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里見八犬伝聖地巡礼【武蔵二】本郷円塚山・湯島天満宮・不忍池

2025年4月19日

里見八犬伝の物語は、安房あわで伏姫が八つの珠を飛び散らせてから十数年。舞台は武蔵国へ移り、八犬士たちも次々と登場していきます。

今回は、
🔥犬山道節が火中成仏した「円塚山の場」
🐒犬阪毛野が猿を助けた「湯島天満宮」
🐉政木狐が狐龍となって昇天した「不忍池」

この三つの名場面を追いかけて、本郷から上野まで歩いてきたのでござる。いざ聖地巡礼の旅へ。ニンニンっ🙏


八犬士・犬山道節を追う!

火遁の術で円塚山ミッション開始!

八犬士のひとり、犬山道節登場の「円塚山まるづかやまの場」。
寂寞道人肩柳じゃくまくどうじんけんりゅうと名乗る修験者が、本郷円塚山で信心深い村民の前で火に入って成仏した。
この行者こそ犬山道節。そして名刀村雨丸むらさめまるを巡り犬川荘助と決闘へ。

南総里見八犬伝 円塚山の場 あらすじ

そんな大迫力の決闘の舞台となった「本郷円塚山」。
現代の地図だと一体どこにあるの⁉️

文献によると、円塚山に比定されるのは以下の3カ所。

馬琴や魯庵が円塚山に比定した「本郷丸山」は、現在の本郷五丁目、六丁目から西片二丁目にかけての一帯、丁度東京大学のキャンパスの正面に面した地域の総称である。このあたりを小石川の低地、白山方面から眺めると、見上げるような高い台地になっている。これが丸山の地名の起こりである。
① 三四郎池に臨んだ高台の上に「東京大学山上会館」が立っているこの高台か、
② 安田講堂のあたりか。
③ 本郷追分の一里塚が相応しいように思える。

謎解き散歩『南総里見八犬伝』を歩く 安田多苗

すべて歴史ある東京大学の敷地内やその周辺にあったとは⁉️
よし、全部歩いて確かめてみるしかない。

まずは江戸の道しるべを攻略

東京メトロ南北線「東大前」駅を下車し、まず「③本郷追分の一里塚」へ。

日本橋から中山道の最初の一里塚があった場所 「本郷追分一里塚跡」

道端にひっそりと看板があるだけで、円塚山感は薄め。
とりあえず③説は任務遂行! ニンッ🙏

東大キャンパスで“円塚山”を探せ!

次は東大本郷キャンパスに突入!
レンガ造りの建物と緑が素敵すぎる〜😻

お目当ての安田講堂の前に行ってみる。
おや? なんだか、ま〜るい小山のような地形。

すごく円塚山ちっくではないですかぁ~😻

安田講堂の前で火遁の術🔥 ニンっ🙏

とりあえず火遁の術🔥(脳内 VFX)をぶっ放す。
② 安田講堂のあたり 説も任務遂行!

続いて、キャンパス内にある有名な「三四郎池」に足を踏み入れる。
池や滝、トレイルがあって、自然が豊かすぎるキャンパスにびっくり。

三四郎池にある滝(live photo)

三四郎池から「東京大学山上会館」に向かって上がると、
もっと自然がいっぱいのこんもりした円塚山がぁ~~😻😻

「東京大学山上会館」が立っている高台で火遁の術🔥 ニンっ ニンっ🙏

① 三四郎池に臨んだ高台の上に「東京大学山上会館」が立っている高台 説も任務遂行!
本郷円塚山ミッションコンプリート😆

東大生協で赤門ラーメン!

本郷円塚山で火遁の術を打ちまくったら🔥お腹が空いたので、
東京大学生協 本郷中央食堂で昼食を。
11:00〜11:30 は一般の人でも食事できるのでござる。
(※利用条件や利用時間は変更される場合があります)

中央の赤いのが、東大名物 赤門ラーメン

東大名物の赤門ラーメンを食す。

むむ……ちょっぴり辛い!
お口から火が出たでござる🔥

ニンっ ニンっ🙏 (本日の忍者タイムはこれにて終了)

美犬士・犬阪毛野の舞台へ

湯嶋天神に訪れた関東管領・扇谷定正の正室の飼猿が木に登って降りられなくなった。犬阪毛野は身軽な技でこの猿を救い出す。これを見ていた家老・河鯉守如(かわごいもりゆき)は毛野を勇士と見込んで管領家の奸臣を斬ってくれと頼む。この密談を立ち聞きしていたのは犬山道節だった。

南総里見八犬伝 犬士列伝 あらすじ
湯島天満宮は今も上野の地に鎮座しています

とても大きい表鳥居をくぐり、湯島天満宮の入口は唐門からもん
牛さんの装飾がすごい。

菅原道真を祀る湯島天神は学問の神様で、たくさんの参拝者で賑わってる。

キラキラ輝く社殿

お参りして御朱印もいただきました。
牛さんもなでなでしてちょっと賢くなった気分😊

湯島天満宮の御朱印と牛さん

今は花の季節じゃないけど、梅園やたくさんの木々がある。

八犬伝ではどの木にお猿さんが登ったのかな?
毛野ちゃんはどこで密談してて、道節はどこで立ち聞きしたのかな?

