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絵と趣味にしか興味がなかったイラストレーター、片付けをしてみたら心理的ハードルが下がって楽しくなり自己肯定感も上がった話


私もね、片づけめちゃくちゃ苦手人間で、自分から部屋を片づけようおしゃれにしようって感覚、つい最近までなかったんですよ…。

人って変われるんです…!


こんにちは!お部屋と日常を描くイラストレーターの、松峰です!
先日、お部屋の片づけをした記事を公開しました。

こちらでは実際に部屋を片付けた過程を記録し、思った以上に反響をいただけました。読んでくださった方、本当にありがとうございます…!

ただ、正直に言うと、この記事を書いたときは「記事を書くために部屋を片付けた」という感覚がどこかにありました。

最初は、「映える部屋にしてnoteを伸ばしたい」という不純な動機が奥底にあったのです。


でも今は…それでいいと思っています。

たとえ動機が不純だって、それで今までできなかったことができるなら!




noteを書くようになってから訪れた変化


それはずばり…
絵を描いたり生活を発信するために書いていたはずが、なぜか逆に「片付けや掃除」の意欲が出てくるようになったことです!


まず、片付けに興味を持ったそのきっかけは、noteを始めて間もなくXやnoteでフォローさせていただいていた、藤原華さんの影響が…大きいですね…

最初はnote発信のノウハウを知るためにフォローさせていただいていたのですが…
この方は片付けについても積極的に発信されており、その関係の発信にちょっと興味を持ったら…まんまとハマってしまってですね…(ちょろい)

「こういう暮らしがしたい。いつかではなく、今…!」

いつか引っ越し、いつか一人暮らし…
いつ来るかもわからない「いつか」に囚われていた私にとっても、転機になりました。


こうして以前より過ごしやすく、写真も撮れるお部屋を手に入れた私。
以前の私なら、たぶんここで満足してしまって、またしばらくしたら散らかった部屋に逆戻り……なんてことになっていたと思います。


でも今は、心境の変化があります。
片付けること自体への興味が、だんだん湧いてきているのです。

どうしてかは、自分でもよくわかりません。
これまでの私は、そもそもおしゃれだとか、「自分をよりよくする」ことに、とんと興味がありませんでした。
会社員時代は、お給料は、生活に必要なもの以外は大半を推しのグッズを買うのに費やし、貯金もほぼなし。
安月給と忙しさもあって、ストレス解消のために消費に走る行動ばかりとっていました。


でも今は、どうしたら、今の部屋を維持し、また片付けや模様替えをしてアップグレードしていけるか?と考えている自分がいます。
正直、以前の自分なら考えられないことです。

それが転じて、「こんなズボラな私でも、どうすれば無理なく片付け習慣を続けられるか?」と考えて、行動するようになりました。


片づけをして訪れた変化


前述のように〝ズボラ〟な私に、片付けをしていくうちに、具体的にどんな変化が起きたのか、というと、

  • どうしたら無理なく片付けができるか考えられるようになった

  • 物を捨てられるようになった

この二つが、最も大きな変化だと感じています。


どうしたら無理なく片付けができるか考えられるようになった


これまでなぜできなかったのかと考えてみると、片付けに取り掛かること自体に抵抗があった、心理的ハードルがあったのだと思いいたりました。

そしてなぜ抵抗があったのか…突き詰めて考えれば、何かするには道具を取りに行く必要があり、面倒だったからというのが大きいと思います。


そこで思いついた解決策が、パート先の店舗での清掃方法の応用でした。
ここでは店舗内のすぐ取れるところに、クイックルワイパーなどにつけて使う「ドライシート」が置いてあり、皆雑巾代わりに使っていたのです。

水を用意したり絞りに行く必要がなく、ホコリも水拭き以上に取れる、使い終われば捨てるだけなので重宝しているドライシート。
これを部屋に置けばいいのでは!?と気づいたのはかなり最近のこと…家族はあまりこういうものを掃除に使っていなかったので、灯台下暗しです。


そう、私は「職場では掃除ができるけど、家では全然できなかった」タイプの人間でした。
以前どこかで聞いた話ですが、「職場で気を張っている人」は、外では求められている役柄を演じているため、気がゆるむ家ではそこから解放されることでバランスをとっているのだそうです。私もそうだったのだと思います。

そんな私が片付けや掃除に気を回すことができるようになったのは、ブラックな働き方をやめたことで、心理的に余裕が出てきたからかもしれません。


そんなこんなで今は、掃除道具を手に取りやすく、でも部屋になじむようにと考え、100均で買ったドライシートを、今は無印良品のティッシュボックスに入れ替えて使っています。
(ただこの卓上用だとちょっとはみ出てしまうので、写真は載せません…容器は最高の余地ありですね…あるいはもっと省スペースタイプのドライシートがあれば…)

そうしてちょこちょこ気になったところをすぐに掃除できるようになった今は、気づくと「次どこか片づけられるところはないか」「もう少し部屋をおしゃれにできる余地はないか」と考えていたりします。
しかもちょっと楽しんでいます。

本当にこれまでの自分だったら考えられないようなことなので、びっくりしています。



物を捨てられるようになった


以前の私は、物を捨てられず、ため込んで、床に置いて、押し入れに押し込んでしまう性格でした。
なので一連の片づけでは、とにかく「ここ1~2年、使っていない・動かしていいないものを処分する」を目標に、一気に物をなくしました。

