私の前世探求記【第六話】
前回のあらすじ:
アザ、怪我、暴漢、黒幕、びっくり。
なのでアカシックリーディングをすることにしたQ太郎であった。
【2022年9月】
某mixiにて、フス戦争に関わりのありそうな人を見つけた。
Bさんという日本人女性で、チェコが好きで何度もチェコを訪れては、綺麗な景色の写真をアップしている人だった。
その写真の中に、フス戦争時代に存在していた貴族家の紋章が写っていた。
それについてメッセージしてみると、返信が来た。
Bさんは史跡や古城を巡るのが趣味で、フス戦争についても知っている人のようだ。
Q太郎にとって、フス戦争の知識をもった日本人との初めての出会いとなった。
【2022年9月某日】
Q太郎は、アカシックリーディングをする前にもう一度ヒプノセラピーを受け、アレシュの右腕の襲撃事件についての知見を深めておきたいと思った。
ので、9月末にヒプノセラピーの予約を取った。
【2022年9月28日】
ヒプノセラピーを受ける。
セラピストはいつものFさんだ。
が、今回はいつもよりも見えるものが少なかった。
ロキツァナが襲撃事件の黒幕、というのがどうにも信じられないという気持ちが出てしまったせいもあるかもしれない。
ビジョンとしては、アレシュが右腕を切りつけられる瞬間を見ることができた。
刃物が腕に食い込む感触や痛みも分かった。そして、切りつけられたときに、物陰からそれを見て「ニヤリ」と笑っている人物の存在も感じた。
その人物はロキツァナではなかった。(どこかホッとした。)
この人物が、暴漢に刃物を持たせた犯人?のような気がする。
とても邪悪な笑みが印象的で、アレシュの不幸を心から望んでいるような雰囲気だった。
そもそも、アレシュが襲われたときは、アレシュの館の周辺に騒乱が起きていた。
守備兵が応戦するような騒ぎであったため、襲撃者は数名いたのだろう。
ロキツァナは、果たしてこのような大掛かりな襲撃を計画したであろうか?
ロキツァナの襲撃に便乗して、別の意図を持ったグループが大挙してアレシュ邸を襲った、という流れなのだろうか。
そんな事を考えてしまって、今回はヒプノセラピーに集中できず、そのシーンを見たのみで終了となった。
【2022年10月某日】
某mixiで知り合ったBさんと、メッセージのやりとりをするようになっていた。
なんと、彼女も前世について興味があるという!
Bさんの知り合いに霊能者がいるようで、それによるとBさんの前世はチェコのフス戦争時代に生きていたとのことだった!
しかし名のある人物ではなく、普通の町娘だったのではないか、ということだ。
幼なじみの男性(たぶん恋人?)が居たが、彼はフス派の軍に参加するんだ、と意気揚々と町を出て行き、そのまま帰って来なかったのだという。
アレシュとの直接の関わりは無さそうだったが、まさか同じ時代の前世を持つ人と会えるとは、思ってもみなかった!
【2022年11月某日】
アカシックリーディングを受ける。
今までずっと女性との縁が続いていたが、今回のアカシックリーダーの方は男性だ。Wさんという。
アカシックリーディングというのは一種の霊視のようなもので、宇宙図書館にある「Q太郎」の本にアクセスし、その人生の未来から過去世までの記録を読むことができる、のだそうだ。
リーディングの結果は、意外なものだった。
⭐︎アレシュが右腕に重傷を負ったのは事実だが、それは2回起きている。
⭐︎ひとつは、ヒプノセラピーで見たのと同じ「二の腕」で、長柄の斧のようなもので切りつけられたとき。
(こちらからは、前世で起きた事の情報は何も伝えていない。Wさんがその場で「視た」ビジョンを、Q太郎に語って聞かせている。)
⭐︎もうひとつは、時期は不明だが、手首を骨折したか、あるいは手首の内側を激しく殴打された。
その箇所を聞いてビクっとした。
Q太郎が現世のケガの後遺症で苦しむとき、その二箇所の痛みが特に酷いからである。
もちろん、手の怪我のこともWさんには教えていない。
この時点で、アカシックリーディングはデタラメを言っている訳ではない、と感じる。
しかし、どんな体制で襲われたら、手首の内側を怪我するのだろう?
どんな状況で手首を殴打されたのか、までは、残念ながら今回は知ることができなかった。
リーディングの結果に戻る。
⭐︎アレシュの襲撃が「暗殺未遂事件」に発展したことを受け、ロキツァナも衝撃を受ける。
その後の捜査で、そもそもアレシュは濡れ衣だったことも判明し、ロキツァナはアレシュに深く詫び、和解したとのことだった。
なお、騒動の発端となったのはアレシュの女遊びが原因であるようで、ロキツァナの妹がアレシュに手篭めにされたという噂を聞き、激昂したロキツァナが襲撃を計画した、という流れは、L先生の言った事とほぼ一致するものであった。
(研究太郎補足:今世で、私はモテない。いや、モテるんだけど、意中の人と結ばれたことが一度もない。これは、前世で女性関係に懲りて、来世ではもっと別のところで人生を楽しもうと思ったせいなのだな、と感じている。ぐすん。)
