「勝てなくても楽しいね」って言われた夜、少し泣きそうになった
「勝てなくても楽しいね。」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がふっと温かくなりました。
ロブロックスのゲーム「99nights in the forest」で、子どもと一緒に遊んでいた夜のことです。勝つことに夢中になっていた私は、気づけば真剣な表情で画面に向かっていました。
敵にやられて再スタート。何度もやり直しては「惜しい!」と悔しがる私に、隣で子どもがそう言ったのです。
一瞬、何も言えませんでした。あまりに自然に出てきたその言葉が、心の奥深くに静かに届いた気がしました。
勝ち負けにこだわる自分への気づき
「楽しい」という感情が、いつの間にか“結果”に左右されるようになっていたことに気づきました。仕事でもゲームでも、無意識のうちに「勝つこと」「成果を出すこと」をゴールにしていたのです。
うまくいかないと「意味がない」と感じてしまう——そんな自分がいました。
でも、子どもは違いました。負けても笑っていましたし、うまくいかなくても「もう一回やろう!」と誘ってきます。“勝つこと”が目的ではなく、“一緒に過ごす時間”そのものを楽しんでいる。
そんな当たり前のことを、私はすっかり忘れていました。
“99nights in the forest”で気づいた、子どもの世界の見え方
「99nights in the forest」は、夜の森を探索しながら敵から逃げ、生き延びることを目指すサバイバルゲームです。暗い森を歩き回り、光を探し、静けさの中で息を潜める。少しの油断でやられてしまう緊張感があります。
私は「どうすれば効率よくクリアできるか」を考えていました。でも子どもは、木の陰に隠れながら「ここ、秘密基地にしよう!」と笑っていました。敵に見つかって全滅しても、「うわ、やられたー!」と笑い声をあげていました。その無邪気な声が、夜更けのリビングに響いていました。
子どもにとって“遊び”とは、勝ち負けではなく“発見の連続”ということに気づきました。
その瞬間、私の中の緊張がふっと解けていったように感じました。
「楽しむこと」を忘れていた大人の私
気づけば、私は“楽しむ”という感覚を、仕事でもプライベートでも置き去りにしていました。効率、成果、成長。どれも大事ですが、そればかりを追っていると、心の余白がどんどんなくなっていきます。
ゲームの中で笑う子どもの姿を見ながら思いました。「そうか、私は“勝てない自分”を許せなかったんだな」と。
勝てない時間も、迷う時間も、決して無駄ではありません。それを受け入れたとき、ようやく“楽しむ力”が戻ってきたように感じました。
子どもから学んだ3つのシンプルな視点
あの夜以来、私の中に小さな変化が生まれました。子どもの言葉に導かれるように、考え方を少しずつ緩めてみたのです。
結果より過程を味わう
勝ち負けよりも、どんな気持ちで取り組んだかを大切にする。うまくいかないことも笑い合う
失敗を恐れず、共有できる時間こそが宝物。誰とやるかを大事にする
一緒に喜べる人がいるだけで、どんな挑戦も楽しく感じられる。
どれもシンプルですが、大人になるほど忘れがちなことばかりです。
あの夜から変わった、私のゲームと仕事の向き合い方
それ以来、私はゲームを“上手くなるため”ではなく、“一緒に遊ぶため”にプレイするようになりました。そして、その感覚は不思議と仕事にもつながっていきました。会議やプロジェクトでも、「どうすればみんなで楽しめるか」を考えるようになったのです。
結果、チームの雰囲気が柔らかくなり、会話が増え、自然と成果もついてきました。数字以上に、「一緒にやれてよかった」と思える時間が増えました。
“勝つ”よりも“楽しむ”を優先できたとき、人はもっと前に進める。
そう感じるようになったきっかけが、あの夜の小さな一言でした。
「勝てなくても楽しいね」と言える日常を
「勝てなくても楽しいね。」
子どもの言葉で、少し気持ちが楽になりました。うまくいかない時間も、それはそれで悪くないのかもしれません。勝ち負けを忘れて過ごす時間って、案外心地いいものですね。
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