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他人に好みを合わせるな!作曲家が自分らしさを貫くべきたった一つの理由


はじめに

こんにちは。
作曲家兼Sleepfleaks講師の松下です。

あなたは他人から、自分の曲に対してフィードバックを受けた事はありますか?
何年も作曲活動を続けていると、良くも悪くも様々なフィードバックが耳に飛び込んで来るものです。

そのようなフィードバックを真に受けて、自分の曲を改善しようと思ったことはありますか?
もちろん、他人の意見を聞くことは良いことです。
そのような余裕と前向きな気持ちは素晴らしいと思います。

しかし、全く自分を持たずに他人の意見に合わせに行くととんでもない目に遭います。

音楽というのは詰まるところ芸術に他ならないので、自分の「好き」を全力で出すのが善です。
音楽を評価や指摘する側にも必ず「好み」はあり、それが評価に影響するのはいうまでもありません。

その中で自分の「好き」を殺してまで、他人に合わせようとする必要は全くないのです。

私の作家事務所での経験

まずは私の失敗談からお話しします。
私は数年前、有難いことにとある大手作家事務所に所属させて頂いておりました。
きっかけは自分から楽曲をメールで送ったことで、気に入っていただけたことでした。

それから私は長年の夢であった「プロ作曲家」になる為、日々コンペに挑む日々になりました。
全身全霊をかけて今まで培ってきた技術を活かし挑んだのです。

2年の格闘だったのですが、結果はそこそこでした。
もちろん最初からうまく行くわけもなく、一年目は全く結果が出ず。
作家事務所からの素晴らしい協力もあり、2年目は複数のコンペに受かることができました。

しかしその2年間の中で、私が事務所に入った当時のようなオリジナリティは失われつつありました。
原因はコンペに受かろうとするあまり、”自分の色”より”コンペに受かりそうな色”に自然とシフトしていったことでした。

長年の夢であるプロ作曲家になる為のチャンスが目の前にぶら下がった時、そのプレッシャーに負けたのでしょう。

また一刻も早くプロになって、周りを安心させなければという思いが大変強かったです。

結果として自分の「好き」を殺してまで、他人に合わせようとするスタイルになっていました。

具体的には私は洋楽をベースとしたEDMやHiphopのサウンドが得意でした。
その中で気づけば日本のサウンドに合わせようとしてしまったのです。

あなたは何屋さんなのかを自覚する

作品とは不思議なもので、
自分の好きを殺すと一気にその人の作る良さが失われます。
全く強みを活かせないのです。

たとえばあなたはラーメンを食べたい時、ラーメン屋さんに行きますか?
それともステーキ屋さんに行きますか?

変な例えなのでステーキ屋さんのラーメンも気になりますが、やはりラーメン屋さんに行きますよね。
ステーキ屋さんがどんなにラーメンを推したとしても、ラーメン屋さんには負けてしまいます。

ラーメンだけを本気で作っているラーメン屋さんには、味も値段も負けてしまうでしょう。

では、あなたは何屋さんでしょうか?

私はEDM/Hiphop屋さんでした。
それなのにJ-POPの方が売れるのでは?と思いJ-POPも売り出しました。

それでもJ-POP屋さんが作るJ-POPには勝ち目がないです。
だって向こうはそのスペシャリストなんですから。

あなたはあなたの畑で勝負しましょう。
もちろんあなたが「好き」な範囲であれば、どんどん作れる幅を増やすべきです。

でも何度も言いますが、
自分の「好き」を殺してまで、他人に合わせようとする
のはNGです。

他人に合わせた結果成功した人の結末

ではもしこれでうまくいった場合はどうなるのか?
もちろん、そういう例もあるでしょう。

私もJ-POPに少し寄せたおかげで取れたコンペもありました。
(同様に自分の好きを貫いた結果受かったコンペもありました。)

もし私がJ-POPで成功していた場合、その実績からJ-POPの依頼が殺到することでしょう。誰も私のことを本当は洋楽サウンド屋さんとは思わないですから。

そうなると、一生それを作り続けないといけないという形になります。

果たしてそれは、好きを仕事にするということでしょうか?
また、好きなことを仕事にしている意味はありますでしょうか?

最初は好きじゃないことも、やってるうちに好きになる余地はあると思います。でもそれはほとんどの職業でも同じです。

もちろん、これは僕の価値観なのであなたはあなたの幸せの価値観で考えてください。

あなたの作品を愛してくれる人はいる

他人からどんなフィードバックをもらおうと、
あなたはあなたの方向性と好みを貫く大切さは伝わりましたでしょうか。

では、自分の本当に良いと思う音楽が、他人に評価されるにはどのようにすれば良いのでしょう?その答えはこれです。

他人に合わせて作品を作るのでなく、自分の作品を愛してくれる人を探す

あなたはただ、自信を持って作品を発表していけば良いです。

あなたの好みが例え少数派だったとしても、現代は多様性の時代なので
あなたの音楽を愛してくれる人は必ずいます。

売れる音楽を作るのではなく、自分の音楽を売る方法を考えてみてください。

その道が一番近道であり、あなたが本当に夢見た
好きな音楽で生きていく自分と出会える唯一の道です。

最後に

今回の記事は僕の経験から皆さんに本当に伝えたかったことなので、勢い余って思いの外長くなってしまいました。
創作活動には精神を消耗することもあります。そんな方々の支えの一つになれれば良いなと思います。
ぜひ自分の好みを貫いて、創作活動を楽しんでください。

また、なかなか作品を発表する第一歩を踏み出せない人はこちらの記事を読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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