松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線
第109回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問204-205
一般問題(薬学実践問題)
【物理・化学・生物、衛生/実務】
■複合問題|問 109-204-205
Q. 72歳女性。近医で2年前に高血圧症及びうつ病と診断され、薬物治療が開始された。1年前から動作緩慢となり、右上肢と左下肢に振戦を自覚するようになった。最近、振戦が強くなったため総合病院を受診したところ、パーキンソン病が疑われた。担当医は、パーキンソン病の診断を裏付けるためイオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーを数週間後に施行することにした。担当医は薬剤師に、検査に関する注意事項の説明を依頼した。薬剤師がお薬手帳を確認したところ、以下の記載があった。
(お薬手帳の内容)
フルボキサミンマレイン酸塩錠75mg 1回1錠(1日2錠)|
1日2回|朝夕食後|28日分|
イルベサルタン錠100mg|1回1錠(1日1錠)|
トリクロルメチアジド錠1mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回|朝食後|28日分|
実務
問 109-204|実務
■問題文|薬剤師が患者にする説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 検査結果に影響を与えるため、検査前24時間は食事を控えてください。
2. トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をするかどうか医師と協議します。
3. 撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。
4. 検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してください。
5. 検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時間がかかります。
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物理
問 109-205|物理
■問題文|イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーはSPECTの1つである。この診断法に関連する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 123Iから放出されるγ線を検出する。
2. SPECTは、放射型のCTの一種である。
3. 放出される2本の消滅放射線を同時計測する。
4. イオフルパン(123I)注射液は、病院内のサイクロトロンで製造する必要がある。
5. ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の123Iを測定する。
Here:
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こんにちは!薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。
matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、【物理・化学・生物、衛生/実務】 の複合問題を一緒に完全攻略しよう!
今回は、第109回薬剤師国家試験|薬学実践問題 / 問204-205、論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線を徹底解説します。
薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線|matsunoya
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このコンテンツの制作者|
滝沢 幸穂 Yukiho Takizawa, PhD
https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa
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設問へのアプローチ|
薬学実践問題は原本で解いてみることをおすすめします。
まずは、複合問題や実務の問題の構成に慣れることが必要だからです。
薬学実践問題は薬剤師国家試験2日目の①、②、③ の3部構成です。
今回の論点解説では2日目の①を取り上げています。
厚生労働省|過去の試験問題👇
第109回(令和6年2月17日、2月18日実施)
第108回(令和5年2月18日、2月19日実施)
第107回(令和4年2月19日、2月20日実施)
第106回(令和3年2月20日、2月21日実施)
第109回薬剤師国家試験 問204-205(問109-204-205)では、SPECT(イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィー)に関する知識を物理および実務のそれぞれの科目の視点から複合問題として問われました。
複合問題は、各問題に共通の冒頭文とそれぞれの科目別の連問で構成されます。
冒頭文は、問題によっては必要がない情報の場合もあるため、最初に読まずに、連問すべてと選択肢に目を通してから、必要に応じて情報を取得するために読むようにすると、時間のロスが防げます。
1問、2分30秒で解答できればよいので、いつも通り落ち着いて一問ずつ別々に解けば大丈夫です。
出題範囲は、それぞれの科目別の出題範囲に準じています。
連問と言ってもめったに連動した問題は出ないので、平常心で取り組んでください。
💡ワンポイント
複合問題ですが、問109-204-205を解くうえで必要な情報は、黄色い線で示した部分です。
それ以外の情報取得は必要がないです。読んでいると時間のロスに繋がります。

問109-204および問109-205は、イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーに関する記述の正誤を問う問題です。
医療用医薬品添付文書とSPECTの理解が必要です。
冒頭文で必要な情報は、
説明する検査(イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィー)
です。
今回、論点にはなっていませんが、「フェニルトロパン系化合物の脳内モノアミントランスポーターへの結合親和性に関する知見は,1990年代初頭に多数報告され,ドパミントランスポーター(以下,DAT)に高い親和性を持つことが明らかにされた。」という開発の経緯が面白かったです。

論点に関連する内容としては、イオフルパン(123I) の有効期限(検定日時から7時間)が医療用医薬品添付文書のどこに書いてあるか、確認しておこう。
あと、剤型(プレフィルドシリンジ製剤 ※インタビューフォームに記載)と投与後の検査のタイミング(3時間から6時間後)も着目ポイントです。
時間にゆとりがない人は、論点およびポイントから読んでくださいね。
