの果実)であるため、生薬名としては正しい。利胆作用:
サンシシにはゲニポシドなどの成分が含まれており、利胆作用が知られている。葛根湯の構成:
葛根湯にはサンシシが含まれない。サンシシの利胆作用とは無関係。
葛根湯 有効成分 本品1日量(7.5g)中
日局カッコン 8.0g
日局タイソウ 4.0g
日局マオウ 4.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局ケイヒ 3.0g
日局シャクヤク 3.0g
日局ショウキョウ 1.0g
アプローチ方法:
生薬Cがサンシシであることを確認する。
葛根湯の構成成分を確認し、サンシシが含まれていないことを示す。
利胆作用が葛根湯の適応症とは関連しないことを指摘する。
選択肢 4: Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。
論点:
生薬の同定:
Dは「ハンゲ」(カラスビシャクの塊茎)であり、正しい。瀉下作用:
ハンゲには消化器系の調整作用や嘔吐の抑制作用があり、半夏瀉心湯に配合されるが、瀉下作用は期待されない。半夏瀉心湯の適応:
半夏瀉心湯は、消化器系の炎症や機能不全の改善を目的としており、瀉下作用を目的とした生薬は含まれない。
半夏瀉心湯 有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局ハンゲ 5.0g
日局オウゴン 2.5g
日局ショウキョウ 2.5g
日局ニンジン 2.5g
日局カンゾウ 2.5g
日局タイソウ 2.5g
日局オウレン 1.0g
アプローチ方法:
生薬Dがハンゲであることを確認する。
ハンゲの薬理作用を確認し、瀉下作用がないことを示す。
半夏瀉心湯の適応症に瀉下が含まれないことを根拠に、この選択肢を誤りと判断する。
選択肢 5: Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。
論点:
生薬の同定:
Eは問題中で「キョウニン」とされており、ショウキョウではない。六君子湯の構成:
六君子湯にはショウキョウが少量含まれる。ショウキョウには鎮嘔作用や健胃作用があるが、キョウニンには期待されない。
アプローチ方法:
生薬Eがキョウニンであることを確認する。
六君子湯の構成成分を確認し、ショウキョウが含まれるがキョウニンが含まれないことを示す。
選択肢における生薬名の誤りを根拠に、この選択肢を誤りと判断する。
文献エビデンスと根拠のリスト化
各選択肢に関連する生薬や漢方処方に関する情報は、以下の文献および標準資料に基づいて解釈されます。
選択肢 1: 麻黄湯とキョウニン
生薬名: キョウニン(杏仁)
薬理作用: 鎮咳作用、去痰作用、呼吸中枢の抑制。主成分はアミグダリン。
配合目的: 麻黄湯では、咳や喘息の緩和のために配合される。
参考文献: 日本薬局方、湯本浩之『漢方処方解説』。
誤り: 選択肢における「A=ショウキョウ」では鎮咳作用は期待できない。
選択肢 2: 大建中湯とサンショウ
生薬名: サンショウ(山椒)
薬理作用: 消化管運動促進作用、健胃作用、体を温める作用(芳香族化合物による)。
配合目的: 腹部の冷えや痛みの緩和、大腸機能の改善。
参考文献: 日本薬局方、大塚敬節『漢方医学大辞典』。
正当性: サンショウの作用が大建中湯の主な適応症(冷えによる腹痛)に合致。
選択肢 3: 葛根湯とサンシシ
生薬名: サンシシ(山梔子)
薬理作用: 消炎作用、利胆作用、肝保護作用。主成分はゲニポシド。
葛根湯: サンシシは含まれない(構成: カッコン、マオウ、ケイヒなど)。
参考文献: 日本薬局方、熊谷崇『漢方の基本と応用』。
誤り: サンシシは葛根湯の構成生薬ではなく、利胆作用は処方目的と異なる。
選択肢 4: 半夏瀉心湯とハンゲ
生薬名: ハンゲ(半夏)
薬理作用: 消化器系機能調整作用、鎮嘔作用(トリテルペンサポニンが関与)。
瀉下作用: 含まれない。
半夏瀉心湯: 胃腸障害の緩和が主目的。
参考文献: 日本薬局方、湯本浩之『漢方処方解説』。
