優しさだけでは続かない。介護職で潰れない人の考え方
介護職は、体力的にきつい仕事だと思われがちです。
もちろん、それも間違いではありません。
腰も痛くなるし、夜勤もあるし、楽な仕事ではないです。
でも実際に働いてみて感じるのは、
辞める理由として多いのは、体力よりも人間関係だということでした。
これは、実際に現場で見てきた“リアルな感想”です。
利用者さんとの関わり。
職員同士の空気。
言い方。
価値観。
距離感。
同じ仕事をしていても、
そこで少しずつすり減って、辞めていく人を何人も見てきました。
その一方で、長く続いている人もいます。
同じ職場で、同じように忙しく、同じように大変なのに、
なぜ潰れない人がいるんだろう…🤔
私はずっと不思議でした。
新人の頃、年下の先輩に言われたことがあります。
「仕事は仕事。プライベートはプライベートですよ」
「仕事の話は職場ですればいいし、無理にLINEで繋がらなくてもいいんです」
当時の私は、少し意外でした。
もっと仲良くしたほうがいいのかな。
職場の人とは近い関係のほうが、うまくいくのかな。
そんなふうに思っていたからです。
でも今ならわかります。
あれは冷たさではなく、
この仕事を続けるための“知恵”だったんだと。
私のあとに入ってきた新人さんたちは、
同じ時期に入職した職員同士でとても仲が良く、いつも一緒にいるような関係でした。
休みの日には外食へ行き、
お互いの家でご飯を食べることもあったそうです。
私も誘ってもらったことがあります。
でも正直、私はそこまで職場の関係を私生活に広げたいとは思えず、やんわり断っていました。
すると少し不思議そうな顔をされましたが、私はそれでよかったと思っています。
なぜなら、その人たちは1年もしないうちに辞めていったからです。
そこで私は、あることに気づきました。
介護職で長く続く人は、
人付き合いが上手い人ではありませんでした。
優しい人でも、我慢強い人でもありません。
むしろ——
ある“共通した考え方”を持っている人でした。
ここから先は、
私が現場で見てきた「人間関係で潰れない人の共通点」を書いていきます。
🍀 全員と仲良くしようとしない
新人の頃ほど、みんなに好かれたいと思いがちです。
嫌われたくない。
浮きたくない。
空気を悪くしたくない。
でも、職場にはいろんな人がいます。
相性が合わない人もいれば、
機嫌に波がある人もいる。
全員と仲良くしようとすると、心が持ちません。
人間関係は、広げるほど消耗するからです。
長く続く人は、礼儀は守る。
でも無理に全員に好かれようとはしません。
🍀 LINE交換や休日付き合いを無理にしない
仲良くなること自体は悪いことではありません。
でも、仕事の人間関係を休日まで持ち込むと、
逃げ場がなくなります。
職場の愚痴。
誰かの不満。
辞めたいという話。
休みの日までそれが続くと、心が休まりません。
長く続く人は、仕事が終わったら一度職場を切り離します。
それが“回復する時間”になるからです。
🍀職場の空気を全部真に受けない
「あの人、今日機嫌悪いな…」
「何か私やったかな…」
そうやって全部自分ごとにすると、かなり疲れます。
でも実際は、
家庭のことかもしれないし、
体調かもしれないし、
ただ眠いだけかもしれない。
他人の機嫌まで背負わないこと。
それは本来、自分の仕事ではないからです。
🍀味方を一人だけ作る
全員と仲良くなる必要はありません。
でも、職場で一人だけでも話せる人がいると、
それだけで全然違います。
愚痴を言う相手じゃなくて、
「今日しんどかったね」と普通に話せる人。
それだけで、かなり救われます。
“全部抱え込まないための逃げ場”があるかどうか。
これは思っている以上に大きいです。
🍀辞めることも悪だと思わない
これが一番大事かもしれません。
長く続く人は、
「絶対ここで頑張らなきゃ」と思い込みすぎていません。
無理なら辞めてもいい。
職場はここだけじゃない。
そう思えている人ほど、不思議と余裕があります。
逃げ道がある人は、追い詰められにくいからです。
🏵️最後に
介護職で長く続く人は、強い人ではありません。
人間関係で傷つかない人でもありません。
ちゃんと傷つくし、疲れるし、腹も立つ。
でも——
自分の心まで職場に差し出さない人です。
優しさだけで続けようとすると、
どこかで必ず無理が来ます。
実際に、そうやって辞めていく人を何人も見てきました。
だからこそ、優しい人ほど——
「自分を守るやり方」を知らないと、
続かない仕事なんだと思います。
