新宿・血糖オタクの学校(メディノト主宰)|この学校の歩き方 (2026/8/20更新)
📝 2026年8月、再改訂しました。
新しい教室「放課後メディノト」の開講にあわせて、マガジンは8つになりました。
迷わず歩けるよう、このページも最新の構成にあわせて更新しています。
今日の一歩が、十年後の誇りになる。
新宿・血糖オタクの学校(メディノト主宰)へようこそ。
ここは、糖尿病による健康被害をできるだけ小さくするために、みなさんと一緒に学ぶためのオンラインの学校です。
この学校の講師をしている飯島です。
ふだんは新宿で14床の有床診療所の院長として、外来・入院・訪問診療の現場で患者さんと向き合っています。その中でいつも感じてきたのは「医師は論文を読んだり学会で話し合ったりはできるけれど、その知識を市民のみなさんにきちんと届ける場が少なすぎる」ということでした。
私とメンバーのみなさんとで、そのような居心地の良い学校を作りたい。
テレビや雑誌、YouTubeは、どうしてもスポンサーの意向が入りやすい媒体です。お金の流れとは少し距離を置きながら、血の通った言葉で、目の前の困難を軽くする手助けがしたい。
その思いから、このnoteを始めました。
開設から現在まで、ほぼ毎日どこかのマガジンが更新されています。同時に、医療メディアからの監修・取材依頼も増え、これまでに約15媒体・25本超の監修・掲載をいただきました。診察室の外でも、糖尿病に関する正確な情報を社会へ届ける役割を担えるようになってきた手応えを感じています。
このページでは、「新宿・血糖オタクの学校」がどんな場所で、どう使ってもらえたらうれしいかをお伝えします。
1. この学校が目指していること
この学校のゴールは、とてもシンプルです。
病気になりにくい暮らし方を知ること
糖尿病になっても「ひどくしない」工夫を身につけること
一人で抱え込まず、みんなで支え合う優しい医療のかたちを広げること
糖尿病は、数字と一生付き合っていく病気です。
けれど、その数字の裏側には「家族と過ごす時間」「好きな仕事」「行きたい場所」「楽しみなごはん」といった、一人ひとりの暮らしがあります。
この学校では、HbA1cなどの指標を大切にしながらも、「その人の人生がどう軽く、豊かになるか」という視点を忘れずに話を進めていきます。
すべての記事を貫く編集方針は、3つです。
1-1. 責めない・追い詰めない
糖尿病は「意志が弱いから起こる病気」ではありません。仕事、家族、睡眠、ストレス、孤独、経済。そういう現実の上に乗っている病気です。だから、解決も「現実ベース」でなければ続きません。
1-2. 意志ではなく、体の仕組みの問題として伝える
「頑張れば治る」ではなく「仕組みを知って、設計を変える」という考え方を大切にしています。完璧を求めず、小さな行動変容から積み重ねていきます。
1-3. 1/1哲学
私は記事を書くとき、いつも目の前にいる「あなた一人」に向けて書いています。1/数千の論文の話を、1/1のあなたの暮らしにどう翻訳できるか。それが、この学校の役割だと考えています。
そして、この3つの先にある合言葉が、冒頭の一行です。
「今日の一歩が、十年後の誇りになる。」
大きな決心ではなく、小さな一歩の積み重ねを、この学校は信じています。
2. だれが運営しているのか
この学校は、「メディノト」として活動する私が、主宰 兼 講師を務めています。
新宿区で有床診療所の院長として糖尿病診療に携わる内科医
糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医 / 指導医
難病指定医、小児慢性特定疾病指定医
健康経営アドバイザー、G検定(JDLA)
外来・入院・訪問診療を通じて患者さんと日々向き合っている立場
糖尿病の知見や新たな薬剤の使用経験・手法を、医師向けにレクチャー(年20件規模)
メディア監修:オトナンサー/日刊SPA!/マイナビニュース等、約15媒体・25本超
臨床の現場で得た感覚と、論文・ガイドラインから得た知識を、机上の理論にとどめず「暮らしの行動」に翻訳すること。
それが、ここでの自分の役割と考えています。
くわしい人となりは講師紹介へどうぞ。
3. この学校で大切にする三つの約束
3-1. 科学とやさしさを両立させること
論文やガイドラインなどの一次情報を土台にしますが、「数字だけ正しければいい」とは考えていません。
その人の生活、家族、仕事、性格に合わせて、どこまで現実的にできそうか。一緒に折り合いを探っていく視点を大切にします。