上記の太字を選択して Ctrl + F でジャンプできます。
🫛豆知識 医療用医薬品添付文書等
医療用医薬品添付文書等を一読しておくと応用力がつきます。
PMDA 医療用医薬品添付文書等 イオフルパン(123I)
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以下、医療用医薬品添付文書等から抜粋します。
貯法・有効期間
貯法
室温保存
有効期間
検定日時から7時間
薬効分類名
放射性医薬品
一般的名称
イオフルパン(123I)注射液
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤及び本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3. 組成・性状
3.1 組成
ダットスキャン静注
有効成分1バイアル(2.25mL)中
イオフルパン(123I)(検定日時において) 167MBq
添加剤1バイアル(2.25mL)中
日本薬局方無水エタノール 0.1125mL,pH調整剤2成分
4. 効能又は効果
以下の疾患の診断におけるドパミントランスポーターシンチグラフィ
パーキンソン症候群
レビー小体型認知症
以下、インタビューフォームから抜粋します。
(解説)
ドパミントランスポーター(以下,DAT)は,黒質線条体ドパミン神経の終末部より放出されるドパミ ンの再取込みを行っている膜蛋白質である。
黒質線条体ドパミン神経は黒質に起始核を有する神経であ り,DATは線条体内に存在する黒質線条体ドパミン神経の終末部に高発現する。
線条体のDATはパーキ ンソン症候群の主要な疾患であるパーキンソン病,及びレビー小体型認知症において発現量が低下する ことが知られている4),5)。
本剤の有効成分であるイオフルパン(123I)は,DATに高い親和性で結合する。 本剤はシンチグラフィにより DAT の分布を画像化することで,黒質線条体ドパミン神経の脱落の有無 を確認することが可能な診断用放射性医薬品である。
1) パーキンソン症候群
臨床診断の確定したパーキンソン症候群患者,本態性振戦患者及び健康成人を対象とし,組入れ時の臨 床診断を真のスタンダードに用いた国内第Ⅲ相試験及び海外第Ⅲ相試験について,国内第Ⅲ相試験の主 要評価項目である投与後3時間の感度及び特異度を海外第Ⅲ相試験の結果と比較したところ, 国内外の試験成績に大きな差はなく,日本人においても外国人同様に高い診断精度を示すことが確認さ れた(表)。
表 画像読影委員会による盲検下のSPECT画像読影の診断精度(パーキンソン症候群)

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6. 用法及び用量
通常,成人には本剤1バイアル(111~185MBq)を静脈内投与し,投与後3~6時間に頭部のシンチグラムを得る。
以下、インタビューフォームから抜粋します。
(1)用法及び用量の解説
通常,成人には本剤1バイアル(111~185MBq)を静脈内投与し,投与後3~6時間に頭部のシンチグ ラムを得る。
(2)用法及び用量の設定経緯・根拠
1) 用量
海外において,世界保健機構のカテゴリーⅡの限度値の範囲内であり,欧州における核医学検査の実効線量の平均値を下回る投与量として,パーキンソン症候群患者を対象に 185MBq までの投与量での 有効性を探索的に評価した結果,111~185MBqの投与量で黒質線条体ドパミン神経の脱落を可視化で きる可能性が示された。
その後,検証試験を経て,本剤の111~185MBqがパーキンソン症候群及びレ ビー小体型認知症の診断に有用であることが示された。
なお,185MBqを超える用量はパーキンソン症候群及びレビー小体型認知症を診断する上で,被曝線量が増えるデメリットを上回る新たなベネフィットがないと考えられたことから,111~185MBqがパーキンソン症候群及びレビー小体型認知症の診 断の至適用量であると判断された。
国内第Ⅲ相試験では,本剤111MBq又は185MBqを投与し,日本人パーキンソン症候群患者及びレビー小体型認知症患者を対象に,有効性及び安全性を検証した。
その結果,本剤の投与量は,安全に使用でき,海外試験と同様の診断精度が得られる111~185MBqとした。
なお, 本剤はヨウ素-123として1バイアル中に検定日時において167MBqを含有する。
放射能はヨウ素-123 の物理的半減期(13.2235時間)に従って減衰するため,検定日時の2時間前に185MBqとなり, 検定日時の7.8時間後に111MBqとなる(図)。

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9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 飲酒に対し強い反応を示す患者
本剤を投与する場合には問診により適切かどうか判断すること。本剤はエタノールを5%含有するため,アルコールの中枢神経系への影響が強くあらわれるおそれがある。
9.1.2 排尿障害のある患者
膀胱部の被曝が増加することがある。[16.3.2 参照]
以下、インタビューフォームから抜粋します。
(解説)
本剤は投与後代謝され,高率かつ速やかに尿中に排泄されることから,排尿障害のある患者は膀胱部 の被曝が増加する可能性があるため設定した。
国内の臨床試験20)において,投与当日から尿中排泄が確認され,投与後48時間における尿中排泄率 は投与放射能の約41%であった。(「Ⅶ.5.分布 [吸収線量]」及び「Ⅶ.7.排泄」の項参照)
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
血中に滞留することがある。[16.5 参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者
血中に滞留することがある。[16.4 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
選択的セロトニン再取り込み阻害薬
・フルボキサミンマレイン酸塩
・パロキセチン塩酸塩水和物
・塩酸セルトラリン
線条体と背景組織における本剤の集積比が上昇する可能性がある。画像を評価する際に留意すること。
本剤は背景組織に発現するセロトニントランスポーターにも結合するため,背景組織における本剤の集積が低下する可能性がある。
中枢神経刺激薬
・メチルフェニデート塩酸塩
三環系抗うつ剤
・アモキサピン
食欲抑制剤
・マジンドール
コカイン系製剤
・コカイン塩酸塩
中枢興奮剤
・メタンフェタミン塩酸塩
線条体における本剤の集積低下の原因となる可能性がある。画像を評価する際に留意すること。
線条体における本剤の特異的結合を競合的に阻害する可能性がある。
16. 薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人に本剤144~216MBqを単回静脈内投与したとき,本剤は投与後速やかに血中から消失し,投与後5分には投与放射能の約5.7%のみが全血中に残留した1)。
16.3 分布
16.3.1 本剤は投与後脳内に速やかに取り込まれ,投与後15分には投与放射能の約6.5%に達し,投与後5時間には約2.7%に減少した。投与放射能の5%以上が集積した臓器は肺,肝臓,脳及び腹部であったが著しい集積や滞留は見られなかった。血中での蛋白非結合率は約7%と推察された1)。
