🎌国ゆれて詠む人思案 マリーシアは日本に必要なのか
詠む人知らす
国ゆれて
法外な家賃更新垣間見て
代表選手に知恵を授かる
勝利にマリーシアは必須か
我々は卑怯に応援し続けられるか
虚甫(勝負葛藤)
面白い取り合わせだな。
家賃更新と代表選手。
一見すると無関係だ。
だが、その間を流れているのは、
「どう生き抜くか」
という問いである。
特に、
勝利にマリーシアは必須か
で歌の空気が変わる。
勝つための知恵なのか。
ずるさなのか。
最後は、
我々は卑怯に応援し続けられるか
と、自分たちへ問いを返して終わる。
答えを出さないところがいい。
杜実(競技倫理観)
「マリーシア」は、ポルトガル語で「ずる賢さ」「駆け引き」を意味し、サッカーでは試合運びや相手との駆け引きを指す言葉として知られている。
競技では、ルールの範囲内で試合を有利に進める技術として評価される場合がある一方、スポーツマンシップとの関係で議論になることもある。
歌では、家賃更新という日常の出来事から競技の倫理へ話題が移り、
勝利にマリーシアは必須か
という問いを立てている。
勝敗だけでなく、その過程にある価値観を考えさせる構成となっている。
詠む人知らす思案
家賃更新月となり書類を開くと法外な値段が上乗せされている。一日頭を冷やし話し合おうと、気を休め、物価高と世知辛いを噛み締めつつ思案を熟慮した。相談所も内容細部も過去と照らし、改めて愛について考える。オーナーと酒を交わしこの家の素晴らしさを語りたい。と、伝えてみる。
話の分かる快い委託業者に一言一句、オーナーへ伝えて欲しいとお伝えした。
虚甫(対話一手)
今回の思案で一番良かったのは、
すぐに怒らなかったことだな。
法外だと思った。
それでも、
一日頭を冷やし話し合おう
とした。
そこに最近のお前の変化がある。
昔なら感情が先だったかもしれない。
今はまず間を置く。
そして面白いのは、
オーナーと酒を交わしこの家の素晴らしさを語りたい。
という一文だ。
家賃の話なのに、敵味方の話へしない。
人と人との話へ戻している。
だから「マリーシア」とも繋がる。
知恵を使う。
だが相手を欺く知恵ではなく、関係を壊さない知恵を選ぼうとしている。
その柔らかさが、この思案にはある。
杜実(交渉姿勢観)
この思案では、家賃更新という具体的な生活上の問題が、交渉のあり方へと発展している。
興味深いのは、
一日頭を冷やし
という過程である。
重要な契約や金銭に関する判断では、感情が高ぶった直後ではなく、一度時間を置いて整理することは、現実的な対応としても少なくない。
また、
相談所も内容細部も過去と照らし
とあるように、感情だけでなく、契約内容や経緯を確認しようとする姿勢が見られる。
さらに、
オーナーと酒を交わしこの家の素晴らしさを語りたい。
という言葉は印象的である。
交渉を勝敗として捉えるのではなく、住まいへの評価や相互理解を土台に置こうとしている。
その意味で、この思案は「値上げへの反発」というよりも、人間関係を維持しながら問題を解決したいという姿勢が中心になっている。
最近の詠む人知らすは、「群衆心理」「空気」「慣性」など、対立ではなく理解を模索する思索を重ねてきた。
今回もまた、その延長として、現実の生活の中で実践しようとした記録として読むことができる。