…なんて妄想しながら歩くのが楽しい。

湯島天満宮に参拝できて感激っ

江戸時代に書かれた、戦国時代のお話に出てくる神社が、今もこうして残ってるってすごい。

毛野ちゃん、道節、お話はまだまだこれから。頑張れ~!

政木狐を追え! 不忍池と忍岡城の伝説

湯島天神から歩いてすぐ、自然豊かな不忍池しのばずのいけ
上野駅前にこんな巨大な池があるなんて、なんかすご~い❣️

不忍池がど〜ん! でか〜

池の周りには水鳥さんや亀さんや、たくさんの動物たちが。

優雅に歩くダイサギさんかな?
サギさんとユリカモメ、カルガモさん

うわ〜ん、バードウォッチング楽しいっ😆

かめさんと麻矢さん(え?😅)

動物さんたちもいっぱいだけど、観光客も多く、特に外国人の方がいっぱい。先日行った浅草もそうだったけど、下町は日本らしい景色が多くて楽しいよね😻 
あたしも大好き

珠と龍?八犬伝みたいな神様発見!

「不忍池」の中にある八角形の建物「不忍池辯天堂しのばずのいけべんてんどう」にお参り。

「宇賀神」という神様の像

ここの神様「宇賀神うがじん」は、体はとぐろを巻いた蛇、顔は老人の姿。
宇賀神に参拝するなら、像ではなく周囲に3つある「宝珠」(御利益が詰まった玉)をなでるのが望ましい作法なんだって。

3つの珠ですと⁉️

不忍池辯天堂は、蛇だけではなく龍にもゆかりがあって、本堂内の天井には龍が描かれているらしい。

珠に龍ですと⁉️

実は八犬伝の「忍岡城・不忍池」の場面には、
政木狐が“狐龍”に変身するシーンがあるのです。

政木狐は過ちとはいえ人を殺してしまったことを悔やみ、忍岡城近くの上野の原、不忍池のほとりで茶店を開き、貧しい人や困った人など 999人の人々を助ける。その徳によって「九尾の狐」となる。
そんなある日、恩人の子である河鯉孝嗣が処刑されそうなところに遭遇する。孝嗣の危難を救ったのは、河鯉家に恩義を持つ政木狐だった。これが1000人目の人助けだった政木狐は狐龍に変身し、犬江新兵衛に、玉梓の怨霊に取りつかれ幻術をつかう尼 妙椿の秘密と対峙方法を授け、昇天する。退治された妙椿が現した本体は、玉梓の怨念の宿った、かつて八房を育てた狸だった。

南総里見八犬伝 犬士列伝 あらすじ

政木狐のすみかはここかも?

不忍池を見下ろしたところに「花園稲荷神社はなぞのいなりじんじゃ」が。

たくさんの赤い鳥居は、外国人観光客にも人気の撮影スポット

不忍池の狐といえば…
もうあたし的には政木狐で決定😆

本殿前の狐さんと、かつて「忍岡稲荷」と呼ばれた記述が。

八犬伝の中でも出てくるのは、上野山の忍岡城。
かつて「忍岡稲荷」と呼ばれたこの地が、政木狐のすみかにちがいないっ😆

本殿でお参りして、御朱印もいただきました。

花園稲荷神社 本殿
境内には狐さんがいっぱい。御朱印もいただきました。

政木狐にごちそうしてもらった気分

政木狐が茶店を開いた“不忍池のほとり”にちなみ、
近くの甘味処「喫茶去きっさこ」であんみつをいただきました。

和風で素敵な佇まいなお店と、美味しいあんみつ

政木狐さん、美味しいあんみつありがと〜😻

狐の次は狸!?上野東照宮へ

せっかくなので上野恩賜公園内の低山、
大仏山と摺鉢山すりばちやまを登頂してから、上野東照宮へ。

お参りして御朱印をいただいたら、なんとたぬきさんの御朱印が!

上野東照宮の御朱印と、五重塔

里見八犬伝の狸は玉梓の怨念が宿った幻術使いだったけど、上野東照宮の狸さんは「他を抜く力を授けん」な、頼もしい狸さん。

日本の狸文化、奥深い…!

政木狐、昇天の地へ

本日最後の聖地巡礼は、政木狐が狐龍となって昇天した場所。

文献によると、公園口の広場近く

今では色とりどりなお花が咲き乱れる、素敵な広場になっていました。

かつてここで政木狐が空へ昇ったと想像してみる。
もちろん本当にここだったかは分からない。
でも、そんな妄想をする時間こそ聖地巡礼の醍醐味なのかもしれない。

これで本日の聖地巡礼はコンプリート。
せっかく上野に来たのでアメ横をうろうろして、
ガード下の赤提灯で一杯ひっかけて行きますかぁ🍺

美味しい魚をつつきながら、気持ちよく飲んでると、空は夕方から段々と夜に。

赤提灯から見上げた空

空を見上げると、狐龍に昇天した政木狐が空を舞っているような、
そんな気分になりながら、
上野の夜はふけていくのでした。

南総里見八犬伝のあらすじと、聖地巡礼の時系列まとめはこちらです⬇️

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