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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-250-251【薬理、薬剤/実務】論点:片頭痛治療薬 / 作用機序 / 相互作用 / エレトリプタン / ロメリジン / モンテルカスト / アセトアミノフェン / エリスロマイシン / トラネキサム酸

第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問250-251

一般問題(薬学実践問題)


【薬理、薬剤/実務】

■複合問題|問 106-250-251

Q. 35歳女性。身長160cm、体重48kg。学生時代より重度の花粉症のため、投薬治療を受けていた。1年ほど前より片頭痛が徐々に強くなり、かかりつけ医を受診して以下の処方1で治療を受けている。
(処方1)
エレトリプタン錠|20mg|1回1錠
頭痛時 10回分(10錠)
ロメリジン錠|5mg|1回1錠(1日2錠)|
1日2回 朝夕食後 28日分|
モンテルカスト口腔内崩壊錠|10mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回 就寝前|28日分|


薬理

問 106-250|薬理
Q. 処方1で片頭痛の治療及び予防の目的で処方されている薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 5-リポキシゲナーゼを阻害して、ロイコトリエンの合成を阻害する。
2. Na+チャネルを遮断してグルタミン酸の遊離を抑制する。
3. Ca2+チャネルを遮断して頭蓋血管を拡張する。
4. セロトニン5-HT1D受容体を刺激して三叉神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の遊離を抑制する。
5. シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害して、プロスタグランジンの生合成を抑制する。


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実務

問 106-251|実務
Q. 帰宅後に発熱、倦怠感、喉の痛みを自覚し、近医を受診した。急性扁桃炎と診断され、処方2が処方された。
(処方2)
アセトアミノフェン錠|200mg|1回1錠(1日3錠)|
1日3回 朝昼夕食後 5日分|
エリスロマイシン腸溶錠|200mg|1回1錠(1日4錠)
トラネキサム酸錠|250mg|1回1錠(1日4錠)|
1日4回 朝昼夕食後・就寝前 5日分|
処方1との併用を考慮し、かかりつけ薬剤師が行う疑義照会として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を半量にする。
2. 血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。
3. エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
4. ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
5. 肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン錠に変更する。


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こんにちは!薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。

matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、【薬理、薬剤/実務】の複合問題を一緒に完全攻略しよう!
今回は、第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 / 問250-251、論点:片頭痛治療薬 / 作用機序 / 相互作用 / エレトリプタン / ロメリジン / モンテルカスト / アセトアミノフェン / エリスロマイシン / トラネキサム酸を徹底解説します。

薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
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このコンテンツの制作者|

滝沢 幸穂  Yukiho Takizawa, PhD

https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa

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設問へのアプローチ|

薬学実践問題は原本で解いてみることをおすすめします。
まずは、複合問題や実務の問題の構成に慣れることが必要だからです。
薬学実践問題は薬剤師国家試験2日目の①、②、③ の3部構成です。
今回の論点解説では2日目を取り上げています。


厚生労働省|過去の試験問題👇

第109回(令和6年2月17日、2月18日実施)
第108回(令和5年2月18日、2月19日実施)
第107回(令和4年2月19日、2月20日実施)
第106回(令和3年2月20日、2月21日実施)


第106回薬剤師国家試験 問250-251(問106-250-251)では、偏頭痛の病態と薬物治療およびその作用機序ならびに他剤との相互作用に関する知識を薬理および実務のそれぞれの科目の視点から複合問題として問われました。


複合問題は、各問題に共通の冒頭文とそれぞれの科目別の連問で構成されます。
冒頭文は、問題によっては必要がない情報の場合もあるため、最初に読まずに、連問すべてと選択肢に目を通してから、必要に応じて情報を取得するために読むようにすると、時間のロスが防げます。
1問、2分30秒で解答できればよいので、いつも通り落ち着いて一問ずつ別々に解けば大丈夫です。
出題範囲は、それぞれの科目別の出題範囲に準じています。
連問と言ってもめったに連動した問題は出ないので、平常心で取り組んでください。


💡ワンポイント

複合問題ですが、問106-250-251を解くうえで必要な情報は、黄色い線で示した部分です。
それ以外の情報取得は必要がないです。読んでいると時間のロスに繋がります。

問106-250-251 論点解説|matsunoya_note

問106-250は、片頭痛に適用がある医薬品の作用機序の記述の正誤を問う問題です。
医療用医薬品添付文書の理解が必要です。
問106-251は、6種類の医薬品の相互作用(併用禁忌、併用注意)に関する記述の正誤を問う問題です。

冒頭文で必要な情報は、
患者の疾患(片頭痛、花粉症)
処方(エレトリプタン、ロメリジン、モンテルカスト)
です。


それにしてもひどい問題設計です😱

患者は花粉症と片頭痛の治療を受けており、3種類の医薬品を服用中です。
さらに、問106-251では、急性扁桃炎と診断され、追加の3種類の医薬品を処方されました。

6種類の医薬品から、相互作用のリスクを特定する問題です。
こうしたポリファーマシーを前提にして、相互作用のリスクを特定させる問題の場合、草案の時点で、レビュワーが責任者に差し戻して、指導と修正の指示を出すプロセスが必要です。

もしくは、出題基準に照らし適格な問題設計を実施するためのガイドラインを作成し、問題の中で一度に出題される医薬品の絶対数を規定するべきです。

6種類同時に服用する際の相互作用のリスクを前提として、医療用医薬品添付文書の相互作用等の注意事項は作成されていないからです。

相互作用に関するエビデンスがあるのは、どう見ても、医薬品2種類までです。

6種類の医薬品の同時投与において、相互作用を科学的根拠に基づいて特定することは不可能です。
そんな臨床試験は実施されていないです。
非臨床試験もin vitroの代謝阻害試験も実施されていないです。
2種類までのエビデンスしかありません。

さらに、それぞれの医薬品の投与タイミング、投与量および血中濃度に応じて、相互作用の程度は変動します。
「用法用量における血中濃度では相互作用は認められなかった」「用法用量における血中濃度で相互作用が認められた」などのエビデンスがあって、初めて相互作用の有無の可能性についての判断ができるのです。

利益相反関係から、ゼロ点合格のベクトルを持たせる目的👽で、このポリファーマシーの問題を薬剤師国家試験において出題したと推察されても致し方のない事案です。
薬剤師としての資質をはかる目的での検出力が低下した問題ですし、科学的なエビデンスに基づいた正答の選択肢の選び方が可能な問題になっていません。
エビデンスがあるなら、事前に添付させる必要があります。
もちろん、コアカリキュラムで6剤同時投与時のポリファーマシーの際の相互作用のリスクに関する科学的根拠について教わっている薬学生がいるとは思えないです。

相互作用の科学的根拠は、医療用医薬品添付文書等の相互作用の欄に書かれた2剤間の併用禁忌、もしくは併用注意に準じます。
相互作用の科学的根拠は、それ以外ではないです。

その前提での問題設計がなされることが妥当ですし、すでに100回以上実施されている薬剤師国家資格試験で、いまだにその規則化、最適化、標準化ができていないことは、厳に課題として明確化する必要があります。