誤り: 瀉下作用は配合目的とならない。
選択肢 5: 六君子湯とショウキョウ
生薬名: ショウキョウ(生姜)
薬理作用: 鎮嘔作用、健胃作用。主成分はジンゲロール、ショウガオール。
六君子湯: ショウキョウが含まれる(健胃作用のため)。
参考文献: 日本薬局方、大塚敬節『漢方医学大辞典』。
誤り: 生薬Eはキョウニンであり、ショウキョウではない。
最終結論: 正しい選択肢
選択肢 2「Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。」が正解です。
他の選択肢は、いずれも生薬の同定や薬効、配合目的において誤りがあります。
まとめ
A. ショウキョウ (Zingiber officinale Roscoe; 生姜)
薬効:
鎮嘔作用: 嘔吐や吐き気を抑える作用があり、消化器疾患や乗り物酔いに効果的。
健胃作用: 胃の運動を調節し、消化機能を高める。
抗炎症作用: 炎症性疾患の軽減に寄与。
薬理作用機序:
6-ギンゲロール: ショウキョウの主要な辛味成分であり、消化管の運動を調節するとともに、セロトニン受容体(5-HT3受容体)を拮抗することで鎮嘔作用を発揮。
抗酸化作用: 活性酸素を抑制し、胃粘膜の保護作用を示す。
抗炎症: シクロオキシゲナーゼ(COX)やリポキシゲナーゼ(LOX)を阻害することで、炎症性メディエーターの生成を抑制。
B. サンショウ (Zanthoxylum piperitum; 山椒)
薬効:
健胃作用: 胃の蠕動運動を促進し、食欲不振や消化不良を改善。
鎮痛作用: 局所麻酔様効果があり、胃腸の痛みを和らげる。
温熱作用: 体を温め、冷え性や腹部の冷えを改善。
薬理作用機序:
ヒドロキシ-α-サンショオール: サンショウ特有の辛味成分が、胃の知覚神経を刺激し、蠕動運動を促進。
麻酔様作用: ナトリウムチャネルを阻害し、局所麻酔作用を発揮。
血流促進: 体表の血流を改善し、温熱効果を生む。
C. サンシシ (Gardenia jasminoides; 山梔子)
薬効:
利胆作用: 胆汁分泌を促進し、肝機能をサポート。
鎮静作用: ストレスや興奮を抑え、リラックス効果をもたらす。
抗炎症作用: 炎症性疾患や肝障害を軽減。
薬理作用機序:
ゲニポシド: 胆汁酸の生成を促進することで利胆作用を発揮。
抗酸化作用: 肝細胞を酸化ストレスから保護し、肝障害を軽減。
抗炎症: 炎症性サイトカインの産生を抑制。
D. ハンゲ (Pinellia ternata; 半夏)
薬効:
鎮嘔作用: 吐き気を抑え、消化器症状を改善。
去痰作用: 気道の粘液を排出しやすくし、呼吸を楽にする。
消化促進作用: 胃腸の運動を調節。
薬理作用機序:
アルカロイド成分: 嘔吐中枢に作用し、吐き気を抑える。
粘液調節: 粘液の粘性を低下させ、痰の排出を助ける。
抗コリン作用: 胃腸の運動を調整。
E. キョウニン (Prunus armeniaca; 杏仁)
薬効:
鎮咳作用: 気道の炎症を抑え、咳を軽減。
緩下作用: 腸の運動を助け、便秘を改善。
鎮痛作用: 軽度の鎮静効果。
薬理作用機序:
アミグダリン: 加水分解によりベンズアルデヒドやシアン化物を生成し、延髄の咳中枢を抑制。
腸管調節: 腸の運動を促進し、排便を助ける。
抗炎症作用: 軽度の炎症性反応を抑制。
文献リスト:
厚生労働省: 第18改正日本薬局方(生薬等の標準品情報)。
PMDA医薬品添付文書: 各漢方薬の成分および効能。
Chen, C., et al. (2008). "Chemical and pharmacological aspects of ginger: A review." Food Chemistry 107(4): 1397-1404.
Wang, C., et al. (2017). "Pharmacological and therapeutic applications of Gardenia jasminoides." Frontiers in Pharmacology 8: 101.
