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「なんか、仕事オモんないな……」と感じたから、そろそろ『仕事との向き合い方』の話をしよう

15年以上勤めた高校教師の仕事を40歳になる年にスパッと辞め、畑違いの映像クリエイターとなって第2の人生をスタートさせた僕、松梅タケ。そんな僕が備忘録ついでに行動変容などを記録しているシリーズ。「第2の人生の始め方」。

同じ境遇にいらっしゃる方や、第2の人生を始めたいけれど行動ができていない方、そんな方達の参考になれば……と思ってまとめている。

第3弾となる今回は、「仕事との向き合い方」について書こうと思う。

第1弾:承認欲求の捨て方
第2弾:人生の優先順位の付け方
第3弾:仕事の向き合い方 ←イマココ

余談だが、次はきっと友達付き合いについて。その次は家族との向き合い方になるだろう。そして健康の話になっていくのだろうか……。

こうして並べてみると、40代は悩みオンパレードで困ってしまう。

……とまぁ、未来の記事内容は、未来の僕に任せるとしよう。
この記事では第2の人生を始める上で、「仕事とどのように向き合ってきたか?」これについて体験談を語ろうと思う。

参考になれば幸いだ。


「それができれば苦労しないよ」は禁止

はじめに。
本記事で、最も重要なことを伝えたい。

「それができれば、苦労しないよ」は今後一切、禁止にしてほしい。

あくまで第2の人生を始めるなら……という前書きがつくのだが、何かを変えるとき、とりわけこれまで行ってきた習慣、置かれた環境などを変えるときには気をつけてほしい。

「あなたはそう言うが、それができれば苦労しなよ」と言って、何もしなくなってしまう・・・・・・・・・・・ことがよくある。

かくいう僕もそうだ(った)。

今では偉そうに話しているが、成功している人やうまくいった事例を見て、「そりゃ確かにうまくいくよな、その状況なら。いいよ、あなたは。あなたみたいにできれば苦労しないよ」と考えていた時期がある。

でも、2つ覚えていてほしい。

  • 1つ目は、「しない・できない」と言う人は、やっていない・・・しか・・言わない。

  • 2つ目は、自分にできる方法でアップグレード(ダウングレード)すればいい。

この2つを知らずに(いつも通りに「それができれば苦労しないよ」と言って)物事が進み、いざ行動してしまったらそこには「他責」が生まれる。

「あなたが言ったから、やったんだ」
「あなたが言った通りにやったのにできない」

こんな感じだ。別に、自己弁護のために言っているのではない。

ここまで読んでくれているあなたのために、あなたが自分ごととして考えてもらうために話している。他責では何も生まない

他責を生まないためのはじめの一歩として、それができれば苦労しないよと言うのは禁止にしてほしい。第2の人生を始めるためには、環境や考え方を変える必要がある。第1の人生を終わらせないと、第2の人生がスタートしないからだ。

反対に、やり過ぎも禁物だ。

僕のこの意見も含め、他人の成功体験を盲目的に信じたり、有り難がったり、すがって生きたりするのもやめた方が良い。他責を生みやすいからだ。

他責では第2の人生は訪れない。

成功体験には再現性が少ないというのが最たる原因になるのだろうが、冒頭に申し上げた意味もある。繰り返す。

  • 1つ目は、「しない・できない」と言う人は、やっていない・・・しか・・言わない。

  • 2つ目は、自分にできる方法でアップグレード(ダウングレード)すればいい。

この2つに気をつけてぜひこの記事を自分ごとに落とし込んで実践してみて欲しい。


ワーク・ライフ・バランスは古い……らしい

仕事の向き合い方として、昔はよく「ワーク・ライフ・バランス」を持ち出して語られてきた。

かくいう僕もそうだ。

高校で生徒たちに指導しているときや、高卒求人を求めてやってきた企業相手などに「今の生徒たちは、プライベートの時間を重視します。就職・転職活動が売り手市場となった今、ワークライフバランスは重要です」と言った具合に説明してきた。