6剤同時投与のポリファーマシーで相互作用のリスクを特定させる問題は、エビデンスを添付させる必要があります。
また、エビデンスがあるわけはないので、出題を禁止することが妥当です。


時間にゆとりがない人は、論点およびポイントから読んでくださいね。
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少し解説💁


問 106-251|実務
エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。(選択肢3)
[正しい]❓


アジスロマイシン水和物の相互作用について

PMDA 医療用医薬品添付文書 アジスロマイシン水和物
製造販売元/ファイザー株式会社 ジスロマック錠250mg
インタビューフォーム F1_ジスロマック錠250mg
患者向医薬品ガイド G_ジスロマック錠250mg_2024年8月更新


以下、アジスロマイシン水和物のインタビューフォームから抜粋します。

マクロライド系薬剤とシクロスポリン及びワルファリンとの薬物相互作用に関する機序91)

アジスロマイシンとこれらの薬剤との相互作用のメカニズムは、エリスロマイシンなど従来の マクロライド系薬剤のメカニズムと同じであるかどうか判明していないが、一般に、マクロラ イド系薬剤では以下の機序が知られている。

一般的にマクロライド系薬剤は、チトクローム P450 で代謝される薬物と薬物相互作用を示す。
マクロライド系薬剤は、主に肝ミクロソームにある薬物代謝酵素チトクロームP450により、脱メチル化反応が起こり代謝される。この過程でマクロライド系薬剤はチトクロームP450と結合し安定なニトロソアルカン体を形成する。これによりチトクロームP450は不活化され、チトク ロームP450で代謝される他の薬物の代謝を阻害する。

出典:アジスロマイシン水和物 インタビューフォーム 製造販売元/ファイザー株式会社

生体内においてエリスロマイシンが90%以上代謝されるのに対し、アジスロマイシンは約30%程度しか代謝されずチトクロームP450による代謝かどうか確認されていない。
さらに、アジスロ マイシンとエリスロマイシンのチトクローム P450-代謝物複合体(ニトロソアルカン体)の形成 に関して検討した結果、エリスロマイシンではニトロソアルカン体の形成が認められたが、アジス ロマイシンでは認められなかった92)。


シクロスポリンとの薬物相互作用87)
外国人データ

健康成人男子にシクロスポリン 10mg/kg/日を単独経口投与、もしくはアジスロマイシン 500mg/ 日を併用経口投与し、シクロスポリンの薬物動態パラメータを比較検討した。
アジスロマイシンの併用経口投与により、シクロスポリンのCmax及び AUC0-4の有意な上昇と t1/2 の有意な延長が認められ、アジスロマイシンはシクロスポリンの作用を増強する可能性が示唆さ れた。
ただし、アジスロマイシンとシクロスポリンとの相互作用の機序の詳細は明らかではない。

出典:アジスロマイシン水和物 インタビューフォーム 製造販売元/ファイザー株式会社

ワルファリンとの薬物相互作用

アジスロマイシン経口投与製剤とワルファリンとの併用により、国際標準化プロトロンビン比が上昇した文献報告例を示す。
ただし、アジスロマイシンとワルファリンとの相互作用の機序の詳細 は明らかになっていない。

症例1  85)

糖尿病性の末期腎障害のために透析を施行している41歳の女性。
カテーテル凝固防止のために ワルファリンを服用。国際標準化プロトロンビン比(INR:International Normalized Ratio) は1.5~2.7に維持されていた。数日間咳が続いたため5月29日~6月2日、アジスロマイシン を1日目500mg、2日目から250mg/日を4日間経口投与した。
6月5日、INRが4.88となり、ワ ルファリンの投与を中止した。
6月9日、INRは1.8と低下し、ワルファリンの投与を再開した。
その6週間後ワルファリンの投与量は変更しなかったが、INRは1.8~3.4の値を示した。

症例2  86)

SLE 及び高血圧を合併し、痙攣発作を起こし、また、心筋梗塞に伴う血管形成術及びバイパス手術 の既往を持ち、ジゴキシン、プレドニン、フェニトイン、ファモチジン、アスピリン等を数ヵ月服 用している53歳の男性。
僧帽弁修復のため、ワルファリンを1日2.5~5mg、数年間服用。
INRは 直近8ヵ月にわたり2.0~2.8に維持されていた。
上気道感染症が疑われたため、アジスロマイシンを1日目500mg、2日目から250mg/日を4日間経口投与したところ、投与7日後、血痰のため入院(プロトロンビン時間 106秒)。
ワルファリンの投与を中止し、新鮮凍結血漿とフィトナジオン を1日10mg、4日間投与した。
INRは7.7(入院3日目)~2.93(入院4日目)と低下し、その後 も低下を続けた。
入院11日目、急性腎不全をきたし、透析を行い、また副腎皮質ホルモン剤の全身投与を行った。
さらに、入院時より認められた心不全徴候が悪化し、上室性不整脈が生じ、プロ カインアミドを投与した。
敗血症が疑われ、セフトリアキソン、ゲンタマイシン、アズトレオナム、 フルコナゾールなどを投与したが、多臓器不全となり、12日目に死亡した。


これら以外の医薬品との相互作用については、下記の医療用医薬品添付文書等を参照してください。


用法用量について

アジスロマイシンの一番大きな特徴は、用法・用量において、投与期間は1日1回、3日間とされていることです。

以下、医療用医薬品添付文書から一部抜粋します。

6. 用法及び用量

〈深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉
成人にはアジスロマイシンとして、500mg(力価)を1日1回、3日間合計1.5g(力価)を経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

〈深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉
7.1 本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。[16.7.2 参照]
7.2 外国の臨床における体内動態試験の成績から、本剤500mg(力価)を1日1回3日間経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与期間は3日間とする。


出典:

PMDA 医療用医薬品添付文書 アジスロマイシン水和物
製造販売元/ファイザー株式会社 ジスロマック錠250mg
インタビューフォーム F1_ジスロマック錠250mg
患者向医薬品ガイド G_ジスロマック錠250mg_2024年8月更新


エレトリプタン臭化水素酸塩
相互作用について

下記の医療用医薬品添付文書 エレトリプタン臭化水素酸塩 から、相互作用の項をまとめました。

PMDA 医療用医薬品添付文書 エレトリプタン臭化水素酸塩
製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社 レルパックス錠20mg


エレトリプタン臭化水素酸塩
相互作用

本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450 3A4により代謝される。[16.4.1 参照]

併用禁忌(併用しないこと)

  • エルゴタミン誘導体含有製剤(エルゴタミン、クリアミン、ジヒデルゴット、エルゴメトリンF、メテルギン)

    • 臨床症状・措置方法:
      血圧上昇または血管攣縮が増強するおそれがある。本剤投与後、24時間以上の間隔をあけること。

    • 機序・危険因子:
      5-HT1B/1D受容体作動薬との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)が増強する。

  • 5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)

    • 臨床症状・措置方法:
      血圧上昇または血管攣縮が増強するおそれがある。本剤投与後24時間以内に併用しないこと。

    • 機序・危険因子:
      併用により相互に作用(血管収縮作用)が増強する。

  • HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4による代謝が阻害され、クリアランスが減少する。


併用注意(併用に注意すること)

  • マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が上昇し、軽度に血圧が上昇するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4による代謝が阻害され、クリアランスが減少する。

  • 抗真菌剤(イトラコナゾール)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が上昇し、血圧が上昇するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4による代謝が阻害され、クリアランスが減少する。

  • カルシウム拮抗剤(ベラパミル)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4による代謝が阻害され、クリアランスが減少する。

  • 飲食物(グレープフルーツジュース)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の作用が増強するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4による代謝が阻害され、クリアランスが減少する。

  • エンシトレルビルフマル酸

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4を阻害し、本剤の代謝を抑制する。

  • 副腎皮質ホルモン剤(デキサメタゾン)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      代謝が促進され、クリアランスが増加する。

  • 抗てんかん剤(カルバマゼピン)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      代謝が促進され、クリアランスが増加する。

  • 抗結核薬(リファンピシン)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      代謝が促進され、クリアランスが増加する。

  • 飲食物(セイヨウオトギリソウ含有食品)

    • 臨床症状・措置方法:
      本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      CYP3A4を誘導し、本剤の代謝を促進する。

  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン)

    • 臨床症状・措置方法:
      セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢など)があらわれるおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を上昇させることで、セロトニン作用が増強する。

  • セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ミルナシプラン、デュロキセチン)

    • 臨床症状・措置方法:
      セロトニン症候群があらわれるおそれがある。

    • 機序・危険因子:
      セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン作用が増強する。


出典:

PMDA 医療用医薬品添付文書 エレトリプタン臭化水素酸塩
製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社 レルパックス錠20mg


時間にゆとりがない人は、論点およびポイントから読んでくださいね。
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🫛豆知識 医療用医薬品添付文書等

医療用医薬品添付文書等を一読しておくと応用力がつきます。


PMDA 医療用医薬品添付文書等


処方1:

- エレトリプタン臭化水素酸塩

薬効分類名:5-HT1B/1D受容体作動型片頭痛治療剤
一般的名称:エレトリプタン臭化水素酸塩
効能又は効果:片頭痛
治療学的特性:経口トリプタン系片頭痛治療薬
5-HT1B/1D受容体の選択的作動薬として片頭痛に効果を発揮し、頭痛発現後の服用で効果が得られる。服用2時間後に頭痛改善効果。
片頭痛による随伴症状(嘔気、嘔吐、光過敏、音過敏)改善。
代謝:主にチトクロームP450 3A4により代謝される。

エレトリプタン臭化水素酸塩 
(+)‐(R)‐3‐(1-methylpyrrolidin-2-ylmethyl)-5(2-phenylsulfonylethyl)‐1H-indole monohydrobromide 
出典:医療用医薬品添付文書 製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社

- ロメリジン塩酸塩

薬効分類名:片頭痛治療剤
一般的名称:ロメリジン塩酸塩
効能又は効果:片頭痛
治療学的特性:Ca2+チャネル遮断作用を主作用とする片頭痛治療剤
片頭痛の発作回数及び程度を軽減し、発作治療薬を減量させる。
脳血管収縮、spreading depression並びに脳血管透過性の亢進を抑制する。
併用注意(併用に注意すること):降圧剤
併用により相互の作用を増強(血圧低下)する。

ロメリジン塩酸塩 1-[bis(4-fluorophenyl)methyl]-4-(2,3,4trimethoxybenzyl)piperazine dihydrochloride 出典:医療用医薬品添付文書 製造販売元/ファイザー株式会社

- モンテルカストナトリウム

薬効分類名:ロイコトリエン受容体拮抗剤、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤
一般的名称:モンテルカストナトリウム
効能又は効果:気管支喘息、アレルギー性鼻炎
治療学的特性:システイニルロイコトリエンタイプ1受容体(Cys LT1受容体)に対する選択的かつ競合的拮抗薬
1日1回の就寝前投与で、軽症から中等症の喘息患者の気管支喘息症状をコントロールする。
鼻閉を主とする三大主徴(鼻閉、鼻汁、くしゃみ)を改善する。

モンテルカストナトリウム 出典:医療用医薬品添付文書 製造販売元/杏林製薬株式会社

処方2:

- アセトアミノフェン

薬効分類名:解熱鎮痛剤
一般的名称:アセトアミノフェン
効能又は効果:
各種疾患及び症状における鎮痛
下記疾患の解熱・鎮痛
 急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
小児科領域における解熱・鎮痛
薬効薬理(作用機序):
解熱鎮痛剤(非ピリン系)
中枢神経系に作用、プロスタグランジン合成、カンナビノイド受容体系又はセロトニン作動系などに影響を及ぼす。

アセトアミノフェン N-(4-Hydroxyphenyl) acetamide
医療用医薬品添付文書 製造販売元/東洋製薬化成株式会社 発売元/健栄製薬株式会社

- エリスロマイシン

薬効分類名:マクロライド系抗生物質製剤
一般的名称:エリスロマイシン
効能又は効果:
〈適応菌種〉
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、赤痢菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属、赤痢アメーバ
〈適応症〉
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、梅毒、性病性(鼠径)リンパ肉芽腫、感染性腸炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯冠周囲炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、破傷風、ガス壊疽、アメーバ赤痢
効能又は効果に関連する注意:
〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
治療学的特性:
Streptomyces erythreusから単離された14員環系抗生物質。
グラム陽性菌、グラム陰性球菌、マイコプラズマ、梅毒トレポネーマ、クラミジアに対して強く作用し、作用は静菌的であるが、高濃度では殺菌的に作用。
タンパク質合成阻害、細菌の70S系リボソームの50Sサブユニットに結合し作用。

エリスロマイシン 出典:医療用医薬品添付文書 製造販売元/沢井製薬株式会社

- トラネキサム酸

薬効分類名:抗プラスミン剤
一般的名称:トラネキサム酸
効能又は効果:
全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向
(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、及び手術中・術後の異常出血)
局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血
(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)
下記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状
湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹
下記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状
扁桃炎、咽喉頭炎
口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター
薬効薬理(作用機序):
プラスミンは血管内でフィブリンの分解により血流を維持し、組織では炎症を引き起こす起炎物質であるキニンなどの遊離を促進するなど、血管透過性の亢進、アレルギーや炎症性病変等に関与している。 本剤は、このプラスミンの働きを阻止することにより臨床的に抗出血・抗アレルギー・抗炎症効果を示す。
抗出血・抗アレルギー・抗炎症作用により、出血性疾患、炎症性疾患等に効果を示す。

トラネキサム酸 trans -4-(Aminomethyl)cyclohexanecarboxylic acid
出典:インタビューフォーム 製造販売元/第一三共株式会社

出典:

エレトリプタン臭化水素酸塩
製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社 レルパックス錠20mg
インタビューフォーム F1_レルパックス錠20mg
患者向医薬品ガイド G_レルパックス錠20mg


