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古墳症 #毎週ショートショートnote

古墳の中に入った調査隊が発見したのは、ミイラを中心に倒れていた、行方不明者たちの亡骸だった。

なぜ、古墳の内部に入りミイラを崇めるような死に方をしているのか。きっと、彼らにしか分からない。

関係性が洗い出せず、目立った共通点がなかったため、未だ調査中である。

コメンテーターは、言葉を残した。

霊媒的には、ミイラに呼ばれた。
科学的には、古墳症と呼ばれた。


古墳には魅力がある。
将来、我らが入る漆黒の集合体よりも、大きく造られた古代の墓は、親戚でもないのに訪れる人が絶えない。

故に、状態維持は欠かせない。古墳の外観を損なえば、国から天罰が下るし、呪われるかもしれない。

古墳を囲う木々も保護の対象だ。植林を繰り返して、今の緑を映えさせている。花を手向ける代わりに、木を育てている。

さて、木々の栄養はどこから運ばれる?
腐食したミイラと混ざった土を媒体に、木々はいずれ花粉を飛ばす。

彼らを火葬する前に肺を調べない限り、古墳症に終息はない。


参加しました。
鼻が腐ったのか、凄くグジュグジュします。匂いがしません。


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少しだけ距離が近い話です。

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