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nekonosara
フフン賞 #毎週ショートショートnote
席の向かいで頬杖をついている彼女は、不敵に『フフン』と微笑む。目を細くして、僕にある何かを見ている。
僕の目をまっすぐ見ているが、はたしてそうなのか?
頭髪を見ているのか。
寝癖を隠したつもりだったが、おかしいところだらけなのかもしれない。
顔面を見ているのか。
フェイスケアもエイジングもしてない顔が、とてつもなく不細工なのかもしれない。
首を見ているのか。
最も注力しない場所を見て、汚いと思われていないだろうか。
僕は堪らず聞いた。
「僕のことそんなに見て、おかしいところあった?」
「君の全部が愛おしくて。ジロジロ見ちゃってごめんね」
彼女は目線を逸らし、照れながら言った。
全ては『フフン』による受賞式が執り行われていた。めざとい。
「ううん。好きなだけ見ていいよ」
彼女は再度、『フフン』と言う。
「ねえ。この後時間あるかな?近くの古墳に行きたいの」
古墳が好きなのだろうか。木乃伊さんのことをもっと知りたくなった。
参加しました。
裏テーマの『フフン賞』です。
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裏から表沙汰になる続編…かもしれません。