しかし第2の人生を始めた今では、これは正確ではなかったと感じている。なんせ僕は、ワークとライフを分けて考えていない。

最近では、ワーク・ライフ・ハーモニー(仕事と生活の調和)とか、ワーク・イン・ザ・ライフ(人生のなかに仕事がある)などと言うそうだが、まさにこれは今の僕の仕事に対する価値観と同じだった。

Geminiによって生成されたイメージ図

僕は第1の人生から第2の人生に移る際、仕事との向き合い方を変えるために、下記のようなことをした。

  • 仕事を減らすために飲み会に参加しなくなった。

  • 仕事を減らしてパフォーマンスを上げるために仕事を断るようになった。

  • 仕事を定時に帰るようになった。

このいずれも僕の人生にとって良い効果が得られた。家族と過ごす時間が圧倒的に増えたのだ。これは紛れもない事実だ。

しかし、人生に占める仕事の「総量」が減ったかというと、決してそんなことはない。むしろ、密度は増しているとさえ思う。

例えば、家族と過ごす時間が増えた。けれど、旅先で出会ったサービスに触れては「なるほど、これは僕のビジネスに活かせるな」と、つい思考が走ってしまう。プライベートの真っ只中にいるはずなのに、ビジネスの脳細胞は1ミリも眠っていないのだ。

そこで気づく。僕たちが「第2の人生」に求めるべきは、仕事の量や時間のコントロールではなく、仕事の「質」や「種類」の転換なのだと。

だから、「プライベートをもっと充実させたいから、第2の人生を始めたい」と考えるのは、少し核心からズレている。単に豊かな私生活が欲しいだけなら、第1の人生の延長線上でいくらでもやりようはある。わざわざ生き方の大改革を起こす必要なんてないのだ。

プライベートの時間を増やしたいだけなら、やるべきことはシンプル。会社に有給休暇の申請書を出す、それだけでいい。「ブラック企業だから休暇なんて取れない」というなら、辞める覚悟で取ってみたらいい。きっと取った後でも辞めさせてもらえないから。

話を戻すが、長らく「ワーク・ライフ・バランス」が大事と言われてきたが、最近では「ワーク・ライフ・ハーモニー(仕事と生活の調和)」とか、「ワーク・イン・ザ・ライフ(人生のなかに仕事がある)」とか、dodaが提唱するワーク<ライク>バランスという表現などまで出てきたところを見ると、より豊かに生きるために──第2の人生を始めるために──必要な考えは、仕事の「質」や「種類」の転換なのだと気付かされる。

では、転換に必要な行動は? どうやればいいの? そんな疑問に答えていこうと思う。


あなたは、仕事におけるコンセプトを考えたことはあるだろうか?

突然だが、ちょっと次の文章を読んでほしい。

たまたま偶然どこの誰とも知らない、とあるデザイナーが仕事の募集をしている。あなたはこの方に仕事を頼みたいと感じるだろうか。

【自己紹介】
フリーランスWEBデザイナーをやってます。
お客様の想いと課題に寄り添っていくうちに、ホームページ以外にも動画編集やシステム開発など様々なスキルを身につけました💡
コンセプトは「集客のできるホームページ作り」
ホームページは持っているだけでは見られません。
しっかりと問い合わせや申し込みに繋がる動線作りや集客のための仕掛けが必要になります💡
お店の立ち上げから新規事業の立ち上げまで法人個人問わず携わってきたからこそ、お力になれると自信を持って言えます。
是非、以下の中でお困りごとあればお気軽にご相談ください!
もちろん相談は無料です!
✅ホームページ作成/更新/リニューアル
✅SEO/MEO対策
✅名刺、チラシ、パンフレットなどの印刷物デザイン、印刷手配
✅公式LINEの初期設定/ステップ配信などの仕組み化
✅動画編集
✅パソコントラブル
✅SNS運用アドバイス
✅経営コンサル
など、この5年で多岐に渡り経験をしてきました。
上記に書いてなくても「こんなのできる!?」と気軽にご相談ください。

