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15年前の過去記事に書かれたマスコミの未来予測

今回の兵庫県の知事選で多く見受けられたワードが「オールドメディア」。
テレビ、新聞を揶揄した「マスゴミ」もそうですが、第4次産業革命による構造の変化にマスメディアが適合出来ていないことが、このような呼称を生み出している根本的な原因なのでは、と思ってしまいます。

で、ふと、過去にテレビ局の偉い方がメディアの未来について話していたインタビュー記事があったよなぁ……と思い出しました。

何を話されていたか。
たしか、テレビの系列は少なくなるとか、でもネットはテレビを超えられないとか、とか、頭のなかの記憶の引き出しがグルグル🌀と。

で、ググりまくって見つけました。
15年前、2009年に東洋経済オンラインに掲載された記事でした。

ぜひ、全文を読んでいただきたいところですが、お時間のご都合もおありでしょうから、文明の利器のChatGPTに記事を要約してもらいました。

➡︎ この記事では、日本テレビ放送網の氏家齊一郎さんが、広告業界を取り巻く構造的な変化について詳しく論じています。要点は以下の通りです。

1. 流通寡占と広告減少が密接にかかわっている
広告収入の減少は一時的な景気の悪化ではなく、小売業や流通業界における寡占化が進んだ構造的な変化が原因である。

2. 流通業界の影響
流通業者はどんなに大きくなっても一つひとつの店舗で勝負している。店舗の周りに対して宣伝するのであれば、チラシなどの広告のほうが効果的だ。マス広告はそれほど必要ではない。メーカーがマス広告(テレビ、新聞など)にかける費用を削減し、その分を流通業者へのセールスプロモーションに振り向ける傾向が強まっている。
これにより、マス広告が減少していると述べられています。

3. テレビ業界への影響
広告収入が減少する中、テレビ局の生存競争が激化していく。将来的には、現在のテレビ局が2〜3社にまで淘汰される可能性はある。この見通しは、テレビ局が従来の収益モデルに依存し続ける限り、避けられない現実と指摘。

4. インターネットが脅威と考えるのはナンセンス
テレビ放送がインターネットに食われると言う人がいるが、まったくのナンセンス。インターネットはしょせんハード。問題は、そこにどういうソフトを流すか、である。ネット広告がテレビ広告を抜くことはあり得ないと予測。

5. マスメディアの今後の課題
今でも、テレビ広告の需要を何かに奪われているとは思っていない。テレビの需要そのものが減っているというのが実態だ。重要なのは本業回帰である。どれだけよい番組をつくれるか、これを徹底的にやらなくてはいけない。視聴者や消費者のニーズをより的確に捉えたコンテンツ作りが求められるとも強調しています。

この記事は、特にテレビ業界が抱える現状と課題について分析しており、特に広告収入減少の原因を景気ではなく、流通業界の構造的な変化に求めている点が重要なポイントです。


15年前の予測から15年後のいま。
予想に反して、記事の掲載から10年後にはネット広告がテレビ広告に追いつき、2021年以降はネット広告が4マスの広告費を上回ったまま、高い増加率で推移しています。

この増加率にはコネクテッドTVの普及も大きく関係しています。Huluが2011年、TVer、Netflixのサービスが開始されたのが2015年ですから、2009年の段階では予測不能ではあったかもしれないですが。

ちなみに、 2008年9月15日に起きた米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻の影響で、記事掲載時の2009年の総広告費は5兆9222億円(前年比88.5%)と2年連続で減少。媒体別では新聞が6739億円(同81.4%)と落ち込む一方で、インターネットは7069億円(同101.2%)と、初めてネットが新聞を上回った年でもありました。
ご参考までに、2016年以降のメディア別の広告費の推移は以下となります。

出典元:MEDIA RADER

テレビや新聞、大手出版社は本業よりも不動産業で稼ぎ、そして、広告代理店は広告主の獲得よりも自治体の受託事業を獲りにいっていると語るメディアジャーナリストの方もいる現状。

デジタル社会となった現在、テレビや新聞が正義でネットは悪、といった低レベルの議論に興味を持つような人は大幅に減少しているのではないでしょうか。

今回の一連のうねりは、
真実が追求されることで、自分たちの「不都合な事実」が露呈することを必死で避けたい人たちよりも、真実を追い求めたい人たちの数が圧倒的に多いということが顕在化しただけのことではないかと思います。

15年前には予測しえなかった、デジタル化が引き起こした第4次産業革命による社会構造の変化。
SNSの普及によって、誰もが発信者になり得る時代となったいま、一部の人間たちによる情報操作は不可能となっていることを「利権主義者」は早く気づくべきだったのかもしれません。

どんなに上手く真実を闇に隠したつもりでいても、遅かれ早かれ、闇に光が照らされて真実が白日のもとに姿をみせる。
なぜなら、利権主義の構造から成果主義の構造へ社会が確実に変革しているからではないでしょうか。

はてさて、次の15年後のメディア業界はどうなっているのか興味津々ですね。というか、情報操作、印象操作に惑わされないように各自が情報リテラシーを高めていかないとですね。


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