3-2. 市民の教育をいちばんの治療と考えること
病院だけで糖尿病は守りきれません。
スーパーで何を選ぶか、家でどう食べるか、どのタイミングで歩くか、眠るか。
市民一人ひとりが「何を知っていて、どう選ぶか」で、未来の合併症の確率は大きく変わります。
この学校は、「診察室の外にある大事な話」を一緒に積み重ねていく場所です。
3-3. 商業色をできるだけ薄くすること
特定の企業や商品の宣伝を目的とした記事は書きません。
必要な薬や道具の話が出ることはありますが、その際は、なぜそれが必要とされているのか、患者さん目線のメリットとデメリット、他にどんな選択肢があるのか、まで含めて公平に説明することを心がけます。
「このサプリを飲めば血糖値が下がる」「この食事で糖尿病が治る」といった情報は、この学校では一切支持しません。
私見は十分に混ぜますが、土台は常に、現存する医学研究です。
4. 記事の基本フォーマットと読み方
レクチャー記事の多くは、次の形で書いています。
結論 (いちばん大事なポイントを三つ)
理由 (研究データやガイドライン、臨床経験などの背景)
今日の一歩 (10分以内でできる行動をひとつだけ提案)
安全メモ (低血糖や合併症など、特に注意が必要な方へのコメント)
大切なコツは「全部やろうとしない」ことです。
記事を読んだら、「これならできそう」というものを一つだけ選んで、まずは1〜2週間続けてみてください。
60点を続ける方が、100点を3日だけ頑張るより、長い目で見てずっと強いと考えています。
⚠️ これすごく大事!!
決して現在の主治医の治療指針を否定するようなものではありません!
かかりつけの主治医は、"あなた"に1:1で向き合い、"あなた"に合わせた治療指針をカスタマイズされているはずです。
この学校で得た情報は、主治医との対話をより豊かにする「補助線」として使ってください。
5. 8つのマガジン構成
メディノトは現在、8つのマガジンで構成されています。それぞれに役割と「到達目標」があります。
📘 A. 入門講座
役割:「なんとなく知ってるけど、説明できない」を整理する
HbA1c、シックデイ、低血糖、薬の地図、合併症のしくみなど、糖尿病と付き合っていく上で「土台」になるテーマを順番に解説しています。
到達目標:主治医の説明が頭に入りやすくなり、質問もしやすくなる。
📗 B. 実践ゼミ
役割:今日の一歩を具体的に提案する
食後10分ウォーク、野菜先行、就寝2時間前の"ゆるオフ"など、読んだその日から動ける小さな行動を集めています。
到達目標:迷ったらまずここから。1つだけ選んで2週間続けてみる。
🔬 C. 研究室
役割:血糖オタク仲間と少し踏み込んだ話をする
CGMの読み解き方、食べる順番の研究整理など、数字やグラフが好きな方向けの少し深い話。行動に移す前の「設計図」を一緒に描くイメージです。
到達目標:自分のデータを自分で読み解けるようになる。
⚠️ D. ぜんぶ代謝のせい
役割:世間の"代謝"の誤解を解きほぐす
「代謝が落ちたから太った」「年齢のせい」。よく聞くけれど実はあいまいな話を、医学の視点で整理し直します。各回の冒頭に「結論」の一行で要点が分かる構造です。
到達目標:ネット情報に振り回されず、自分で判断できるようになる。
📖 E. カルテの余白
役割:診察室では言えなかった気持ちを綴る
数字や治療の話ではなく、患者さんとの間に流れた空気、講師である私自身の葛藤や気づきを綴るエッセイ枠です。「答え」より「余韻」を残す回です。
到達目標:糖尿病と向き合う日々に、少し肩の力を抜く時間を作る。(無料維持)
💊 F. 薬の心得帖
役割:糖尿病薬を1つずつ、体系的に解説する
メトホルミンから始まり、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬、インスリンまで、薬の名前・しくみ・メリット・デメリットを丁寧に解説します。
到達目標:自分の薬を「なぜ飲んでいるか」が説明できるようになる。
📰 G. 週刊メディノト
役割:今週話題のニュースから糖尿病・代謝の入口へ
毎週月曜の朝に更新する、生活習慣病ネタの「入口記事」です。週刊誌的なフックで興味を持ってもらい、本格的な学びはA〜Fの各マガジンへ送り出します。
到達目標:忙しい人も、月曜の朝に5分だけメディノトと触れる時間を持つ。
🎒 H. 放課後メディノト(2026年8月開講)
役割:授業のあとの、ゆるい立ち話