ロメリジン塩酸塩
製造販売元/ファイザー株式会社 ミグシス錠5mg
インタビューフォーム F1_ミグシス錠5mg


モンテルカストナトリウム
製造販売元/杏林製薬株式会社 
キプレス錠5mg/キプレス錠10mg/キプレスOD錠10mg
インタビューフォーム 
F1_キプレス錠5mg/キプレス錠10mg/キプレスOD錠10mg
患者向医薬品ガイド 
G_キプレス錠5mg/キプレス錠10mg/キプレスOD錠10mg


アセトアミノフェン
製造販売元/東洋製薬化成株式会社 発売元/健栄製薬株式会社
アセトアミノフェン〈ハチ〉
患者向医薬品ガイド G_アセトアミノフェン<ハチ>


エリスロマイシン
製造販売元/沢井製薬株式会社 エリスロマイシン錠200mg「サワイ」
インタビューフォーム F1_エリスロマイシン錠200mg「サワイ」


トラネキサム酸
製造販売元/第一三共株式会社 トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg/トランサミンカプセル250mg/トランサミン散50%
インタビューフォーム F1_トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg/トランサミンカプセル250mg/トランサミン散50%


まず基本的な知識について復習しておきましょう。

■■GPT4o


各医薬品の適用および薬効薬理(作用機序)ならびに基本的な注意・相互作用について


処方1

1. エレトリプタン(Eletriptan)

適用:
片頭痛発作の急性期治療

薬効薬理(作用機序):
エレトリプタンはセロトニン5-HT₁B/1D受容体作動薬(トリプタン系薬)であり、脳血管平滑筋の5-HT₁B受容体に作用して血管を収縮させ、また三叉神経からの炎症性神経ペプチドの放出を抑制することで片頭痛を緩和します。

基本的な注意・相互作用:

  • 心血管系疾患(虚血性心疾患、高血圧など)のある患者には慎重に使用する。

  • MAO阻害薬やCYP3A4阻害薬(クラリスロマイシン、ケトコナゾールなど)との併用で血中濃度が上昇しやすい。

  • 他のセロトニン作用薬(SSRI、SNRIなど)と併用するとセロトニン症候群のリスクがある。


2. ロメリジン(Lomerizine)

適用:
片頭痛発作の予防

薬効薬理(作用機序):
ロメリジンはCa²⁺チャネル遮断薬であり、脳血管の過度な収縮を抑制することで片頭痛の発作を予防します。
また、抗血小板作用や神経保護作用も持つとされています。

基本的な注意・相互作用:

  • 低血圧やめまいを引き起こす可能性があるため、高齢者には慎重に投与する。

  • 他の降圧薬(Ca²⁺拮抗薬、β遮断薬)と併用すると血圧低下が増強する可能性がある。

  • CYP3A4で代謝されるため、CYP3A4阻害薬(イトラコナゾール、リトナビルなど)と併用する場合は血中濃度の上昇に注意が必要。


3. モンテルカスト(Montelukast)

適用:
気管支喘息、アレルギー性鼻炎

薬効薬理(作用機序):
モンテルカストはロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)であり、気道のロイコトリエン受容体(CysLT₁)を阻害することで、気道炎症や気道収縮を抑制します。

基本的な注意・相互作用:

  • 中枢神経系副作用(不眠、抑うつ、興奮など)が報告されているため、患者の精神状態をモニタリングする。

  • CYP2C8およびCYP3A4で代謝されるため、フェノバルビタールやリファンピシン(CYP誘導薬)と併用すると効果が減弱する可能性がある。

  • アスピリン喘息患者では慎重に使用する。


処方2

1. アセトアミノフェン(Acetaminophen)

適用:
解熱・鎮痛(発熱、軽度~中等度の疼痛)

薬効薬理(作用機序):
アセトアミノフェンは非オピオイド鎮痛薬(解熱鎮痛薬)であり、中枢神経におけるシクロオキシゲナーゼ(COX)阻害を介してプロスタグランジン(PG)の合成を抑制し、解熱・鎮痛作用を示します。
ただし、末梢のCOXにはほとんど作用しないため、抗炎症作用はほぼありません。

基本的な注意・相互作用:

  • 高用量で肝毒性があり、特にアルコール多飲者や肝疾患のある患者では慎重に使用する。

  • ワルファリン(抗凝固薬)と併用すると出血リスクが増加する可能性があるため、慎重投与が必要。

  • 他の解熱鎮痛薬(NSAIDsなど)との併用により腎機能障害のリスクが増す可能性がある。


2. エリスロマイシン(Erythromycin)

適用:
細菌感染症(呼吸器感染症、皮膚感染症など)

薬効薬理(作用機序):
エリスロマイシンはマクロライド系抗菌薬であり、細菌のリボソーム50Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害し、静菌作用を示します。

基本的な注意・相互作用:

  • CYP3A4阻害作用があるため、同じくCYP3A4で代謝される薬剤(カルシウム拮抗薬、ベンゾジアゼピン系薬、スタチン系薬など)との相互作用に注意。

  • QT延長を引き起こす可能性があり、心疾患のある患者やQT延長を起こしやすい薬剤(抗不整脈薬など)と併用する際は慎重に使用する。

  • 腸管運動促進作用があるため、消化器症状(下痢、胃不快感など)が出やすい。


3. トラネキサム酸(Tranexamic Acid)

適用:
出血傾向(手術時の出血予防、月経過多)、炎症抑制(咽頭炎、蕁麻疹など)

薬効薬理(作用機序):
トラネキサム酸は抗プラスミン作用を有する抗線溶薬であり、プラスミンの活性を阻害することでフィブリン分解を抑制し、止血作用を発揮します。
また、抗炎症作用もあり、アレルギー反応や炎症性疾患の治療にも用いられます。

基本的な注意・相互作用:

  • 血栓症(深部静脈血栓症、脳梗塞、心筋梗塞)のリスクがある患者には慎重に投与する。

  • 腎機能が低下している患者では、排泄が遅延するため用量調整が必要。

  • 併用禁忌は少ないが、抗凝固薬(ワルファリンなど)との併用には注意を要する。


引用文献

  1. 日本薬局方(最新版)

    • 厚生労働省が定める医薬品の品質基準書。各医薬品の適応、薬理作用、副作用について記載。

  2. 日本医薬品集(最新年度版)

    • 日本国内で承認されている医療用医薬品の情報を収載。適応症、薬理作用、相互作用、注意事項について詳述。

  3. 各疾患の治療ガイドライン

    • 日本神経学会「片頭痛治療ガイドライン」

    • 日本呼吸器学会「喘息治療ガイドライン」

    • 日本感染症学会「抗菌薬適正使用ガイドライン」

    • 日本循環器学会「心血管疾患における薬物療法ガイドライン」

  4. 各医薬品の添付文書(PMDA: 医薬品医療機器総合機構)

    • 公式な医薬品の情報源。医薬品の適応、用法・用量、副作用、相互作用などの詳細を提供。

  5. UpToDate

    • 医療専門家向けのエビデンスベースの情報リソース。各薬剤の最新のエビデンス、作用機序、臨床使用について記載。

  6. Micromedex

    • 医薬品情報データベース。医薬品の作用機序、相互作用、副作用などに関する科学的データを提供。


処方1と処方2を同時に投与した場合の
相互作用リスクについて

※それぞれの処方内での相互作用は論点としない。

処方1:

- エレトリプタン
- ロメリジン
- モンテルカスト

処方2:

- アセトアミノフェン
- エリスロマイシン
- トラネキサム酸


エレトリプタン × エリスロマイシン(併用注意)

  • リスク:

    • エレトリプタンはCYP3A4で代謝されるが、エリスロマイシンはCYP3A4阻害薬である。

    • これによりエレトリプタンの血中濃度が著しく上昇し、血管収縮作用が強まり、高血圧、冠動脈攣縮、脳血管障害(脳梗塞・出血)のリスクが増大する。

    • そのため、エレトリプタンとCYP3A4阻害薬は併用注意とされている。

  • 対策:

    • 代替の抗菌薬(CYP3A4を阻害しないもの)を検討する。
      (例:アジスロマイシン)

    • どうしてもエリスロマイシンが必要な場合は、エレトリプタンの使用を中止し、別の片頭痛治療薬(NSAIDsなど)に変更する。


エレトリプタン|併用注意

P450 3A4阻害により、エレトリプタンの血中濃度が上昇する医薬品等

マクロライド系抗生物質:
エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン
抗真菌剤:イトラコナゾール
カルシウム拮抗剤:ベラパミル
飲食物:グレープフルーツジュース
エンシトレルビル フマル酸

P450 3A4誘導により、エレトリプタンの血中濃度が低下する医薬品等

副腎皮質ホルモン剤:デキサメタゾン
抗てんかん剤:カルバマゼピン
抗結核薬:リファンピシン
飲食物:セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


エリスロマイシンの併用禁忌および併用注意
医薬品リスト

引用文献: エリスロマイシン錠200mg「サワイ」

併用禁忌(併用しないこと)

  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン)

  • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩

  • ピモジド

  • ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)

  • クリンダマイシン(注射剤、経口剤)(ダラシンS注射液、ダラシンカプセル)

  • リンコマイシン塩酸塩水和物(リンコシン)

併用注意(併用に注意すること)

  • 抗不整脈薬:
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等
    減量するなど慎重に投与

    • ジソピラミド

    • キニジン硫酸塩水和物

  • 気管支拡張薬:
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    悪心・嘔吐、不整脈、痙攣等
    減量するなど慎重に投与

    • テオフィリン

    • アミノフィリン水和物

  • 免疫抑制剤:
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    腎障害等
    減量するなど慎重に投与

    • シクロスポリン

    • タクロリムス水和物

  • 抗凝固薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    出血傾向
    減量するなど慎重に投与

    • ワルファリンカリウム

    • 抗凝固薬
      P-糖蛋白質を阻害し、血中濃度を上昇

    • エドキサバントシル酸塩水和物

    • 抗凝固薬
      CYP3A4及びP-糖蛋白質を阻害しクリアランス減少
      血中濃度が上昇

    • リバーロキサバン

  • 抗悪性腫瘍薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    副作用を増強
    減量するなど慎重に投与

    • イリノテカン塩酸塩水和物

    • ビンカアルカロイド(ビンブラスチン硫酸塩、ビノレルビン酒石酸塩等)

    • ドセタキセル水和物

    • パクリタキセル

  • 抗てんかん薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    傾眠、運動失調等
    減量するなど慎重に投与

    • バルプロ酸ナトリウム

    • カルバマゼピン

  • 降圧薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    降圧作用の増強
    減量するなど慎重に投与

    • フェロジピン

    • ベラパミル塩酸塩

  • 睡眠薬・抗不安薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    鎮静作用の増強
    減量するなど慎重に投与

    • ミダゾラム

    • トリアゾラム

    • ゾピクロン

    • アルプラゾラム

  • 抗精神病薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    作用の増強
    減量するなど慎重に投与

    • ブロナンセリン

    • クロザピン

  • ドーパミン作動薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    作用の増強
    減量するなど慎重に投与

    • ブロモクリプチンメシル酸塩

    • セレギリン塩酸塩

  • 勃起不全治療薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    減量するなど慎重に投与

    • シルデナフィルクエン酸塩

    • バルデナフィル塩酸塩水和物

    • タダラフィル

  • 抗血小板薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    減量するなど慎重に投与

    • シロスタゾール

  • 消化管運動促進薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    QT延長
    減量するなど慎重に投与

    • ドンペリドン

  • 副腎皮質ホルモン剤
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    減量するなど慎重に投与

    • メチルプレドニゾロン等

  • 抗ヒスタミン薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    減量するなど慎重に投与

    • エバスチン

  • ジゴキシン
    腸内細菌叢への影響により、ジゴキシンの代謝抑制
    作用増強による嘔気、嘔吐、不整脈等の中毒症状

  • 抗リウマチ薬
    血中濃度低下

    • ザフィルルカスト

  • シメチジン
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    減量するなど慎重に投与

  • 抗ウイルス薬
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    AUCが上昇

    • リトナビル

    • サキナビルメシル酸塩

  • エレトリプタン臭化水素酸塩
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    作用増強

  • エベロリムス
    CYP3A代謝抑制、血中濃度上昇
    作用増強

  • フェキソフェナジン塩酸塩
    P-糖蛋白質の阻害
    血漿中濃度上昇

  • CYP3A4誘導作用を有する薬剤
    CYP3A誘導作用により、本剤の代謝を促進し、本剤の血中濃度を低下

    • リファンピシン

    • リファブチン

    • フェニトイン

    • フェノバルビタール

    • セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

このリストは、エリスロマイシン錠200mg「サワイ」の医療用医薬品添付文書に基づいて作成しました。


論点およびポイント

■■GPT4o


問 106-250|薬理
論点| 片頭痛 / Ca2+チャネル遮断 / 頭蓋血管拡張 / 5-HT1D受容体刺激 / CGRP遊離抑制
ポイント|

  • ロメリジン:
    L型Ca2+チャネル遮断作用を持ち、脳血管の過剰収縮を防ぎ、片頭痛予防に用いられる。

  • エレトリプタン:
    5-HT1B/1D受容体作動薬で、頭蓋内血管の収縮および三叉神経終末からのCGRP放出を抑制し、片頭痛発作を抑える。

  • CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド):
    三叉神経を介した血管拡張および炎症反応に関与し、片頭痛の発症に関わる。

  • モンテルカスト:
    ロイコトリエン受容体拮抗薬。
    片頭痛治療には関与しない。

  • COX-1阻害(NSAIDs):
    炎症性疼痛に有効。
    片頭痛の治療機序とは異なる。


問 106-251|実務
論点| エレトリプタン / CYP3A4阻害 / エリスロマイシン / 相互作用
ポイント|

  • エレトリプタン:
    CYP3A4で代謝されるため、強力なCYP3A4阻害薬と併用すると血中濃度が上昇し、血管収縮作用が過剰になる可能性がある。

  • エリスロマイシン:
    CYP3A4阻害作用を持ち、エレトリプタンの代謝を抑制し、作用増強のリスクがある。

  • エレトリプタンの過剰作用(血管収縮):
    高血圧、冠動脈攣縮、脳血管障害のリスクを高めるため、強いCYP3A4阻害薬との併用は避ける。

  • アジスロマイシン:
    CYP3A4阻害作用が弱いため、エリスロマイシンの代替薬として推奨される。

  • 他の薬剤(アセトアミノフェン、トラネキサム酸):
    エレトリプタンの代謝に影響を与えないため、疑義照会の優先度は低い。


薬剤師国家試験 出題基準

出典: 薬剤師国家試験のページ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp) 