Japanese Kampo Medicine Research Society. "The role of Pinellia Tuber in traditional Japanese Kampo formulations." Journal of Kampo Medicine 24(1): 15-25.
Zhou, Y., et al. (2015). "The antitussive effect of Prunus armeniaca on experimentally induced cough in mice." Journal of Ethnopharmacology 163: 158-165.
以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか?
大丈夫です。
完全攻略を目指せ!
はじめましょう。
薬剤師国家試験の薬学理論問題【化学】から生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症を論点とした問題です。
なお、以下の解説は、著者(Yukiho Takizawa, PhD)がプロンプトを作成して、その対話に応答する形でGPT4o & Copilot 、Gemini 1.5 Pro、またはGrok 2 (beta) が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。
生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。
Here we go.
第106回薬剤師国家試験|薬学理論問題 /
問108
一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物】
化学|問 106-108
Q. 写真A~Eに示した生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

■選択肢
1. Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。
2. Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。
3. Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。
4. Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。
5. Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。
■■GPT4o
化学|問 106-108
■論点|生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症
この問題の論点は、生薬の分類および漢方薬の配合意図に関する知識を特定することです。
■解説1|
Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。(選択肢2)[正しい]
サンショウ(Zanthoxylum piperitum)の果皮は、特有の芳香と辛味を持ち、健胃作用、鎮痛作用、および消化機能促進作用が確認されています。
大建中湯は、腹部の冷感や胃腸弛緩症状を改善する漢方処方で、サンショウはその中で温める作用を担います。
PMDAの医療用添付文書によると、大建中湯の成分には日局サンショウが含まれています。
■解説2|
生薬の特徴
サンショウの外観(暗黄赤色~暗赤褐色、油室による多数のくぼみ)は特徴的で、芳香と辛味、舌を麻痺させる感覚があり、漢方薬において消化器症状改善に活用されます。
大建中湯の作用機序
大建中湯は、冷えや腹部膨満感を伴う症状の改善を目的とし、サンショウとニンジン、カンキョウが補助的に胃腸の機能を調整します。
臨床的エビデンス
サンショウの辛味成分であるサンショールは腸管の蠕動運動を促進し、胃腸の冷えによる症状改善に寄与します。
■結論|
正しい選択肢は「2」です。Bはサンショウで、健胃作用を期待して大建中湯に配合されています。
■補足|
Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。(選択肢1)[誤り]
麻黄湯にはキョウニンが配合されていますが、Aはショウキョウでありキョウニンではありません。
Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。(選択肢3)[誤り]
サンシシは利胆作用を持ちますが、葛根湯の構成生薬ではなく、葛根湯にはショウキョウが少量含まれています。
Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。(選択肢4)[誤り]
半夏瀉心湯にハンゲは含まれますが、その作用は主に消化器症状の調整(吐き気の抑制)であり、瀉下作用ではありません。
Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。(選択肢5)[誤り]
