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里見八犬伝聖地巡礼【武蔵六】桶川宿・雷電神社

2026年1月3日

新しい年の幕開けは、八犬士たちの足跡を辿る旅から始めたい。

「芳流閣の戦い」から、行徳の場を経て、八つの玉の縁に導かれた信乃、現八、小文吾の三犬士。
巣鴨の庚申塚で荘助を救出し、戸田河で九死に一生をえて逃げ延びた彼らが、追手から完全に逃げ切れた場所。

それが、桶川の地にひっそりと佇む「雷電神社」。

山路に迷い、ボロボロになりながら見上げた鳥居に掲げられた「雷電神社」の四文字。

一息ついた信乃が、
「ここは桶川の東南なる雷電山に疑いなし。彼方に見ゆる人煙は、これ桶川の郷なるべし」。

信乃の言葉は、ただの地名確認なんかじゃない。命からがら逃げ続けた彼らが、初めて立ち止まり、互いの経緯を語り合い、不思議な縁で結ばれた義兄弟の契りを固くする、やっとたどり着いたひとときの安息の地。

いざ聖地巡礼、と意気込んだあたちに突きつけられた残酷な現実。
「雷電神社」は、今や桶川に3つあるんですぅ😅

旧中山道沿いに2社「諏訪雷電神社」、「桶川稲荷神社の境内社」。
そして、西へ2km離れた川田谷地区にもう1社。

「一つの物語に、三つの雷電神が鎮座する奇跡⚡️」 もう、選ぶなんて無理。
全部行くしかないち!
今回はまず、初詣の賑わいが残る桶川宿沿いの2社に、行ってみましょうかぁ。

2026年も八犬伝の世界に没入、聖地巡礼開始!
まずは、大本命「諏訪雷電神社」へ。

諏訪雷電神社

JR桶川駅東口を出ると、天気は快晴。
だけど、足元には昨日降ったばかりの新雪。

桶川老舗の「栄屋菓子舗」さんで、名物のお菓子をゲット。
新雪を「ぽくぽく」と踏み締めしめるながら歩くと見えてきたのが、真っ白な雪に覆われた「諏訪雷電神社」の境内。

真っ白な諏訪雷電神社の境内

「雷電神社」とは、雷が猛威を振るう一方で、雨の恵みにより豊年をもたらす神様。

物語でも雷電神社で、信乃さまが言っていた(現代語訳)
「昨日は謎のカミナリ雲に助けられたし、これは雷神の導きかな?」。

昨夜の雪は、もしや雷電さまのご降臨だったのかちら?
なんだか八犬士に祝福されてる気分で、超縁起がいい🎵

鳥居の下の「雷電社 御由緒」によると
「ここの雷電神社が、元は桶川の東南部にあった町谷村南端の高台にあったものを、明治期の合祀でここに移した」とのこと。

雷電社 御由緒

信乃さまさっき「桶川の東南なる雷電山」って言いましたよね⁉️
位置関係は、まさにぴったり。

約200年前の物語の記述と、現実の歴史がバッチリ重なるこの瞬間。これだから聖地巡礼はやめられないち!😆

諏訪雷電神社

三が日とは思えないほど静かな境内。

物語では四犬士は近くの清水で身を清め、神に感謝をささげた後、近くになっていた甘い果実をいただいて、疲れを癒す。

あたちも参拝をすませて、桶川名物の美味しいお菓子をいただき、ほっと一息。

栄屋さんの塩あんびん、おけドラ、みるくまんじゅう 全部おいちい

目を瞑れば、満身創痍な四犬士が車座を組んで、語り合ってる姿が見える。
今までの過酷な体験…そしてこの後の荒芽山(荒船山)を目指す、計画とかもしたのかな?

やっとひと山乗り切って、今で言う「打ち上げ気分」だったのかな?

雪化粧した境内が、あまりにも素敵で、妄想が止まらないけど、
せっかくなので桶川宿や、もうひとつの「雷電社」にも行ってみることにします。

桶川稲荷神社の境内社

雪の残る旧中山道を歩くと、桶川宿の入り口「旧跡木戸跡(下)の石標」が。宿場町の面影が残る旧中山道から少し東に行くと、地域の総鎮守「桶川稲荷神社」。

旅人の安全を見守ってきた神社は初詣の参拝客でとってもにぎやか。
地元の人たちに愛されている温かい空気の中、本殿の裏に回ると…

ありました。2社目の「雷電社」。
こちらの雷電社は桶川の西から移されたとのこと。

左 稲荷神社のイケメン狐さま 右 雷電社

位置的には諏訪雷電神社の方が聖地っぽいけど、ここには別の「萌えポイント」が隠されていました。

それが境内にある「力石」。

江戸時代の力自慢たちが持ち上げたというこの石。説明イラストの力士が、ちょっと力自慢の小文吾っぽい😄

左 大盤石 力石  「大」が脳内「犬」に見える  右 説明イラスト

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諏訪雷電神社で一息ついた四犬士。
その夜は桶川で宿をとることにしたので、
翌日に北に向かう途中で、ここに立ち寄ったとしたら?

調子に乗った小文吾が、軽々と力石を持ち上げて見せる。
それを見て「ふん、俺にだってできるさ」とムキになって袖をまくる現八。
そんな二人を「やれやれ、先を急ぐぞ」と苦笑いしながら嗜める信乃さまと、隣で楽しそうに笑っている荘助。

……尊い。尊すぎるち。

ここではなぜだか、そんな四犬士の「日常のひとコマ」みたいな妄想が捗りまくってしまいました。

桶川宿には、今もかつての面影を残す建物が点在しています。
次は、四犬士が肩を並べて泊まったかもしれない「宿」の面影を探して、宿場町を歩いてみます。

桶川宿の旅籠の建物

桶川宿の中心部に戻ると、かつての栄華を物語る「中山道桶川宿府川本陣跡」が。
他にも、往時の賑わいを今にも伝える建造物が、いくつも有形文化財として大切に残されています。

その中でも特に注目したいのが、下木戸からほど近い、今も別棟で営業している「武村旅館」さん。
そして、かつて旅籠だった面影を色濃く残す「小林家住宅主屋」。

左 武村旅館 右 小林家住宅主屋

四犬士が泊まった桶川の宿はこんな感じだったのかな。
きっとこの宿場町のどこかで、泥のように爆睡したはず💤。

もしかして小文吾の豪快ないびきがうるさくて、信乃さまが眠れなかったりして…

そんな「彼らの日常」が、古い建物の隙間からこぼれ落ちてきそうで、妄想が止まりません。

2026年、最高の聖地巡礼スタートでしたが、
今回の聖地巡礼はここまで。

でも、桶川にはまだ、残されたもう1社の「雷電神社」が待っています。
近いうちに、聖地巡礼で行ってみたいにゃ~😸

↑歩いたルートを空撮動画とスナップで動画にしました

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