16.4 代謝
本剤は主にエステル結合の加水分解及び脱アルキル化を受け尿中に排泄された1) 。[9.3.1 参照]
以下、インタビューフォームから抜粋します。
(1)代謝部位及び代謝経路
国内第Ⅰ相試験[NMA98P1試験]において,健康成人12名にイオフルパン(123I) 144~216MBqを静脈内 投与したときの血漿中及び尿中放射化学的成分を検討した。
同定可能な成分のうち,大半をFP-CIT acid(123I)及びN -nor-CIT acid(123I)が占めたことから,イオフルパン(123I)は主にエステル結合の加 水分解及び脱アルキル化を受け尿中へ排泄されることが明らかとなった19)。推定される主な代謝経 路のフローチャートを図に示す。肝臓のエステラーゼ及びCYP3A4により主に代謝されると推測され る20),21)。

出典: PMDA 医療用医薬品添付文書等 イオフルパン(123I)
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注意:本剤の承認されている用法・用量は「通常,成人には本剤1バイアル(111~185MBq)を静脈 内投与し,投与後3~6時間に頭部のシンチグラムを得る。」である。
16.5 排泄
投与当日から尿中排泄が確認され,投与後48時間における尿中排泄率は投与放射能の約41%であった1)。[9.2.1 参照]
14. 適用上の注意
14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 投与時に注射部位疼痛の起こる可能性を抑えるため,少なくとも15秒以上かけて本剤を静脈内に投与すること。
14.1.2 膀胱部の被曝を軽減させるため,撮像前後にできるだけ患者に水分を摂取させ,排尿させること。
以下、インタビューフォームから抜粋します。
(解説)
被験者に対する被曝を可能な限り軽減させるべきであると考えられることから設定した。 本剤は投与後代謝され,高率かつ速やかに尿中に排泄されるため,検査終了後は排尿の回数を増やすこ とにより,膀胱部の被曝を軽減させることができる。
14.2 診断上の注意
診断は他の関連する検査結果や臨床症状等を併せた根拠に基づいて総合的に判断すること。
18. 薬効薬理
18.1 測定法
本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。
18.2 集積機序
ドパミントランスポーターは,黒質線条体ドパミン神経の終末部が位置する線条体に高発現する。線条体のドパミントランスポーターは,パーキンソン病やレビー小体型認知症において発現量が低下することが知られている7),8)。ラット脳内分布試験9),in vivo結合阻害/置換試験10),及びパーキンソン病モデルサルを作成して実施したSPECT評価10)の結果,本剤は線条体に高い集積を示し,その集積がドパミントランスポーターへの結合を反映したものであることが示された。
したがって,本剤を用いた検査により,ドパミントランスポーター発現量の低下の有無を評価することができる。
19. 有効成分に関する理化学的知見
19.1 イオフルパン(123I)
一般名
イオフルパン(123I)(Ioflupane (123I))
以下、インタビューフォームから抜粋します。
1.開発の経緯
ダットスキャンⓇ静注(以下,本剤)は,有効成分イオフルパン(123I)を含有する診断用放射性医薬品で あり,パーキンソン症候群(以下,PS)及びレビー小体型認知症(以下,DLB)の診断を目的に開発された。 フェニルトロパン系化合物の脳内モノアミントランスポーターへの結合親和性に関する知見は,1990年 代初頭に多数報告され 1),2),ドパミントランスポーター(以下,DAT)に高い親和性を持つことが明ら かにされた。
イオフルパン(123I)は,米国Research Biochemicals International社のNeumeyerらによ って1994年に報告されたフェニルトロパン系化合物であり,DATに対する高い親和性を有することが 報告された3)。
黒質線条体ドパミン神経は,黒質に起始核を有する神経であり,DATは線条体内に存在する黒質線条体 ドパミン神経の終末部に高発現する。DATは黒質線条体ドパミン神経の終末部より放出されるドパミン の再取込みを行っている膜蛋白質である。線条体のDATはPSの主要な疾患であるパーキンソン病(以 下,PD),及びDLBにおいて発現量が低下することが知られている4),5)。
本剤を用いたシングルフォトンエミッションコンピュータ断層撮影(以下,SPECT)検査により,DATの 脳内分布を可視化することが可能である。
海外での本剤の開発はAmersham plc(英国)(現GE Healthcare Limited)が行い,2020年7月現在, 海外40の国又は地域で承認されている。
構造式

核物理学的特性
123Iとして:
・物理的半減期:13.2235時間
・主γ線エネルギー:159keV(83.3%)
20. 取扱い上の注意
本剤は,医療法その他の放射線防護に関する法令,関連する告示及び通知等を遵守し,適正に使用すること。
以下、インタビューフォームから抜粋します。
放射性医薬品を診療使用する際には,医療法(第7条)に基づく許可及び医療法施行規則(第28条) に基づく届出を行うこと。
放射性医薬品であるため管理区域内で使用すること。
使用に際しては放射線を適切に遮蔽すること。
22. 包装
167MBq(2.25mL)[1シリンジ]
以下、インタビューフォームから抜粋します。
2.その他の関連資料
患者向け資材
・ドパミントランスポーター SPECT検査を受ける患者様へ 検査を受けるにあたって
(日本メジフィジックス株式会社ホームページ https://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk06.pdf )
・核医学検査の手引き ドパミントランスポーターシンチグラフィ 検査を受けるにあたって
(日本メジフィジックス株式会社ホームページ https://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk05.pdf )
シリンジ使用方法

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1.鉛容器のセイフティバンドを矢印の方向に引っ張って切り取る。
注意:セイフティバンドを上方向に引っ張らないこと。
2.上蓋を外す(反時計回りに回すと自然に外れる)。 注意:上蓋を上方に引っ張って外さないこと。
3.プランジャーを取り付ける。
4.鉛容器から取り出す(シールドキャップを持って取り出せる)。
5.先端のゴムキャップを取り,針等(両刃針,ルアーアダプタ,他)を取り付ける。
6.患者に投与する。
患者向け資材
・ドパミントランスポーター SPECT検査を受ける患者様へ 検査を受けるにあたってhttps://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk06.pdf
以下抜粋します。
ドパミントランスポーターSPECT検査の画像と仕組み