ショウキョウは六君子湯に含まれていますが、Eはキョウニンであり、ショウキョウではありません。
■Lecture
論点解説 各生薬(A~E)が配合された漢方薬の情報 まとめ
出典:第18改正日本薬局方 医薬品各条 生薬等
A. ショウキョウ
葛根湯エキス
カッコン
マオウ
タイソウ
ケイヒ
シャクヤク
カンゾウ
ショウキョウ
葛根湯加川芎辛夷エキス
カッコン
マオウ
タイソウ
ケイヒ
シャクヤク
カンゾウ
ショウキョウ
センキュウ
シンイ
加味帰脾湯エキス
ニンジン
ビャクジュツ
ソウジュツ
ブクリョウ
サンソウニン
リュウガンニク
オウギ
トウキ
オンジ
サイコ
サンシシ
カンゾウ
モッコウ
タイソウ
ショウキョウ
ボタンピ
加味逍遙散エキス
トウキ
シャクヤク
ビャクジュツ
ソウジュツ
ブクリョウ
サイコ
ボタンピ
サンシシ
カンゾウ
ショウキョウ
ハッカ
呉茱萸湯エキス
ゴシュユ
ショウキョウ
ニンジン
タイソウ
柴胡桂枝湯エキス
サイコ
ハンゲ
オウゴン
シャクヤク
タイソウ
ニンジン
ケイヒ
カンゾウ
ショウキョウ
柴朴湯エキス
サイコ
ハンゲ
ブクリョウ
オウゴン
コウボク
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
ソヨウ
ショウキョウ
柴苓湯エキス
サイコ
ハンゲ
ショウキョウ
オウゴン
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
タクシャ
チョレイ
ブクリョウ
ビャクジュツ
ソウジュツ
ケイヒ
小柴胡湯エキス
サイコ
ハンゲ
ショウキョウ
オウゴン
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
小青竜湯エキス
マオウ
シャクヤク
カンキョウ
ショウキョウ
カンゾウ
ケイヒ
サイシン
ゴミシ
ハンゲ
真武湯エキス
ブクリョウ
シャクヤク
ビャクジュツ
ソウジュツ
ショウキョウ
ブシ
ブシ末
大柴胡湯エキス
サイコ
ハンゲ
オウゴン
シャクヤク
タイソウ
キジツ
ショウキョウ
ダイオウ
釣藤散エキス
チョウトウコウ
チンピ
ハンゲ
バクモンドウ
ブクリョウ
ニンジン
ボウフウ
キクカ
カンゾウ
ショウキョウ
セッコウ
半夏厚朴湯エキス
ハンゲ
ブクリョウ
コウボク
ソヨウ
ショウキョウ
半夏瀉心湯エキス
ハンゲ
オウゴン
カンキョウ
ショウキョウ
ニンジン
カンゾウ
タイソウ
オウレン
防已黄耆湯エキス
ボウイ
オウギ
ビャクジュツ
ソウジュツ
ショウキョウ
タイソウ
カンゾウ
防風通聖散エキス
トウキ
シャクヤク
センキュウ
サンシシ
レンギョウ
ハッカ
ショウキョウ
ケイガイ
ボウフウ
ハマボウフウ
マオウ
ダイオウ
ボウショウ
無水ボウショウ
ビャクジュツ
キキョウ
オウゴン
カンゾウ
セッコウ
カッセキ
補中益気湯エキス
ニンジン
ビャクジュツ
ソウジュツ
オウギ
トウキ
チンピ
タイソウ
サイコ
カンゾウ
ショウキョウ
カンキョウ
ショウマ
六君子湯エキス
ニンジン
ビャクジュツ
ソウジュツ
ブクリョウ
ハンゲ
チンピ
タイソウ
カンゾウ
ショウキョウ
B. サンショウ
苦味チンキ
トウヒ
センブリ
サンショウ
無コウイ大建中湯エキス
サンショウ
ニンジン
カンキョウ
C. サンシシ
防風通聖散エキス
トウキ
シャクヤク
センキュウ
サンシシ
レンギョウ
ハッカ
ショウキョウ
ケイガイ
ボウフウ
ハマボウフウ
マオウ
ダイオウ
ボウショウ
無水ボウショウ
ビャクジュツ
キキョウ
オウゴン
カンゾウ
セッコウ
カッセキ
温清飲エキス
トウキ
ジオウ
シャクヤク
センキュウ
オウゴン
サンシシ
オウレン
オウバク
パップ用複方オウバク散
オウバク末
サンシシ末
カンフル
メントール
黄連解毒湯エキス
オウレン
オウバク
オウゴン
サンシシ
加味帰脾湯エキス
ニンジン
ビャクジュツ
ソウジュツ
ブクリョウ
サンソウニン
リュウガンニク
オウギ
トウキ
オンジ
サイコ
サンシシ
カンゾウ
モッコウ
タイソウ
ショウキョウ
ボタンピ
D. ハンゲ
柴胡桂枝湯エキス
サイコ
ハンゲ
オウゴン
シャクヤク
タイソウ
ニンジン
ケイヒ
カンゾウ
ショウキョウ
柴朴湯エキス
サイコ
ハンゲ
ブクリョウ
オウゴン
コウボク
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
ソヨウ
ショウキョウ
柴苓湯エキス
サイコ
ハンゲ
ショウキョウ
オウゴン
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
タクシャ
チョレイ
ブクリョウ
ビャクジュツ
ソウジュツ
ケイヒ
小柴胡湯エキス
サイコ
ハンゲ
ショウキョウ
オウゴン
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
小青竜湯エキス
マオウ
シャクヤク
カンキョウ
ショウキョウ
カンゾウ
ケイヒ
サイシン
ゴミシ
ハンゲ
大柴胡湯エキス
サイコ
ハンゲ
オウゴン
シャクヤク
タイソウ
キジツ
ショウキョウ
