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里見八犬伝聖地巡礼【甲斐一】穴山・猿岩・黒駒・石和

2025年5月4日・5日

甲斐国、南アルプス方面で山登りをする予定があったので、南総里見八犬伝に出てくる、甲斐国の地名をたよりに聖地巡礼してみました。


穴山

荒芽山で散り散りになった八犬士のひとり、犬塚信乃がひとり穴山を訪れるのですが、馬琴先生が穴山を囲む甲斐の山々を列挙しています。

そもそも富野と穴山の二郷は、西に白峯、鳳凰山〔法王山とも〕、地蔵岳、薬師岳があり、西北には駒岳、八岳あり、北には金峰山がある。白峯とは、古歌で『甲斐が峰』と詠まれているものだ。この他、身延山、七面山、夢山、狭山、桜尾岳、塩山、神座山、中山、篠子、天目山がある。端山禿山に至っては、数え切れない。

曲亭馬琴. 現代語訳 南総里見八犬伝 全訳/完訳(七): 第七輯 巻之一~巻之

そんな山を見つけられないかと思い、無人駅の「穴山駅」に行ってみました。

ひっそりとした無人駅

駅前には穴山氏の説明が。大河ドラマでおなじみ、最近では「どうする家康」にも出てきた「穴山海雪」の出身地との説明が。武田の一門ですもんね。

穴山駅まえ、穴山氏紹介看板

穴山駅の背後には、甲斐の山々が聳えているのですが、アプリで山を同定してみました。

穴山駅から見えた山々

鳳凰三山の一つ観音ケ岳と、駒岳(甲斐駒ヶ岳)見えましたぁ😆

信乃は、こんな風景を見ながら、他の八犬士を探していたら、誤って鉄砲で脇腹を撃たれてしまいます。

猿岩

それで猿岩の村長の家に、しばらく滞在することになった信乃。
猿岩という地名は、地図を眺めても見つけることができなかったけど、手持ちの文献にこんな記述がありました。

一番山寄りの敷島町辺りの村とするのが妥当ではないかと推測したのだが、どうだろうか…。

謎解き散歩『南総里見八犬伝』を歩く 安田多苗 p342

『敷島』という名前で一番山よりで、立ち寄れそうな『敷島総合公園』に行ってみました。

敷島総合公園 富士山見えたぁ🗻

緑豊かな『敷島総合公園』は梅の季節になると梅園がキレイらしい😊
とても素敵なところで、こんな風景の村で信乃は日を重ねたのかな。

黒駒

猿岩の村で信乃は「浜路」と呼ばれる娘に出会います。実はこの「浜路」は安房 滝田の城から大鷲に攫われた行方不明の里見の姫で、猿岩の村長が黒駒の山中で大鷲を射止め、木の上で泣いている幼子を見つけ養女として育てることに。

『黒駒の山中』ということなので『黒駒ドライブイン』に行ってみました。

黒駒ドライブイン

富士河口湖から石和(笛吹)に向かう山越の御坂みちに、ドライブインが。
周りは山に囲まれていて、大鷲とか飛んできそう🦅

甲斐名物のほうとうをいただきました。
とてもおいしかったです😋

石禾 指月院

浜路を巡って一悶着あり村長が殺されてしまうのですが、汚名を着せられてしまう信乃。八代の新代官に塗り籠めに閉じ込められて連れ出されるが、実はその代官こそ八犬士の一人、犬山道節。

信乃と浜路は石禾(いさわ)の郷の片隅の「指月院」に到着し、そこでヽ大法師が住職を勤めていました。これから入れ替わり立ち替わり、八犬士たちの集合場所になるのが「指月院」なのですが…

「指月院」は馬琴先生の完全な創作らしく、そのようなお寺は実在しないのですが、笛吹市八代町に「心月院」という素敵なお寺があるので、聖地巡礼妄想参拝させていただきました。

石和町 八代にある心月院

九尾の狐さんがカッコいい素敵なお寺で、脳内勝手にヽ大法師や八犬士(新兵衛除く七犬士)が集合するのを妄想して、胸熱になってしまいました。

甲斐の山々

指月院があったとされる八代に、甲斐の山を見渡せる「八代ふるさと公園」に行ってみました。

広い古墳の上に登ると、甲斐の山々が見渡せます。

八代ふるさと公園からの風景 西〜北

八犬伝で白峯(しらね)として描かれている白峰三山の、北岳 間ノ岳が。
鳳凰山として書かれているいる観音ケ岳や、駒岳と書かれている駒ヶ岳も見える。

八代ふるさと公園からの風景 北

八犬伝で書かれている、金峰山あり😊
アプリでは同定できなかったけど、八岳(八ヶ岳)も見えました。

そして甲斐にいると、どこでも見えるし存在感が大きいのが富士山🗻。
でも八犬伝の物語では、甲斐国に来ても、富士山があんまり書かれていません。

やっぱり八犬伝一番の霊山は、伏姫神をご神体とする安房の「富山」。
名前もかぶってるし、存在感が大きすぎるから、あんまり富士山が出てこないのかな?

そもそも富士山に名前が似てるから、「富山」を舞台にしたのかな?
なんて、いろんな妄想が駆け巡りながら、甲斐の山々を眺めました。

おまけ 駒岳

最後に八犬伝にも書かれている「駒岳」がよく見える山に登ってきました。

南アルプス、甲斐駒ヶ岳から鋸岳を結ぶ尾根の途中から北側に派生した尾根にある標高1,660mの山「日向山」へ。

道の駅はくしゅうで「南アルプス天然水」を汲んで、標高差約1000m、階数にすると309階😱がんばって登ると

樹木に覆われている山頂を抜けて西側にある雁ヶ原は、景色がぱ〜っと開けて、まぶしい真っ白な雪のような砂。

まるで天空のビーチ🌊

日向山 雁ヶ原

真っ青な空に、南アルプスの雪化粧した「甲斐駒ヶ岳」がど〜ん🏔️
まるで「南アルプス天然水」の図案のよう

なんというご褒美✨な景色。ここは楽園ですか😻

下山したあとは幽玄なる神木に囲まれた「竹宇駒ヶ岳神社」。
そして甲斐駒ヶ岳の清流・尾白川渓谷。
エメラルドグリーンの淵が美しい千ヶ淵を訪ね、身も心も癒され

やっぱり南アルプスの大自然は、すご〜い😆
お天気にも恵まれて、最高のハイキングでしたぁ❣️

八犬伝の舞台になった甲斐の山は、とっても素敵なところでした😻

南総里見八犬伝のあらすじと、聖地巡礼の時系列まとめはこちらです⬇️

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