1〜3分で読める、きょうの豆知識。質問箱への回答、気になった医療ニュース、血糖のちょっとした話まで。宿題は出しません。週4回更新。
到達目標:肩の力を抜いて、毎日ちょっとだけメディノトと接点を持つ。
6. どこから読めばいい? 状態別のおすすめ
ルート0:なにから読めばいいか分からない
🎒H放課後メディノト → 気になった記事へ
まずは2分の立ち話から。各記事の末尾に、深掘り用の過去記事を1〜2本置いてあります。いちばん気軽な入口です。
ルート1:いま糖尿病と診断されたばかり
📘A入門講座 → 📗B実践ゼミ
まずは入門講座でHbA1cや薬の地図など「土台」を整理。そこから実践ゼミで一番ラクそうな「今日の一歩」を一つ選んで、2週間試してみてください。
ルート2:数年付き合っているが、最近コントロールが乱れ気味
📗B実践ゼミ → 🔬C研究室
実践ゼミで「今やれていない一手」を一つ取り戻し、研究室で「なぜ乱れているか」のパターンを読み解いてみてください。
ルート3:家族やパートナーが糖尿病で、支えたいと思っている
📘A入門講座 → 📖Eカルテの余白
入門講座で基礎を共有し、カルテの余白で「数字に出ない患者さんの気持ち」に触れてみてください。支え方のヒントが見つかると思います。
ルート4:薬のことがよくわからない・不安
💊F薬の心得帖 → 📘A入門講座
薬の心得帖で自分の飲んでいる薬を1つずつ確認。さらに入門講座で薬の全体地図を眺めると、「なぜ自分はこの薬なのか」が見えてきます。
ルート5:時事ネタ・話題から軽く始めたい
📰G週刊メディノト → 興味のあるマガジンへ
毎週月曜のニュース解説から入って、気になったテーマの本格マガジンに進むルートです。
ルート6:医療者・医学生として関心がある
📘A+🔬C+💊F → 自由にアレンジ
初期研修医・専攻医の方、糖尿病診療に携わる他科の先生、栄養士さんや理学療法士さんにも読んでいただいています。記事の構成や図解を、外来や勉強会で自由にアレンジして使っていただいて構いません。
7. 参加のしかたとコメントについて
この学校では、記事を「一方的に読むだけ」で終わらせず、できる範囲で参加してもらえるとうれしいです。
「今日の一歩」をやってみた感想
うまくいった工夫や、自分なりのアレンジ
つまずいたポイントや、分からなかったところ
質問箱もあります。いただいたご質問は、お名前を伏せた形で放課後メディノトで取り上げることがあります。「これ聞いてもいいのかな」という疑問こそ、大歓迎です。
もちろん、読むだけの参加も立派な一歩です。スキだけでも、私はとても励まされています。
8. メディノトの今後
📘A〜💊F 各マガジン:週2回のレクチャー記事として継続更新
📰G 週刊メディノト:毎週月曜朝更新
🎒H 放課後メディノト:週4回のゆる更新
今後は、チェック表や記録シートをまとめた「資料室」、テーマを深掘りする有料記事、続けて学びたい方向けのメンバーシップ(教材型)も順次整えていきます
9. お問い合わせ
監修依頼、取材依頼、講演依頼、企業向け研修のご相談、記事内容についてのご質問など、お気軽にお寄せください。
📩 メディノト編集部:contact@medinoto.jp
📝 note:https://note.com/medinoto
🐦 X:@medinoto
10. 最後に
この学校の合言葉は、「責められない場所をつくる」です。
糖尿病と付き合っていくうえで、誰かに責められる場所、自分を責めてしまう場所は、もうたくさんあります。
ここでは、責めない、追い詰めない、でも具体的な第一歩を必ず示す。
そういう関係を、少しずつ積み重ねていきたいと思っています。
学ぶ、試す、続ける。そして、外れても戻る。
外れていい。戻ってきてくれれば、それで十分です。
私自身、糖尿病専門医ですが完璧な生活はできていません。だからこそ、「戻れる設計図」を持つことの大切さを、自分の体験も交えて発信し続けています。
そして、戻りながら積んだ一歩は、確かにあなたの中に残ります。
今日の一歩が、十年後の誇りになる。
長くお付き合いいただけたら、うれしいです。
メディノト主宰/講師
飯島 康弘(@medinoto)
いいなと思ったら応援しよう!
参加してくださってありがとうございます。チップはこの「学びの場」を育てるための応援として、とても嬉しいです。もし可能なら「どこが良かったか」「次に知りたいテーマ」も一言コメントで教えてください。次の記事に反映します。チップは無理のない範囲で大丈夫です。