引用:https://www.threads.com/@chezmoi_info/post/DOQzhOkktNn?xmt=AQF03SE54o--vJhoDbMDDdXWqXxMnD2n8JvsXxpSaarWzA
※筆者の方で一部改変

仕事内容やこの文章の良し悪しについて語るつもりは全く無いのだが、あなたはこのコメントを読んで、どう感じただろうか。

おそらく「ふーん」である。
または「長いな」かもしれない。

いずれにせよ、この文章を読んで「あ、これって私のことね! ちょうど困っていたのよ!」と感じる人は少数だろう。ましてや「この人にしか頼めないわ!」と感じた人は居ないかもしれない。

少なくとも僕は頼みたいと思えなかった。なぜなら僕が思うに、この文章には「コンセプト」が無いように感じるからだ。

一応、「集客のできるホームページ作り」と、コンセプトと思しき記述はあるが、ホームページとはそういうものなので、パンチが弱い。伝わらなければ無いのと同じだ、とどっかの偉い人が言っていた。

ファッション業界ではコンセプトとテーマが逆になるらしいので、もしあなたがファッション業界に身を置いているなら、テーマと置き換えても良い。

コンセプトとは文脈によって様々な捉え方がなされるだろうが、ここではシンプルに切り口とする。何を切り捨てて何を拾いに行くか。誰のどんな課題を解決するためのものなのか。

このコンセプトづくりは、びっくりするほど仕事との向き合い方を考えるのに重宝するから、ぜひ「コンセプトをつくる練習」を実践してみてほしい。

わかりにくいと思うので、例題を用意した。

例えば、あなたがツナマヨおにぎりを作って売る立場として、下記のようなコンセプトを立てたとする。

「忙しい朝やお昼にでもパパッと食べられて便利な、お出汁の旨みを感じたい人に向けて開発した、西日本限定のツナおにぎりを、安価に提供する」

これなんかは(手前味噌だが)良いコンセプトだろう。すでにどんなツナおにぎりか気になっている。「そんなツナマヨおにぎりなんてあるのだろうか」と。もし仮にその作っている人が、日本料理店を10年勤めた人ならどうだろうか。はたまた、有名パティシエでもいいし、パン屋が本気出して作ったという接頭語を足しても良い。魅力が何倍にも増す。

一方で。もし上記のコンセプトを「安価」だけに絞って、「私の作るおにぎりは、安くてうまいツナマヨおにぎりです」だと、どうだろうか。

好みで分かれるだろうが、少なくとも僕の中では良いコンセプトにならない気がする。お金に主軸が当たってしまうと、金欠のときには確かに助かるだろうが、そもそも金欠のときには「たとえ安くても買わない(買えない)」からだ。我慢一択。大手や体力(資本)のあるコンビニチェーンやスーパーマーケットが競合になるため、相当苦戦を強いられるに違いない。

切り口を間違えてしまうと効果が発揮されない、それがコンセプトだ。僕はそう思っている。

コンセプトとは、マーケティングやブランディングを勉強すると嫌でも耳に入ってくるが、差別化と言ったり優位性と言ったりすることもあるだろう。この記事はビジネス学を教えているつもりはないので細かな定義は割愛する。

コンセプトを考えるときには、「ヒト・ジャンル・場所」で切り捨てるものを考えると良いとされている。

では余談が長くなったが、ここからはおにぎりではなく、今度は仕事で考えてみよう。

第2の人生でイラストレーターになりたいという目標があったとする。そのとき、どんなイラストレーターになりたいと思うのか。

間違っても「可愛い絵が描けるイラストレーターになりたい」「企業の役にたつイラストを描きたい」などとしてはダメだ。コンセプトがない。企業側にとって選ぶ理由にならない。コネがあれば別だが、ほとんどの人にとっては仕事をもらってくるのは難しいだろう。