論点を整理します。

■■GPT4o


総合的な論点


この複合問題では、薬理学的な作用機序の理解と、薬物相互作用による臨床的な影響の考慮が求められている。

薬理:問 106-250

片頭痛治療および予防に使用される薬物の作用機序を問う問題である。
処方1に含まれる薬剤の作用機序を正確に理解する必要がある。

  • エレトリプタン(トリプタン系薬剤):
    5-HT1D受容体を刺激し、三叉神経終末からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)放出を抑制することで、片頭痛の急性発作を抑える。

  • ロメリジン(Ca2+拮抗薬):
    頭蓋血管のCa2+チャネルを遮断することで血管拡張を促し、片頭痛を予防する。

  • モンテルカスト(抗ロイコトリエン薬):
    ロイコトリエン受容体拮抗作用により気道炎症を抑える。
    5-リポキシゲナーゼ阻害作用はない。
    片頭痛の治療に直接関与しない。

選択肢3(Ca2+チャネル遮断)と選択肢4(5-HT1D受容体刺激)が正答。

実務:問 106-251

処方1の薬剤と処方2の薬剤との相互作用に着目し、かかりつけ薬剤師が疑義照会すべき内容を問う問題である。

  • エレトリプタンとエリスロマイシン

    • エリスロマイシン:
      CYP3A4を阻害する。
      CYP3A4で代謝されるエレトリプタンの血中濃度が上昇し、作用が増強する可能性がある。

    • エレトリプタンの血中濃度上昇:
      血圧上昇や心血管系の副作用(狭心症、冠動脈攣縮)リスクが増加する可能性がある。疑義照会が必要。

他の選択肢については、臨床的に重要な相互作用が認められないか、優先順位が低い。
最も適切な疑義照会は選択肢3。
エレトリプタンの作用増強リスクを考慮してエリスロマイシンアジスロマイシンに変更。


各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法


薬理:問 106-250

選択肢1:5-リポキシゲナーゼを阻害して、ロイコトリエンの合成を阻害する。

論点

  • 5-リポキシゲナーゼ(5-LOX):
    ロイコトリエンの生合成に関与する酵素であり、この経路を阻害することで炎症反応を抑制する。

  • モンテルカスト:
    抗ロイコトリエン薬であるが、作用機序はロイコトリエン受容体拮抗作用である。5-LOX阻害作用は持たない。

アプローチ方法

  • 作用機序を正しく理解し、5-LOX阻害薬(例:Zileuton、日本での医薬品としての承認は無し)とは異なる点を明確に区別する。

  • さらに、片頭痛治療に関与しないため、不適切。

  • モンテルカスト:
    システイニルロイコトリエン タイプ1受容体(CysLT1受容体)に選択的に結合し、炎症惹起メディエーター(LTD4、LTE4)による病態生理学的作用(気管支収縮、血管透過性亢進、粘液分泌促進)を抑制する。
    抗喘息作用によって、喘息性炎症を改善する。

→ 誤り


選択肢2:Na+チャネルを遮断してグルタミン酸の遊離を抑制する。

論点

  • Na+チャネル遮断作用を持つ薬剤(例:ラモトリギン、カルバマゼピン)は、興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)の放出を抑制することで片頭痛やてんかんの治療に使われることがある。

  • しかし、処方1に含まれる薬剤にはNa+チャネル遮断作用を有するものはない。

アプローチ方法

  • 片頭痛治療薬の機序を整理し、Na+チャネル遮断作用を持つ薬剤との違いを明確にする。

→ 誤り


選択肢3:Ca2+チャネルを遮断して頭蓋血管を拡張する。

論点

  • ロメリジンはL型Ca2+チャネル拮抗薬であり、頭蓋内血管を拡張し、片頭痛を予防する。

  • 片頭痛の予防薬として頻用される。

アプローチ方法

  • 片頭痛の病態(血管収縮と血管周囲の炎症)に対し、Ca2+チャネル拮抗作用が予防的に作用することを確認する。

→ 正しい


選択肢4:セロトニン5-HT1D受容体を刺激して三叉神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の遊離を抑制する。

論点

  • エレトリプタンはトリプタン系薬剤であり、5-HT1B/1D受容体を刺激して三叉神経からのCGRP放出を抑制することで片頭痛を緩和する。

  • CGRPは血管拡張作用を持ち、片頭痛の原因となる神経ペプチドであるため、その放出を抑制することで効果を発揮する。

  • 補足:
    頭蓋血管周囲に存在する求心性感覚神経の三叉神経が活性化されると、三叉神経から calcitonin gene-related peptide(CGRP)およびサブスタンス Pなどの神経ペプチドが遊離され、それが頭蓋血管拡張、血管透過性亢進、血管周囲炎症を惹起する。
    これらの反応が刺激となり頭蓋血管周囲の三叉神経を興奮させ、その興奮が順行性に視床、そして大脳皮質に伝導されて痛みが発現する。 
    出典:インタビューフォーム エレトリプタン臭化水素酸塩 製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社 F1_レルパックス錠20mg

アプローチ方法

  • トリプタン系薬剤の基本的な作用機序を理解し、CGRPの関与を明確にする。

→ 正しい


選択肢5:シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害して、プロスタグランジンの生合成を抑制する。

論点

  • NSAIDs(例:アスピリン、イブプロフェン)はCOX-1/2を阻害し、プロスタグランジン(PG)の生合成を抑制する。

  • しかし、処方1にNSAIDsは含まれていない。

  • 片頭痛の急性治療としての主役はトリプタン系薬剤である。

アプローチ方法

  • 片頭痛治療におけるCOX阻害薬の役割と、トリプタン系薬剤との作用機序の違いを理解する。

→ 誤り


各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法


2問目(実務:問 106-251)

選択肢1:モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を半量にする。

論点

  • モンテルカストとアセトアミノフェンの間に臨床的に有意な薬物相互作用は報告されていない。

アプローチ方法

  • 実務上、モンテルカストの作用増強を懸念するエビデンスがないため、この選択肢は誤りと判断する。

→ 誤り


選択肢2:血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。

論点

  • トラネキサム酸は抗プラスミン作用を持ち、出血リスクを抑えるが、通常の使用範囲では血栓形成のリスクは低い。

  • 併用による臨床的に問題となる相互作用の報告はない。

アプローチ方法

  • トラネキサム酸の適応と相互作用を考慮し、過度な懸念による減量は不要と判断する。

→ 誤り


選択肢3:エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。

論点

  • エリスロマイシンはCYP3A4を強力に阻害するため、CYP3A4で代謝されるエレトリプタンの血中濃度が上昇する。

  • これにより、血圧上昇、冠動脈攣縮、脳血管収縮などの副作用リスクが高まる。

アプローチ方法

  • CYP3A4阻害作用の強いエリスロマイシンを避け、代謝に影響を与えにくいアジスロマイシンに変更するのが適切。

→ 正しい


選択肢4:ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。

論点

  • エリスロマイシンとロメリジンの間に、臨床的に重要な相互作用は報告されていない。

アプローチ方法

  • 実務的に問題となる相互作用がないため、適切ではないと判断する。

→ 誤り


選択肢5:肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン錠に変更する。

論点

  • アセトアミノフェンは適正量で使用すれば肝機能に対する影響は限定的であり、イブプロフェンに変更する必要性は低い。

アプローチ方法

  • 肝障害リスクの比較を考慮し、適応変更が不要であることを確認する。

→ 誤り


引用文献

  1. 片頭痛治療に関する文献

    • Silberstein, S. D., & Dodick, D. W. (2013). "Pathophysiology of migraine: A comprehensive review of common and novel mechanisms." Headache: The Journal of Head and Face Pain, 53(S2), 54-64.