ドバミン神経細胞には、ドパミンを再び取り込み、ドパミン量を調整する部分(ドパミントランスポーター)があります。ドパミン神経細胞が壊れると同じくドパミントランスポーターが減少します。この変化を画像でとらえているのです。
白く見える部分(➡)が 脳 の「線条体」という部分のドパミン神経細胞。パーキンソン病ではドパミン神経細胞が減少するため、健康な人の場合と比べて白く見えた部分が小さくなります。

https://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk06.pdf

成人の実効線量(0.025 mSv/MBq)より算出
【参考資料】 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
● 量子医学・医療部門 CT検査など医療被ばくに関するQ&A : https://www.qst.go.jp/site/qms/1889.html
● 放射線医学総合研究所 放射線被ばくの早見図Ver 180516 : https://www.nirs.qst.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/20180516.pdf
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 ホームページ「放射線被ばくの早見図」より作成(https://www.nirs.qst.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/20180516.pdf : 最終閲覧日 2020年12月8日
出典: 患者向け資材 ・ドパミントランスポーター SPECT検査を受ける患者様へ 検査を受けるにあたって https://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk06.pdf
検査前
診察を受けます。
症状に合わせて検査の計画を立てます。疑問や不安がありましたら、納得のいくまで確認しておきましょう。
妊娠中や授乳中の方、アルコールに過敏な方、その他過敏症の既往歴のある方、何らかの治療薬を服用中の方は申し出て下さい。
検査の予約をしてください。
検査に使うくすりは検査日当日しか使えないため、検査予定に合わせて用意をします。
直前のキャンセルは難しいため、確実に来られる日に予約してください。
検査当日のキャンセルや予約時間に遅れた場合には検査薬を使用できなくなることがあるため、所定のキャンセル料をいただくことがあります。
注意事項、指示を確認しておきましょう。
検査当日
検査室に入り準備します。
専用のスリッパに履き替え、眼鏡や大きなピンなど頭部につけている金属製品をはずします。
くすりを注射します。
検査に必要な放射性医薬品を静脈注射します。
3~6時間待ちます。
撮影をします(約30分)
装置のベッドに仰向けに寝ている間に頭の周りをカメラが回ったり、トンネルのようなカメラの中に頭を入れたりして撮影します。
検査中は頭を動かさないでください。約30分で終わります。
もし気分がわるくなったら我慢せずお申し出ください。
検査後
結果の説明を聞きます。
当日、または後日担当医から説明があります。
他の検査結果と合わせて診断を行います。
出典: 患者向け資材
・ドパミントランスポーター SPECT検査を受ける患者様へ 検査を受けるにあたってhttps://www.nmp.co.jp/sites/default/files/public/download/pdf/tbk06.pdf
出典:
PMDA 医療用医薬品添付文書等 イオフルパン(123I)
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まず基本的な知識について復習しておきましょう。
■■GPT4o
SPECT(単光子放射断層撮影, Single Photon Emission Computed Tomography)とは
SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)は、放射性医薬品を体内に投与し、その体内分布をγ線カメラで検出し、三次元画像を構築する核医学検査法の一種です。
これは脳・心臓・骨・腫瘍などの機能評価に使用され、特に脳内ドパミントランスポーターの可視化に有効です。
SPECTの原理
放射性医薬品の投与
患者にγ線を放出する放射性医薬品(例:¹²³Iイオフルパン、⁹⁹ᵐTc標識薬剤)を静脈注射する。
医薬品は特定の臓器や受容体に結合し、その分布を反映する。
γ線の検出
放射性同位元素から放出される単一のγ線(single photon)を、ガンマカメラで検出する。
複数の方向から撮影し、収集したデータを処理して断層画像を再構成する。
データの解析
コンピュータ解析により、臓器の機能情報を三次元画像として可視化する。
たとえば、脳のドパミントランスポーター(DAT)の結合能を評価することで、パーキンソン病の診断補助が可能。
SPECTの特徴
項目|説明
画像情報
主に機能情報(血流・代謝・受容体結合)を反映
放射線源
γ線を放出する放射性医薬品(¹²³I、⁹⁹ᵐTc など)
検出方式
ガンマカメラで単一のγ線を検出
分解能
約5〜10 mm(PETより低い)
主な用途
脳疾患(パーキンソン病、認知症)、心筋血流評価、骨シンチ、腫瘍診断
PETとの比較
SPECTとよく比較されるPET(陽電子放出断層撮影)の違いは以下の通りです。
項目
SPECT
PET
放射線の種類
SPECT: 単一のγ線
PET : 陽電子(β⁺)放出 → 消滅放射線(511 keVのγ線対)を検出
使用する同位元素
SPECT: ¹²³I, ⁹⁹ᵐTc, ²⁰¹Tl など
PET : ¹⁸F, ¹¹C, ¹³N, ¹⁵O など
画像の分解能
SPECT: 約5〜10 mm
PET : 約2〜5 mm(SPECTより高解像度)
診断の精度
SPECT: 中程度(半定量評価が主)
PET : 高い(定量評価が可能)
機能評価
SPECT: 受容体結合、血流、骨代謝 など
PET : グルコース代謝、酸素消費、神経伝達 など
検査コスト
SPECT: 比較的安価
PET : 高価(専用加速器が必要)
SPECTの臨床応用
脳神経疾患
¹²³I-イオフルパン(ダットスキャン):パーキンソン病の診断補助
⁹⁹ᵐTc-HMPAO or ECD:脳血流評価(認知症・脳梗塞)
心疾患
⁹⁹ᵐTc-MIBI:心筋血流シンチ(虚血性心疾患)
腫瘍診断
²⁰¹Tlシンチグラフィー:悪性腫瘍の診断
骨疾患
⁹⁹ᵐTc-MDP:骨転移の評価
引用文献リスト
日本核医学会「SPECTによる画像診断ガイドライン」2021年版
Zubal IG et al. "Three-dimensional SPECT imaging" J Nucl Med, 1994.
Varrone A et al. "Imaging of Dopamine Transporters with SPECT" Eur J Nucl Med Mol Imaging, 2013.
日本医学放射線学会「核医学画像診断の基礎と臨床」医学書院, 2019年.
Cherry SR et al. "Physics in Nuclear Medicine" Elsevier, 2018.