ダイオウ
釣藤散エキス
* チョウトウコウ
* チンピ
* ハンゲ
* バクモンドウ
* ブクリョウ
* ニンジン
* ボウフウ
* キクカ
* カンゾウ
* ショウキョウ
* セッコウ麦門冬湯エキス
バクモンドウ
ハンゲ
コウベイ
タイソウ
ニンジン
カンゾウ
半夏厚朴湯エキス
ハンゲ
ブクリョウ
コウボク
ソヨウ
ショウキョウ
半夏瀉心湯エキス
* ハンゲ
* オウゴン
* カンキョウ
* ショウキョウ
* ニンジン
* カンゾウ
* タイソウ
* オウレン六君子湯エキス
ニンジン
ビャクジュツ
ソウジュツ
ブクリョウ
ハンゲ
チンピ
タイソウ
カンゾウ
ショウキョウ
E. キョウニン
麻黄湯エキス
マオウ
キョウニン
ケイヒ
カンゾウ
以上が、ご質問いただいた生薬(A~E)が配合された漢方薬のリストになります。各漢方薬に配合されている他の生薬も併せて記載しました。
必須問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot|matsunoya (note.com)
薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2|matsunoya
お疲れ様でした。
🍰☕🍊
では、問題を解いてみましょう!
すっきり、はっきりわかったら、合格です。
第106回薬剤師国家試験|薬学理論問題 /
問108
一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物】
化学|問 106-108
Q. 写真A~Eに示した生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

■選択肢
1. Aはキョウニンで、鎮咳作用を期待して麻黄湯に配合される。
2. Bはサンショウで、腹部を温めることや健胃作用を期待して大建中湯に配合される。
3. Cはサンシシで、利胆作用を期待して葛根湯に配合される。
4. Dはハンゲで、瀉下作用を期待して半夏瀉心湯に配合される。
5. Eはショウキョウで、鎮嘔作用や健胃作用を期待して六君子湯に配合される。
楽しく!驚くほど効率的に。
https://note.com/matsunoya_note
お疲れ様でした。
🍰☕🍊
またのご利用をお待ちしております。
ご意見ご感想などお寄せくださると励みになりうれしいです。
note からのサポート、感謝します。
今日はこの辺で、
それではまた
お会いしましょう。
Your best friend
Mats & BLNt
このコンテンツ
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-108【化学】論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症|matsunoya
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n5634be5f8696
よろしければこちらもどうぞ
薬学理論問題の論点解説 一覧です。
走る!「基本骨格」Twitter Ver.|薬剤師国家試験対策ノート @YouTube
このコンテンツの制作者|
滝沢幸穂(Yukiho.Takizawa)phD
■Facebook プロフィール
https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa
■X (Former Twitter) プロフィール 🔒
https://twitter.com/YukihoTakizawa
CONTACT|
mail: info_01.matsunoya@vesta.ocn.ne.jp (Matsunoya Client Support)
tel: 029-872-9676
日々の更新情報など、Twitter @Mats_blnt_pharm 🔒から発信しています!
🔒🐤💕 https://twitter.com/Mats_blnt_pharm
https://note.com/matsunoya_note
note.com 右上の🔍で
( matsunoya_note 🔍 )
松廼屋 Mats.theBASE
https://matsunoya.thebase.in/
サポート感謝します👍
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n5634be5f8696
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-108【化学】論点:生薬原形 / 漢方処方・配合生薬 / 薬理作用 / 配合目的 / 適応症|matsunoya
ここから先は
¥ 1,000
医療、健康分野のリカレント教育における「最強コンテンツ」を note で誰でもいつでも学習できる、 https://note.com/matsunoya_note はそんな場にしたい。あなたのサポートがあれば、それは可能です。サポート感謝します!松廼屋 matsunoya