    • Ferrari, M. D., Roon, K. I., Lipton, R. B., & Goadsby, P. J. (2001). "Triptans (serotonin, 5-HT1B/1D agonists) in migraine: Detailed results and recommendations." Drugs, 61(5), 733-767.

  2. Ca2+チャネル拮抗薬(ロメリジン)と片頭痛予防

    • Tfelt-Hansen, P., De Vries, P., & Saxena, P. R. (2000). "Triptans in migraine: A comparative review of pharmacology, pharmacokinetics and efficacy." Drugs, 60(6), 1259-1287.

    • Kowa, H., Fushiki, Y., & Kanda, F. (2001). "Efficacy of lomerizine, a Ca2+ channel blocker, for prevention of migraine: A multicenter double-blind study in Japan." Cephalalgia, 21(8), 822-828.

  3. ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト)の作用機序

    • Peters-Golden, M., & Henderson, W. R. (2007). "The role of leukotrienes in asthma." New England Journal of Medicine, 357(18), 1841-1854.

  4. エリスロマイシンとCYP3A4の相互作用

    • Kashuba, A. D. M., & Bertino, J. S. (2001). "Mechanisms of drug interactions II: Effects of inhibitory and inductive agents on CYP-mediated drug metabolism." Clinical Pharmacokinetics, 40(9), 709-722.

    • Sandson, N. B. (2003). "Drug–drug interactions: Principles, examples, and clinical implications." Psychiatric Services, 54(4), 427-435.

  5. アセトアミノフェンの肝毒性に関するエビデンス

    • Lee, W. M. (2004). "Acetaminophen and the U.S. Acute Liver Failure Study Group: Lowering the risks of hepatic failure." Hepatology, 40(1), 6-9.

    • Larson, A. M., Polson, J., Fontana, R. J., et al. (2005). "Acetaminophen-induced acute liver failure: Results of a United States multicenter, prospective study." Hepatology, 42(6), 1364-1372.


以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか?


大丈夫です。
完全攻略を目指せ!


はじめましょう。

薬剤師国家試験の薬学実践問題【複合問題】から片頭痛治療薬 / 作用機序 / 相互作用 / エレトリプタン / ロメリジン / モンテルカスト / アセトアミノフェン / エリスロマイシン / トラネキサム酸を論点とした問題です。


なお、以下の解説は、著者(Yukiho Takizawa, PhD)がプロンプトを作成して、その対話に応答する形で GPT4o & Copilot 、Gemini 2、または Grok 2 が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。

生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。

Here we go.


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問250-251

一般問題(薬学実践問題)


【薬理、薬剤/実務】

■複合問題|問 106-250-251

Q. 35歳女性。身長160cm、体重48kg。学生時代より重度の花粉症のため、投薬治療を受けていた。1年ほど前より片頭痛が徐々に強くなり、かかりつけ医を受診して以下の処方1で治療を受けている。
(処方1)
エレトリプタン錠|20mg|1回1錠
頭痛時 10回分(10錠)
ロメリジン錠|5mg|1回1錠(1日2錠)|
1日2回 朝夕食後 28日分|
モンテルカスト口腔内崩壊錠|10mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回 就寝前|28日分|


薬理

問 106-250|薬理
Q. 処方1で片頭痛の治療及び予防の目的で処方されている薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 5-リポキシゲナーゼを阻害して、ロイコトリエンの合成を阻害する。
2. Na+チャネルを遮断してグルタミン酸の遊離を抑制する。
3. Ca2+チャネルを遮断して頭蓋血管を拡張する。
4. セロトニン5-HT1D受容体を刺激して三叉神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の遊離を抑制する。
5. シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害して、プロスタグランジンの生合成を抑制する。


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-250-251【薬理、薬剤/実務】論点:片頭痛治療薬 / 作用機序 / 相互作用 / エレトリプタン / ロメリジン / モンテルカスト / アセトアミノフェン / エリスロマイシン / トラネキサム酸|matsunoya


実務

問 106-251|実務
Q. 帰宅後に発熱、倦怠感、喉の痛みを自覚し、近医を受診した。急性扁桃炎と診断され、処方2が処方された。
(処方2)
アセトアミノフェン錠|200mg|1回1錠(1日3錠)|
1日3回 朝昼夕食後 5日分|
エリスロマイシン腸溶錠|200mg|1回1錠(1日4錠)
トラネキサム酸錠|250mg|1回1錠(1日4錠)|
1日4回 朝昼夕食後・就寝前 5日分|
処方1との併用を考慮し、かかりつけ薬剤師が行う疑義照会として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を半量にする。
2. 血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。
3. エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
4. ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
5. 肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン錠に変更する。


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■■GPT4o


■問 106-250|薬理

■論点|

この問題の論点は、片頭痛治療薬の作用機序の特定です。


■解説1|

Ca2+チャネルを遮断して頭蓋血管を拡張する。(選択肢3) [正しい]

  • ロメリジンはCa2+チャネル遮断薬(L型Ca2+チャネルブロッカー)であり、頭蓋血管の過剰な収縮を抑制し、片頭痛の予防に使用される。

  • Ca2+流入を抑制することで血管平滑筋の収縮を抑え、脳血管を適度に拡張する。

  • 片頭痛の病態には、脳血管の急激な収縮とその後の反動性拡張が関与しており、ロメリジンはこの収縮を抑えることで発作の発生を減らす。

セロトニン5-HT1D受容体を刺激して三叉神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の遊離を抑制する。(選択肢4) [正しい]

  • エレトリプタンはトリプタン系薬剤であり、セロトニン5-HT1B/1D受容体作動薬。

  • 5-HT1D受容体刺激により、三叉神経からのCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の遊離を抑制することで、片頭痛の主要なメカニズムである神経原性炎症を抑制する。

  • 5-HT1B受容体刺激作用により、脳血管の収縮を促し、片頭痛発作を抑制する。


■解説2|

ロメリジンの追加情報

  • 一部のCa2+チャネル遮断薬(ニフェジピンなど)は脳血管拡張作用が強すぎるため、片頭痛の悪化を招く可能性があるが、ロメリジンは脳血管選択性が高く、適度な拡張を維持するため有用である。