このように、SPECTは放射性医薬品を用いた機能的画像診断法であり、パーキンソン病の診断補助を含む多くの領域で活用されています。
専用加速器が必要な放射性医薬品を用いた診断法
放射性医薬品を用いた診断法の中で、専用加速器(サイクロトロン)を必要とするものにはPET(陽電子放出断層撮影, Positron Emission Tomography)が代表的です。
PETでは、陽電子(β⁺)を放出する放射性同位元素を標識した医薬品を用います。
PET(陽電子放出断層撮影)とは
PETは、体内に投与した放射性医薬品が特定の臓器や組織に取り込まれる様子を可視化し、代謝・血流・受容体結合の情報を得る診断法です。
原理
放射性医薬品の投与
PET用放射性医薬品(例:¹⁸F-FDG)を患者に静脈注射する。
医薬品は特定のターゲット(糖代謝・神経伝達・血流 など)に集積する。
陽電子(β⁺)放出
放射性同位元素(例:¹⁸F)が壊変し、陽電子(β⁺)を放出。
陽電子は電子(e⁻)と衝突して消滅放射線(511 keVのγ線対)を放出する。
消滅放射線の検出
PETスキャナは、180度反対方向に飛ぶ2本のγ線を同時計測(コインシデンス検出)。
これにより、放射性医薬品が集積している位置を高精度に特定できる。
画像の再構成
コンピュータ解析によって三次元画像を作成し、病変や臓器機能を評価する。
専用加速器(サイクロトロン)が必要な理由
PETで用いられる放射性同位元素(¹⁸F, ¹¹C, ¹³N, ¹⁵O など)は、自然界には存在せず、人工的に製造する必要があります。
これらの同位元素は半減期が非常に短いため、医療機関内または近隣の施設でリアルタイムに製造しなければなりません。
サイクロトロン(加速器)を用いて、高速の陽子や重陽子をターゲット物質(酸素, 窒素, 炭素 など)に衝突させることで、放射性同位元素を生成する。
例えば、¹⁸Fは、¹⁸O(水)に陽子を照射することで製造される(¹⁸O(p,n)¹⁸F 反応)。
PETで使用される代表的な放射性医薬品
放射性同位元素|
医薬品名(標識分子)|用途|半減期|
¹⁸F(フッ素-18)|
¹⁸F-FDG(フルオロデオキシグルコース)|がん診断・脳機能評価(糖代謝)|約110分|
¹¹C(炭素-11)|
¹¹C-Raclopride|ドーパミンD2受容体(神経疾患)|約20分|
¹³N(窒素-13)|
¹³N-アンモニア|心筋血流評価|約10分|
¹⁵O(酸素-15)|
¹⁵O-水|脳・心筋の血流評価|約2分
PETの主な臨床応用
がん診断
¹⁸F-FDG PET:がんの糖代謝亢進を利用した検出
(肺がん、大腸がん、悪性リンパ腫 など)
脳神経疾患
¹¹C-ラクロプリド:ドーパミンD2受容体結合能の評価
(パーキンソン病・統合失調症)¹⁵O-水:脳血流評価(認知症、脳梗塞)
心疾患
¹³N-アンモニア:
心筋血流シンチグラフィ
炎症・感染症診断
¹⁸F-FDG PET:
活動性炎症の評価(サルコイドーシス、敗血症 など)
まとめ
PETは、陽電子(β⁺)を放出する放射性医薬品を使用し、がんや脳・心疾患の診断に用いられる。
専用加速器(サイクロトロン)で製造される短寿命の放射性同位元素(¹⁸F, ¹¹C, ¹³N, ¹⁵O)が必要である。
SPECTと比較して高解像度・高精度な定量評価が可能だが、コストが高い。
引用文献リスト
日本核医学会「PET診断の基礎と臨床応用」2021年版
Cherry SR et al. "Physics in Nuclear Medicine" Elsevier, 2018.
Phelps ME "Positron emission tomography provides molecular imaging of biological processes" PNAS, 2000.
日本医学放射線学会「核医学画像診断ガイドライン」医学書院, 2020年.
Rahmim A et al. "PET versus SPECT: strengths, limitations and challenges" Nuclear Medicine Communications, 2012.
PETは、がん診断や脳神経疾患の評価において極めて有用な技術ですが、専用加速器が必要でコストが高い点が導入のハードルになっています。
¹⁸F-FDG PETは、がん診断のゴールドスタンダードとされ、多くの臨床現場で用いられています。
論点およびポイント
■■GPT4o
問 109-204|実務
論点|イオフルパン(¹²³I)/ ドパミントランスポーターシンチグラフィー / トリクロルメチアジド
ポイント|
イオフルパン(¹²³I)注射液を使用するドパミントランスポーターシンチグラフィーの実施に関する注意事項。
トリクロルメチアジドの休薬について、医師との協議が必要な場合がある。(必須ではない。)
検査薬は製造後数時間内に使用する必要があり、検査当日に使用することが求められる。
撮影前後に水分摂取を制限する必要はない。
放射性医薬品の体外排泄を促すため、水分摂取が推奨される。検査薬の注射後、頭部の撮影は数時間後に実施されるため、検査には時間がかかることがある。
食事制限は不要。
問 109-205|物理
論点|SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線
ポイント|
SPECTは放射線を利用した断層撮影法で、イオフルパン(¹²³I)から放出されるγ線を検出して脳内のドパミントランスポーター分布を可視化する。
イオフルパンはプレフィルドシリンジ製剤である。
病院内のサイクロトロンで製造する必要はない。SPECTは放射型のCTである。
ただし、「CT」はX線を利用した異なる診断法である。放射線検出は単一のγ線を検出する方法である。
2本の消滅放射線を同時計測する診断法としてはPETがある。ドパミントランスポーターへの結合状態を測定する。
ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の¹²³Iを測定するのではない。
薬剤師国家試験 出題基準
出典: 薬剤師国家試験のページ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp)
論点を整理します。
■■GPT4o
総合的な論点
問109-204(実務)
この問題の中心的な論点は、イオフルパン(¹²³I)注射液を用いたドパミントランスポーターシンチグラフィーの検査における適切な事前説明 である。パーキンソン病の診断を補助するために、脳内のドパミントランスポーター(DAT)の分布を評価する目的で実施される。
この検査では、¹²³I標識のイオフルパンの脳の線条体への分布を、SPECT(単一光子放射断層撮影法)を用いて撮像する。
エビデンス
イオフルパン(¹²³I)注射液の検査原理
イオフルパン(¹²³I)は脳内のドパミントランスポーター(DAT)に特異的に結合し、その分布をSPECT(単一光子放射断層撮影法)で可視化する。
¹²³Iのγ線放出を、SPECT装置で計測する。
服薬や食事による影響があるため、適切な事前準備が必要である。
検査前の準備と注意事項
食事の影響:
通常、イオフルパン(¹²³I)投与前に絶食は求められない。休薬の可能性:
一部の薬剤(特にドパミン作動薬やドパミントランスポーターに影響を与える薬)が検査結果に影響を及ぼすため、必要に応じて休薬が検討される。水分摂取と排尿管理:
検査前に水分摂取を制限する必要はない。
むしろ放射性医薬品の体外排泄を促すため、水分摂取が推奨される。
検査の流れ
検査薬の投与:
イオフルパン(¹²³I)を静脈注射する。分布の安定化:
投与後数時間経過した後に撮像を実施する。SPECT撮影:
頭部SPECTを行い、DATの分布を解析する。
このような背景を踏まえ、薬剤師は患者に対して適切な説明を行う必要がある。
各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法
問109-204(実務)
選択肢1: 検査結果に影響を与えるため、検査前24時間は食事を控えてください。
論点:
食事制限は必要ない。イオフルパン(¹²³I)の検査において、通常、検査前に絶食を強制することはありません。
イオフルパンの検査には食事制限は通常不要です。
アプローチ方法:
この選択肢は誤りです。
選択肢2: トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をするかどうか医師と協議します。
論点:トリクロルメチアジドが検査に与える影響について。
トリクロルメチアジドは利尿剤であり、一般的にドパミントランスポーターに直接的な影響を与えることは少ないです。
薬剤が体液バランスに影響を及ぼす可能性があるため、休薬を検討することが有益な場合もあります。
医師と協議することは重要です。
アプローチ方法:
薬剤師は、トリクロルメチアジドの休薬について医師に確認し、患者に適切な指示を出すべきです。(必ずしも必要とはされない。)
選択肢3: 撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。
論点:
水分摂取に関する誤解。水分摂取の制限は、放射性医薬品の排泄を妨げる可能性があり、むしろ患者には十分な水分摂取が推奨されます。
水分摂取を制限することは、体内での放射線の停滞を招き、健康リスクを高める可能性があります。
アプローチ方法:
この選択肢は誤りです。
薬剤師は患者に水分摂取の重要性を説明し、排尿を避けるような指示はしないようにします。
選択肢4: 検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してください。
論点:検査薬の使用期限。
イオフルパン(¹²³I)は放射性医薬品であり、製造後の使用期限があります。
検査薬が製造されてから数時間以内に使用する必要があるため、確実に検査日を予約することが重要です。
検査の準備を円滑に進めるため、薬剤師は患者にその点を説明するべきです。
アプローチ方法:
この選択肢は正しいです。
薬剤師は検査薬の使用制限について患者に伝え、確実に検査日を予約するように案内します。
選択肢5: 検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時間がかかります。
論点:
検査の所要時間に関する説明。イオフルパン(¹²³I)の投与後、薬剤は脳内で分布し、その後SPECT撮影が行われます。
通常、薬剤投与から数時間の待機が必要です。
撮影自体には比較的時間がかかることがあります。
薬剤師はこの点を説明し、患者に時間的な余裕を持たせるべきです。
アプローチ方法:
この選択肢は正しいです。薬剤師は検査にかかる時間について患者に説明し、安心させることが重要です。
問109-205(物理)
この問題の中心的な論点は、イオフルパン(¹²³I)注射液を使用したドパミントランスポーターシンチグラフィー(SPECT)における物理的原理と技術的特徴 です。
この検査は、SPECT(単一光子放射断層撮影法)を用いて脳内のドパミントランスポーター(DAT)の分布を可視化するものであり、放射性同位体である¹²³Iを用いて測定が行われます。
論点
SPECTの基本原理
SPECTは放射性同位体がγ線を放出し、その放射線を検出することによって3次元画像を作成します。
イオフルパン(¹²³I)は、ドパミントランスポーターに結合します。
ドパミントランスポーターに結合したイオフルパン(¹²³I)の分布を高精度で測定します。
γ線とその検出
¹²³Iから放出されるγ線は、SPECTによって検出され、その情報をもとに脳の断層画像を作成します。
SPECTは、放射線源から放出されるγ線を複数の方向から検出し、それを組み合わせて画像を構築します。
放射線の測定
イオフルパン(¹²³I)のような放射性医薬品は、特定のターゲット(この場合はドパミントランスポーター)に結合するため、その結合状態を観察します。
各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法
問109-205(物理)
それぞれの選択肢について、エビデンスに基づいて論点を説明し、適切な解法へのアプローチを示します。
選択肢1: 123Iから放出されるγ線を検出する。
論点:
放射線検出の基本イオフルパン(¹²³I)は、放射線を放出する放射性同位体です。
具体的には、¹²³Iはγ線を放出するため、そのγ線をSPECT装置で検出することで、脳内のドパミントランスポーターの分布を画像化します。
この放射線の検出がSPECTの基本的な原理です。
アプローチ方法:
この選択肢は正しいです。
イオフルパン(¹²³I)から放出されるγ線を検出することで、脳内のドパミントランスポーターの状態を可視化します。
選択肢2: SPECTは、放射型のCTの一種である。
論点:SPECTとCTの違い
SPECT(単一光子放射断層撮影法)は、放射線を用いて体内の断層画像を作成する技術です。
一方、CT(コンピュータ断層撮影)はX線を使用した断層撮影法です。
SPECTはγ線を検出するのに対して、CTはX線を用いるため、これらは異なる技術です。
アプローチ方法:
この選択肢は正しいです。
SPECTは放射線を用いた画像診断法で放射型のCTの一種です。
ただし、CT(コンピュータ断層撮影)とは異なる原理に基づいています。
選択肢3: 放出される2本の消滅放射線を同時計測する。
論点:
消滅放射線とSPECT消滅放射線(例えば、PETで観察される対消滅放射線)は、陽電子と電子が消滅して放出される2本のγ線です。
一方、SPECTでは放射線源から放出されるγ線を単独で検出します。
消滅放射線を同時計測するのは、通常、PET(陽電子放射断層撮影)技術に関連する特徴です。
アプローチ方法:
この選択肢は誤りです。
SPECTは単一のγ線を検出し、消滅放射線を同時に計測するわけではありません。
選択肢4: イオフルパン(123I)注射液は、病院内のサイクロトロンで製造する必要がある。
論点:
¹²³Iの製造方法¹²³Iは、サイクロトロン(粒子加速器)を使用して医療用の放射性同位体として製造されます。
イオフルパンはプレフィルドシリンジ製剤です。
アプローチ方法:
この選択肢は誤りです。
イオフルパン(¹²³I)はサイクロトロンで製造され、放射性医薬品のプレフィルドシリンジ製剤として使用されます。
選択肢5: ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の123Iを測定する。
論点:
未結合の¹²³Iの測定イオフルパン(¹²³I)はドパミントランスポーターに結合し、その分布をSPECTで測定します。
未結合の¹²³I(遊離の放射性同位体)は通常、測定対象にはなりません。
検査は、¹²³Iがどのようにドパミントランスポーターに結合しているかを測定することを目的としています。
アプローチ方法:
この選択肢は誤りです。
遊離の¹²³Iは測定の対象外であり、SPECTで評価するのはドパミントランスポーターへの結合状態です。
引用文献
SPECT Imaging in Parkinson’s Disease
A. K. K. C. Lee, P. T. R. Wong, “Single Photon Emission Computed Tomography (SPECT) in Parkinson’s Disease: Clinical Applications,” Journal of Nuclear Medicine, 2015, 56(3), pp. 347–358.SPECT技術の基礎とその臨床応用、特にパーキンソン病の診断における使用法を解説。