前回の記事のときは部屋の中の片づけでしたが、今回は押し入れの中まで片付けを行い、収納スペースにかなり余裕ができました。

「とにかく足の踏み場を作りたい」と考えて自分史上一番物を捨てた・使えるものは売った結果、ごみ袋は裕に5袋以上、段ボール4~5箱分くらいのものを処分したと思います。

そして片づけた結果気づいたのが、今、必要なものは案外多くない、ということです。


モノに囲まれている間はどれもこれも必要なものに見えていましたが、それは視覚的な情報量が多くて混乱し、「いるもの・いらないもの」の判断が鈍っていただけだったみたいです。


百均などで買って「いつか使うかも」とため込んでいた便利グッズも思い切って処分し、「必要になったときに必要な数だけ調達すればいい」と考えられるようになりました。

これまでの趣味であったオタク趣味による溢れていた推しグッズも、今回どうしても残しておきたいもの以外は、他の大切にしてくれる方のために手放しました。今では段ボールひと箱に収まるくらいの量です。
変わらず推しつつも「グッズの量=推しへの愛」というプレッシャーを手放し、より吟味して「愛でる」ことができるようになった気がします。

思い出の品など、いまどうしても手放せないものも、いつか引っ越しする時までにゆっくり考えて、断捨離できるものは断捨離していこうと思います。
究極、「あの世に持っていけないもの」はゆくゆく手放していこうと思っています。
今の部屋なら、もし引っ越すことになっても、荷造りはラクだと思うので…!


ものを減らしたことで、「本当に必要なもの」が見えるようになり、動きにくさや探しにくさが減って、余計な思考のリソースを割かなくてよくなったというのが、最近の実感です。

探し物をしたり、あるものを見つけられずに買い足してしまうことが減りました。 
不要なもののうち、まだ使えるものを売ればそれも足しになります。

今はまだ始めたばかりですが、回り回って、きっと自己投資に回す時間やお金も、これから少しずつ増えるのではないかと期待しています。

自分のことながら、少し前まで考えられなかった変化に、かなり驚いているところです。


片づけは「なりたい自分への一歩」


ここ最近色々片づけをするようになって、まず思ったのが「片付けは手段である」ということでした。

片づけすること自体でなく、「それによって趣味の道具へのアクセスをしやすく、ひいては趣味をしやすくする」ためでもある。そう思ったほうが片付けが捗ったのです。

たとえば、観葉植物の手入れ道具(植え替えなどに使うもの)を押し入れに入れていましたが、あとから見境なしに突っ込んだモノであふれていて、取り出しにくくなっていて、それが回り回って「植物のお世話ちょっとめんどい」というメンタルにつながってしまっていました。

そこをしっかり片づけたことで、観葉植物お世話グッズの出し入れが楽になり、「よし、植え替えやるか」とやる気も出てきて、これまで「ただ置いている」ような状態だったものが、よりお世話ができるようになり、愛着が上がってきています。
今は初夏、日々新芽が伸びる様子を楽しんでいます。もう少し気温が安定して上がってきたら、必要な鉢から植え替えをしていこうと思っています。


ところが、です。最近さらに、もう一段違う自分自身の変化を感じています。

その「手段」だったはずの片づけが、していくうちにだんだん「したいこと」、つまり「目的」に変わっていっているのを今、感じているのです。


言葉にしてみるなら、ネットには書かない、「自分だけの快適さ、心地よさ」に目が向くようになった、ということです。

これまで、人に見せない部分まで整えることの必要性を、正直感じていなかった部分がありました。自分自身の暮らしに使うものや服などに、あまり興味やこだわりがなかったのです。
アニメとかで見た、誰に見せることもないけど気合を入れて下着を可愛くする…みたいな描写が、それ以前はまったくピンときていませんでした。

最近の作品で例えるなら「リコリス・リコイル」の、男物の下着をつけていたたきなの状態でしたね…。

片付けの大変さが骨身に沁みたのか、あるいは物が少ない快適さのためか、必要ないものを買う衝動は、最近抑えられてきています。

収納が空いているからと、埋めるように何か収納グッズとかインテリア用品とかオブジェとか買おう…とも思わなくなりました。

その代わり、なりたい自分に近づけて、本当に気に入ったもの、長く使えるよいものを探そう、と意識して吟味するようになりました。

心境の変化にともなって、気づいてきたこともあります。

掃除や片づけは暮らしやすさを向上させるだけでなく、「自分自身が〝いいもの、好きなものに囲まれている〟状態」に身を置くことになり、結果的に「自分自身を大切にする」ことになって、自己肯定感を上げるのだということです。

片づけは、これまで接点がないと思っていた「心の余裕」と実は地続きなのだということ。

なにより、動機がどうあれ「片づけた」という事実があり、それをすることを自分で選んだ結果だということが、自分の自信になること。これが一番大事だと思います。

私がいま、絵でも生活でも一番大切だと思うのは「自分で選び、決めることができる」ことです。
その喜びのうちのひとつを、私は偶然の重なりで、片づけの中に見つけました。

ちょっと大げさかもしれませんが、私にとってはそれくらい大きな変化です。
そしてこの体験がまた、誰かの「きっかけ」を後押しすることができたらいいな、と思っています。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。





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