  • 血圧への影響が少なく、副作用が比較的少ないため、片頭痛予防薬として第一選択となることが多い。

エレトリプタンの追加情報

  • CGRPは片頭痛の発症に強く関与する神経ペプチドであり、CGRPを標的とするモノクローナル抗体(例:エレヌマブ)も新たな片頭痛治療薬として登場している。

  • トリプタン系薬剤は、冠動脈収縮作用を持つため、虚血性心疾患のある患者には禁忌とされる。


■結論|

本問で正しい選択肢は、
✅ 選択肢3(Ca2+チャネル遮断による頭蓋血管拡張)
✅ 選択肢4(5-HT1D受容体刺激によるCGRP遊離抑制)


■補足|

5-リポキシゲナーゼを阻害して、ロイコトリエンの合成を阻害する。(選択肢1) [誤り]

  • モンテルカストはロイコトリエン受容体拮抗薬であり、5-リポキシゲナーゼを阻害するわけではない。

  • 片頭痛の治療とは直接関係がない。

Na+チャネルを遮断してグルタミン酸の遊離を抑制する。(選択肢2) [誤り]

  • Na+チャネル遮断作用を持つ抗てんかん薬(ラモトリギン、カルバマゼピンなど)は片頭痛予防に用いられることもあるが、ロメリジンやエレトリプタンにはこの作用はない。

シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害して、プロスタグランジンの生合成を抑制する。(選択肢5) [誤り]

  • NSAIDs(アスピリン、イブプロフェンなど)はCOX-1を阻害し、炎症性プロスタグランジンの産生を抑制するが、片頭痛の治療機序とは異なる。

  • トリプタン系薬剤とNSAIDsの併用は有効だが、本問の選択肢の記述はエレトリプタンやロメリジンの作用機序と一致しないため誤り。


■問 106-251|実務

■論点|

この問題の論点は、エレトリプタンとエリスロマイシンの相互作用の特定です。


■解説1|

エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。(選択肢3) [正しい]

  • エレトリプタンは主にCYP3A4によって代謝される。

  • エリスロマイシンはCYP3A4を強力に阻害するため、エレトリプタンの代謝が遅れ、血中濃度が上昇する可能性がある。

  • エレトリプタンの血中濃度が上昇すると、血管収縮作用が過剰となり、高血圧や心血管系の副作用(狭心症、心筋梗塞など)のリスクが高まる。

  • そのため、エリスロマイシンをCYP3A4阻害作用の弱いアジスロマイシンに変更することが適切な対応となる。


■解説2|

エレトリプタンとエリスロマイシンの相互作用の詳細

  • エレトリプタンは肝代謝型薬剤であり、経口投与後、主にCYP3A4で代謝される。

  • CYP3A4阻害薬(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、リトナビルなど)と併用すると、エレトリプタンのAUC(血中濃度曲線下面積)が増大し、作用が増強される。

  • 片頭痛治療薬のトリプタン系薬剤は、本来、脳血管の過剰な拡張を抑制する作用を持つが、過度に血管収縮を引き起こすと心血管リスクが増大するため、CYP3A4阻害薬との併用は注意が必要。

  • アジスロマイシンはCYP3A4に対する阻害作用が弱いため、エレトリプタンとの相互作用リスクが低く、代替薬として推奨される。


■結論|

本問で正しい選択肢は、
✅ 選択肢3(エレトリプタンの作用増強を防ぐため、エリスロマイシンをアジスロマイシンに変更)


■補足|

モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を半量にする。(選択肢1) [誤り]

  • アセトアミノフェンはCYP1A2やUGTで代謝され、モンテルカストとは代謝経路が異なるため、相互作用のリスクは低い。

血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。(選択肢2) [誤り]

  • トラネキサム酸は抗線溶薬(プラスミノーゲンの活性化を阻害)であり、通常の臨床用量では急激な血栓形成を引き起こすリスクは低い。

  • エレトリプタンとの相互作用も報告されていない。

ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。(選択肢4) [誤り]

  • エリスロマイシンはP糖蛋白(P-gp)を阻害するが、ロメリジンの血中濃度に影響を与える可能性は低い。

  • ロメリジンはCYP3A4で代謝されるが、エリスロマイシンによる影響はエレトリプタンほど顕著ではない。

肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン錠に変更する。(選択肢5) [誤り]

  • アセトアミノフェンは肝毒性のリスクがあるが、通常量(1日3回600mg)では肝障害を引き起こす可能性は低い。

  • 逆に、イブプロフェンは腎機能への影響があり、胃腸障害のリスクも考慮すべきである。

  • 特に、トリプタン系薬剤との相互作用はないため、変更の必要はない。


必須問題の解説は、こちらからどうぞ。

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では、問題を解いてみましょう!
すっきり、はっきりわかったら、合格です。


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問250-251

一般問題(薬学実践問題)


【薬理、薬剤/実務】

■複合問題|問 106-250-251

Q. 35歳女性。身長160cm、体重48kg。学生時代より重度の花粉症のため、投薬治療を受けていた。1年ほど前より片頭痛が徐々に強くなり、かかりつけ医を受診して以下の処方1で治療を受けている。
(処方1)
エレトリプタン錠|20mg|1回1錠
頭痛時 10回分(10錠)
ロメリジン錠|5mg|1回1錠(1日2錠)|
1日2回 朝夕食後 28日分|
モンテルカスト口腔内崩壊錠|10mg|1回1錠(1日1錠)|
1日1回 就寝前|28日分|


薬理

問 106-250|薬理
Q. 処方1で片頭痛の治療及び予防の目的で処方されている薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 5-リポキシゲナーゼを阻害して、ロイコトリエンの合成を阻害する。
2. Na+チャネルを遮断してグルタミン酸の遊離を抑制する。
3. Ca2+チャネルを遮断して頭蓋血管を拡張する。
4. セロトニン5-HT1D受容体を刺激して三叉神経からのカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の遊離を抑制する。
5. シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)を阻害して、プロスタグランジンの生合成を抑制する。


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実務

問 106-251|実務
Q. 帰宅後に発熱、倦怠感、喉の痛みを自覚し、近医を受診した。急性扁桃炎と診断され、処方2が処方された。
(処方2)
アセトアミノフェン錠|200mg|1回1錠(1日3錠)|
1日3回 朝昼夕食後 5日分|
エリスロマイシン腸溶錠|200mg|1回1錠(1日4錠)
トラネキサム酸錠|250mg|1回1錠(1日4錠)|
1日4回 朝昼夕食後・就寝前 5日分|
処方1との併用を考慮し、かかりつけ薬剤師が行う疑義照会として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を半量にする。
2. 血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。
3. エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
4. ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をアジスロマイシン錠に変更する。
5. 肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン錠に変更する。


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全50問 × 4回分(合計 200問)

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薬剤師国家試験対策ノート📒
薬学実践問題 第106回薬剤師国家試験 全50問

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薬学実践問題 第107回薬剤師国家試験 全50問

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薬学実践問題 第108回薬剤師国家試験 全50問

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