ここにコンセプトを足してみるとどうだろうか。

例えばヒトで区切る。「40代男性のために可愛い絵が描けるイラストレーターになりたい」これなら、(なんだか犯罪の匂いもしてしまう気がするが)ちょっと興味が湧かないだろうか。

ジャンルで区切るとどうだろう。「一人社長の企業に役立つイラストを描きたい」「飲食店で使える、おしゃれさと美味しさが両立したイラストを描きたい」こんな具合だ。

場所なら最近は地方創生がアツいので、地方を絡めれば大体差別化につながり、コンセプトづくりに役立つ。

冒頭のホームページづくりの人の場合はどうしたら良いだろうか。

「お店の立ち上げから新規事業の立ち上げまで法人・個人問わず携わってきたからこそ、お力になれる」みたいなことが書かれていたから、そこから差別化につながりそうな印象はある。

そこで僕なら、こうする。

「集客にお困りの全国の中小企業のオーナー様が『丸投げ』できるように、これまで100件の新規事業を立ち上げた経験を活かして、うまくいったパターンを徹底的にトレースして、貴社事業のホームページを制作する」

こんな具合だろうか。

実際にビジネスにしようとするならば、コンセプトを作るだけではダメだ。ニーズや市場調査などはマストだから。もちろん、コンセプトをコピーに落とし込む作業も必要だ。長すぎるコンセプトでは誰にも響かない。

それでも、仕事との向き合い方としては明確に変わったことが実感いただけるのではないだろうか。

ホームページ作れます! 「こんな『〇〇な人』×8パターン」の人たちにおすすめです! とするより、「私は『コレ(コンセプト)』で、生きています!」という方が、仕事との向き合い方が明確になっていないだろうか。

ただ闇雲に「新しいことに挑戦したい」「これはすごいんです!」と触れ回るよりもよっぽど、第2の人生を始められそうな気概を感じられるのは僕だけではないはずだ。

いずれにせよ、あなたにしか提供できないものは何か? これに尽きる。実はこのコンセプト作りが、第2の人生を始めるにあたって「仕事の向き合い方」として大変重要である。

きっとdodaが提唱している「ワーク<ライク>バランス」というのも、そこが軸になっているのだろう。私が共感しているワーク・ライフ・ハーモニー(仕事と生活の調和)とか、ワーク・イン・ザ・ライフ(人生のなかに仕事がある)なんかもそうだ。

あなたにしか提供できないものは何か?
その「コンセプト(ヒト・ジャンル・場所で切り捨てた見せ方)」は何か?

手始めに、あなたの今の仕事のコンセプトは何か。それを言語化してほしい。できなければ惰性で仕事をこなしているかもしれないので、危険信号だ。

「第2の人生ではどんなコンセプトで仕事をするのか」

それがわからないと「私は何のために仕事を辞めて、この生活を始めたのだろう……」となってしまい、たちまち生活が立ち行かなくなる。後悔すら出てくるかもしれない。

そうならないために、仕事との向き合い方のはじめの一歩として、仕事に対するコンセプトを考えてみてはいかがだろうか

ちなみになかなかコンセプトが思いつかない人は、人生における優先順位がはっきりしていないことが多いように思うので、過去記事を参照されたい。

仕事との向き合い方に大事なこと

この記事をまとめると以下の通りだ。

  • 他責はやめる。「あなたはいいよな」を禁止する

  • 仕事とプライベートを分けて考えない方がいい。プライベートだけを充実させたいなら、第1の人生で達成できるので第2の人生を始めない方が良い。

  • 仕事における「コンセプトづくり」をする。ヒト・ジャンル・場所で切るとコンセプトは作りやすくなる。

こんなところだろうか。

僕自身、金なし・人脈なし・スキルなしの状態で異業種の世界に飛び込んで、第2の人生がなんとか楽しく過ごせている。

前職は高校教師。生きていくだけなら高校教師のままでもよかった。

でも僕はそうしなかった。40歳になる年にスパッとやめて第2の人生をスタートさせた。

この経験が何かしらあなたの生きる上でのヒントになれば嬉しい。

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