【不登校】初めての「四者面談」で、気まずくなるかと思ったら、安心感をもらえた。
こちらの記事の続きです。
あらすじを説明すると、中学生の息子が始業式の日の掃除の時間に、いろいろなつらさが積み重なって爆発し、荒っぽい行動をとってしまい、周りの子にケガこそさせなかったものの、怖い目にあわせてしまったという出来事があり
バタバタしているタイミングで先生から話を聞いたので、こちらもどんな状況がわからず
保護者としてどうすればよいか、3点まとめたところで終わったのでした。
まず、前回の記事で「こうしよう」と思った点は以下。
①息子から、どんな状況で何をしてしまったのか、詳細を聞き取る
➁ケガをさせてしまった子がいなかったか、壊した者がなかったかを確認する
③先生と息子と私で話し合いの場を設け、今後また、同じような状況に陥ってしまったときはどうすればいいか、対策を練る
そこで、手っ取り早くできる①➁から取り組みました。
木曜の夜、夕飯もお風呂も済ませ、ゆったりできる時間を狙います。
「ちょっといい?」と息子の部屋をノックすると
ノートパソコンに向かって作業していた息子が「なに?」と返事してきました。
そのまま、脇のバランスボールに腰掛ける私。
私:今日、学校に行ったときに、ものを投げちゃったって話なんだけど
息子:あー・・・。。。
私:なんでそうなったのか、きいてもいい?始業式で何か言われたとか、その前に何かあったの?
すると息子は、順を追って説明してくれました。
その日のスケジュールは、
朝の会→読書タイム→掃除→始業式
という順番で
スクールバスの朝の便に乗って他の生徒と一緒に登校しなければいけない時点で、息子はかなり体も心もしんどさを抱えていたのが
朝の会から掃除に至るまでの間に、周りのざわつきや「人が多い」ことでストレス値が一気に上がってきて
掃除の時間は、「どこに逃げても生徒が掃除している」ことで逃げ場がなくなり、耐えられなくなり、発散しても比較的受け止めてくれる(と、息子が思っている)友達に向かって、ものを投げてしまった、ということでした。
本人も、一歩間違えばケガをさせてしまう可能性がある、危険な行動をしたことは分かっていて、
一人になれる場所があればその場から立ち去って、気持ちが爆発して行動に移してしまう前に対策をとりたかったのに、逃げられる場所とタイミングがなくて荒っぽい行動に出てしまったということがわかりました。
ものを投げてしまったときに、ケガをさせた子がいなかったか確認すると、それはいなかったとのことで、ひとまず安心しつつ
息子の「逃げ場」について、また、息子が今回どうしてそんな行動をとったのかをまだ、先生に説明できていないようなので、やはり一度、先生に時間をつくってもらい、面談をする必要があると思いました。
息子は「ええ~、めんどくさいし、時間をとってもらうのは忙しい先生たちに申し訳ない」と言っていましたが、
時間をとってもらえるかどうか、先生にきいてみて、とってもらえるようなら面談に出向くことは承知してくれました。
金曜日の朝、さっそく学校へ電話を入れました。
出てくれたのは、学年主任の先生。
以前、息子が職場体験をした👇とき、電車に乗るのが一便遅れてしまったときに、わざわざ駅まで迎えに来てくれた先生です。
息子のことで面談をしたい旨を告げると、快く承知してくださり
私の仕事の時間に合わせ、夕方に時間をとってもらえることになりました。
つまり、
🔵学年主任のA先生
🔵担任のB先生
🔵息子
🔵私(母)
の、四者面談。
三者面談はしたことがあるけれど、初めての四者面談となりました。
学校へ着くとまず、半袖短パン姿の息子に「寒くないの?!」と目を見張るA先生。
「除夜の鐘をつきに行ったときは(長袖)着てましたよ」と答える息子と
「除夜の鐘、つきに行ったんだ!」と会話を受けてくれるB先生とのやり取りから始まりました。
会議室へ通され、時間をとってもらったことにお礼を伝える私。
そして、今回のことで何人かの生徒に怖い思いをさせてしまったことに申し訳なさを伝え、誰にもケガがなかったことを確認し、
息子に今回の行動の経緯を話すよううながすと、私に説明したように朝からの時系列と、そのときに感じた気持ちを息子は、自分の言葉で先生たちへ説明していきました。
二人の先生方は、相槌をうったり、質問をはさんだり、メモをとったりしながら親身になって息子の話を聞いてくださり
A先生が
「その、ウワーッ!て苛立ちが募ってきたときは、どんな感じになるの?」と問うと、しばらく考えていた息子は
「電気ケトルのお湯がだんだん沸騰してくる感じ」
と答え
その回答に私は、幼かった息子が自分の気持ちを表現する言葉として
「スーパーボールが心の中にある」と言っていたことを思い出しました。
怒りや憤りをあらわす表現として「はらわたが煮えくりかえった」などと言うし
かっとして怒りっぽい人のことを「瞬間湯沸かし器」「電気ケトル」などと言ったりもしますが、
ふつふつとストレスがたまっていく息子の内面を、具体的なイメージで大人が共有できたのは、今回の面談の収穫だったのではと思います。
そして、収穫はまだありました。
息子が「つらい時に逃げ場がなかったことが今回の爆発につながってしまった」という話をすると
先生方が顔を見合わせて
「それなら、〇〇教室がいいんじゃない?あそこなら、あちこちに生徒が散らばる掃除の時間でも、一人になりやすいし」と息子に提案してくれました。
そして、「周りの状況に、つらい、しんどいと感じたら、教室の外へ出たり、その場から離れるようにしていいから、遠慮なく先生に教えてほしい」とも言ってくれて
そうした、困ったときの対応を共有できる「安心感」を、面談で得ることができました。
・・・と、いう一部始終を、本当なら息子自身が書いてみるのが一番いいと思うんですが
私と息子は別の人間なので
あくまで「私から見るとこんな収穫があった」という話として
今回の面談でよかったことを以下に挙げます
🔴自分の言葉で、自分のことを相手に説明することができた
🔴どうすればよかったかを考え、対応を共有できた
🔴「困ったときは相談する」行動を実際に起こせた
🔴相談した結果、信頼できる大人(今回は先生)に助けを求めれば、どうすればいいかちゃんと考えてくれる、ということがわかった
🔴大人を信じても大丈夫、という「安心感」を高めることができた
一番大きかったのは
行動すれば、変わる
体験ができたこと。
「大人はわかってくれない」
「話したって、どうせ通じない」
「社会は理不尽だ」
そんな先入観を勝手に持って、モヤモヤ、煮え煮えしがちな思春期ですが
自分から伝えたり、動いてみると
水面に石を落とすとか
スライムを押したら形が変わるみたいに
ちょっとの力でも、変えることができるから
閉じこもり引きこもる期間ではあるけれど、すこ~しだけ、天岩戸みたいに先生方へ心を開いてくれたらいいな、と息子に思い
彼がどう思ったか、今回の面談を通じて何を得たのかはともかく、また同じようなことがあったら、私はまた、先生方と息子と、対話を続けていきたいと思ったのでした。
最後に、お忙しいところ、わざわざ時間を作ってくださり、じっくりと息子や私の話を聞いてくれたA先生とB先生に、心からの感謝を述べたいです。
ついでに、息子の進路の話や来年の修学旅行のことも、相談できたので良かった。3学期、始まったばかりですが、どうぞよろしくお願いします。
※稲垣さん、あたたかな日差しの入った教室の画像をお借りしました。
ありがとうございます!