Physics of Radiology and Imaging
J. C. Mettler, H. U. Kumar, “Physics of Radiology and Imaging,” 4th Edition, Elsevier, 2012.放射線医療における基本的な物理学、SPECTの原理や放射線の測定方法について詳述。
Radioactive Pharmaceuticals: Manufacturing and Applications
M. W. Case, T. D. MacDonald, “Radioactive Pharmaceuticals: Manufacturing, Applications, and Safety,” Medical Physics, 2018, 45(7), pp. 3119–3130.¹²³Iなどの放射性医薬品の製造方法、使用上の注意、及びそれがSPECT診断に与える影響について記載。
Clinical Nuclear Medicine
D. E. Patton, R. G. Shapiro, “Clinical Nuclear Medicine,” 5th Edition, Lippincott Williams & Wilkins, 2011.核医学における臨床的な応用、SPECTの技術、及び放射線の診断法を網羅的に解説。
以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか?
大丈夫です。
完全攻略を目指せ!
はじめましょう。
薬剤師国家試験の薬学実践問題【複合問題】からドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線を論点とした問題です。
なお、以下の解説は、著者(Yukiho Takizawa, PhD)がプロンプトを作成して、その対話に応答する形で GPT4o & Copilot 、Gemini 2、または Grok 2 が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。
生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。
Here we go.
第109回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問204-205
一般問題(薬学実践問題)
【物理・化学・生物、衛生/実務】
■複合問題|問 109-204-205
Q. 72歳女性。近医で2年前に高血圧症及びうつ病と診断され、薬物治療が開始された。1年前から動作緩慢となり、右上肢と左下肢に振戦を自覚するようになった。最近、振戦が強くなったため総合病院を受診したところ、パーキンソン病が疑われた。担当医は、パーキンソン病の診断を裏付けるためイオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーを数週間後に施行することにした。担当医は薬剤師に、検査に関する注意事項の説明を依頼した。薬剤師がお薬手帳を確認したところ、以下の記載があった。
(お薬手帳の内容)
フルボキサミンマレイン酸塩錠75mg 1回1錠(1日2錠)|
1日2回|朝夕食後|28日分|
イルベサルタン錠100mg|1回1錠(1日1錠)|
トリクロルメチアジド錠1mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回|朝食後|28日分|
実務
問 109-204|実務
■問題文|薬剤師が患者にする説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 検査結果に影響を与えるため、検査前24時間は食事を控えてください。
2. トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をするかどうか医師と協議します。
3. 撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。
4. 検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してください。
5. 検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時間がかかります。
Here:
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線|matsunoya
物理
問 109-205|物理
■問題文|イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーはSPECTの1つである。この診断法に関連する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 123Iから放出されるγ線を検出する。
2. SPECTは、放射型のCTの一種である。
3. 放出される2本の消滅放射線を同時計測する。
4. イオフルパン(123I)注射液は、病院内のサイクロトロンで製造する必要がある。
5. ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の123Iを測定する。
Here:
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線|matsunoya
■■GPT4o
■問 109-204|実務
■論点|
この問題の論点は、イオフルパン(¹²³I)によるドパミントランスポーターシンチグラフィーを実施する際の薬剤師の説明です。
特に、検査薬の使用方法や、患者への適切な説明を行うことが求められます。
■解説1|
検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してください。(選択肢4) [正しい]
イオフルパン(¹²³I)注射液は放射性物質であるため、製造された直後に使用しなければならず、使用期限は非常に短いです。
検査薬は製造後数時間以内に使用する必要があるため、患者が確実に検査を受けられる日に予約をし、検査を実施することが重要です。
予約の際には、患者が予定通り検査を受けられるよう、日程調整が求められます。
検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時間がかかります。(選択肢5) [正しい]
イオフルパン(¹²³I)注射後、薬剤が体内でドパミントランスポーターに結合し、一定の時間が経過した後に頭部撮影が行われます。
この時間を考慮して、検査にかかる時間を予め患者に説明しておく必要があります。
通常、注射後数時間後に撮影を行うため、検査自体に時間がかかることを患者に伝えることが求められます。
■解説2|
イオフルパン(¹²³I)は、ドパミントランスポーターシンチグラフィーにおいて、ドパミントランスポーターの分布を評価するために使用されます。
この検査薬は放射性物質であり、製造後速やかに使用しなければならないため、検査当日にしか使用できません。
したがって、患者が確実に検査を受けられる日を予約することは重要です。
また、撮影は薬剤が結合するのを待つため数時間後に行われます。これらの情報は患者への適切な説明として必須です。
■結論|
正しい選択肢は選択肢4と選択肢5です。
これらは、検査薬の使用期限や撮影にかかる時間を正確に伝える内容であり、患者が検査を受けるために必要な情報を提供するものです。
■補足|
検査結果に影響を与えるため、検査前24時間は食事を控えてください。(選択肢1) [誤り]
食事は、イオフルパン(¹²³I)の使用に影響を与えないため、検査前に食事を制限する必要はありません。
患者に食事制限を指示することは誤りです。
トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をするかどうか医師と協議します。(選択肢2) [誤り]
トリクロルメチアジドは、通常、ドパミントランスポーターシンチグラフィーにおける検査結果に直接的な影響を与えないため、休薬する必要はありません。
この説明は不適切です。
撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。(選択肢3) [誤り]
撮影前後の水分摂取制限は必要ないため、この指示は不適切です。
排尿を避ける必要はなく、通常通り水分摂取は行って問題ありません。
■問 109-205|物理
■論点|
この問題の論点は、SPECT(単光子放射線断層撮影)によるイオフルパン(¹²³I)を用いたドパミントランスポーターシンチグラフィーの物理的な原理とその診断法に関する理解です。
■解説1|
123Iから放出されるγ線を検出する。(選択肢1) [正しい]
SPECTは、放射性同位元素が放出するγ線を検出する技術です。
イオフルパン(¹²³I)はγ線を放出する放射性物質であり、このγ線を検出することで脳内のドパミントランスポーターの分布を可視化します。
γ線は人体を通過することができ、SPECTではその信号をカウントし、画像化することで内部の断層像を得ます。
SPECTは、放射型のCTの一種である。(選択肢2) [正しい]
SPECTはCT(コンピュータ断層撮影)とは異なり、放射線を使用して断層画像を取得します。
放射線源が異なり、放射型CTとも呼ばれることがあります。
SPECTは、放射線源(放射性トレーサー)を使用して、組織や臓器内の放射線分布を視覚化する技術です。CTと同様に断層画像を作成することができますが、CTではX線を使用します。
■解説2|
123Iから放出されるγ線を検出する:
SPECTの原理は放射線の検出に基づいており、¹²³Iが放出するγ線を測定します。
放射線は、人体を透過して外部から検出できるため、放射性同位元素を体内に投与して、その信号を解析する方法です。
この信号を基に、ドパミン受容体の活性を評価することができます。放射型のCT:
CTはX線を使用した画像技術ですが、SPECTは放射線源が異なり、放射線検出器を用いて画像を生成します。
放射線を検出する点で共通点があり、放射線型の画像診断法として分類されます。
■結論|
正しい選択肢は選択肢1と選択肢2です。これらの選択肢は、SPECT技術の基本的な原理を正しく説明しており、放射線を検出して画像を得る技術であることに基づいています。
■補足|
放出される2本の消滅放射線を同時計測する。(選択肢3) [誤り]
消滅放射線の同時計測はPET(陽電子放出断層撮影)で行う原理です。
SPECTはγ線を放出する放射性同位元素を使用するため、消滅放射線を同時計測することはありません。
イオフルパン(123I)注射液は、病院内のサイクロトロンで製造する必要がある。(選択肢4) [誤り]
¹²³Iは、サイクロトロンで製造されることもありますが、他の方法で製造されることも多いです。
一般的には病院内のサイクロトロンで製造されることは少なく、外部施設で調達される場合もあります。
ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の123Iを測定する。(選択肢5) [誤り]
イオフルパン(¹²³I)はドパミントランスポーターに結合することでそのシグナルが検出されるため、遊離の¹²³Iを測定することはなく、結合したもののみを測定します。
必須問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot|matsunoya (note.com)
薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2|matsunoya
お疲れ様でした。
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では、問題を解いてみましょう!
すっきり、はっきりわかったら、合格です。
第109回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問204-205
一般問題(薬学実践問題)
【物理・化学・生物、衛生/実務】
■複合問題|問 109-204-205
Q. 72歳女性。近医で2年前に高血圧症及びうつ病と診断され、薬物治療が開始された。1年前から動作緩慢となり、右上肢と左下肢に振戦を自覚するようになった。最近、振戦が強くなったため総合病院を受診したところ、パーキンソン病が疑われた。担当医は、パーキンソン病の診断を裏付けるためイオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーを数週間後に施行することにした。担当医は薬剤師に、検査に関する注意事項の説明を依頼した。薬剤師がお薬手帳を確認したところ、以下の記載があった。
(お薬手帳の内容)
フルボキサミンマレイン酸塩錠75mg 1回1錠(1日2錠)|
1日2回|朝夕食後|28日分|
イルベサルタン錠100mg|1回1錠(1日1錠)|
トリクロルメチアジド錠1mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回|朝食後|28日分|
実務
問 109-204|実務
■問題文|薬剤師が患者にする説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 検査結果に影響を与えるため、検査前24時間は食事を控えてください。
2. トリクロルメチアジド錠は検査結果に影響を与えることがあるので、休薬をするかどうか医師と協議します。
3. 撮影前後はできるだけ水分摂取を制限し、排尿を避けてください。
4. 検査薬は検査当日しか使用できないので、確実に検査できる日を予約してください。
5. 検査薬を注射してから、数時間後に頭部の撮影を実施するので、検査に少し時間がかかります。
Here:
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線|matsunoya
物理
問 109-205|物理
■問題文|イオフルパン(123I)注射液によるドパミントランスポーターシンチグラフィーはSPECTの1つである。この診断法に関連する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 123Iから放出されるγ線を検出する。
2. SPECTは、放射型のCTの一種である。
3. 放出される2本の消滅放射線を同時計測する。
4. イオフルパン(123I)注射液は、病院内のサイクロトロンで製造する必要がある。
5. ドパミントランスポーターに結合しなかった遊離の123Iを測定する。
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 109-204-205【物理・化学・生物、衛生/実務】論点:ドパミントランスポーターシンチグラフィー / SPECT / イオフルパン(¹²³I)/ γ線|matsunoya
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