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荒んだ心が晴れ渡る時

「脳裏に渦巻く、黒くて醜い感情」


ふっとした瞬間に、
嫌いなあの人が取り返しのつかない失敗をする姿を想像してしまう。

あるいは、
誰かを徹底的に追い詰め、
一方的に打ちのめすような空想が止まらなくなる。

最悪の事態や誰かの不幸。

そんなドロドロとした妄想が脳裏をよぎり、
そのことに気づいた時、
自己嫌悪に陥ったりしたことはないでしょうか?

「どうして私は、こんなにも醜いことを考えてしまうのだろう、、、」

人を呪うような思考の渦に巻き込まれ、
自分の中にある得体の知れない黒い感情に怯えてしまうような経験はありませんでしょうか?

社内での自分の意見に対して批判的なことを言った人が、
まったく成果が出ずにひたすら上職から叱責されている。

愚痴や不満ばかりを感情的に口にする人が、
とんでもなく不幸の連続に会って、
どうして私だけが、、、
と、自暴自棄になっている。

誰かのそんな姿が脳裏に浮かんできたとしても、
どうか自分を「嫌な人間だ」と、
「なんてひどい人間なんだ」と、
そんな風に自分を卑下しないでもらいたいと思っています。


その恐ろしい想像は、
あなたの本当の姿ではないと思うのです。

「あなたの心は本当に敵対する相手なのだろうか?」


誰かを排除したくなったり、
激しい怒りが湧き上がったりするたび、
人は、
自分の心を「敵」のように感じたりすると思います。

周りの人を無意識に傷つけてしまう。

すぐに攻撃的な態度をとってしまう。

そんな自分が許せなくて、
蓋をしてしまいたくなる。

けれど、
なぜ、
心はわざわざ誰かを攻撃し、
最悪のシナリオを描こうとするのでしょうか?

「悲痛な防衛反応」


実は、
人の脳は「傷つくこと」を、
極端に恐れるようにできています。

最悪の未来を想像するのも、
誰かを敵に見立てて心の中で先に攻撃を仕掛けるのも。

すべては、
"これ以上、自分が傷つかないようにするため"
の必死の防衛反応の一つだと思います。

相手を倒したいから攻撃するのではない。

自分が壊されてしまうのが、
たまらなく怖いから威嚇するように、
脳内に仕組みがあるのかもしれません。

あなたの心の中に渦巻くその攻撃性は、
悪意などではなく、
恐怖に怯える心が上げている「悲鳴」のようなものなのかもしれません。

「私が本当に欲していること」


もし、
心が揺るぎない安心感で満たされていたら。

もし、
心の底から自分自身を信じることができていたら。

私たちは、
誰かを蹴落とす必要も、
他人と比べて自分の位置を確認する必要もないと思います。

相手を攻撃してしまう背景にあるのは、
他者への憎しみではなく、
自分への自信のなさからなのではないでしょうか?


自己肯定感がすり減り、
承認欲求が満たされていない空腹状態だからこそ、
誰かからエネルギーを奪おうとしてしまうのではないかと思うんです。

本当に"私"という存在が欲しているのは、
誰かを言い負かすことでも、
相手の不幸でもないと思いませんでしょうか?

世界で一番、その言葉を待っていた人


誰かに認められたかった。

すごいねと褒められたかった。

「ここにいていいんだよ」と、
必要とされたかった。

人はいつも、
これらの言葉を「外の世界」に求めて彷徨っているようなものかもしれません。

けれど、
もしかすると、
あなたが一番その言葉をかけてほしかった相手は、
親でも、
上司でも、
パートナーでもなく……

"自分自身"だったのではないでしょうか?

人知れず、
どこでも洗面所やトイレを磨いてみたり、
誰かの消し忘れの電気を消してみたり、
ポイ捨てされたものをゴミ箱に捨ててみたり、
そういう日常の小さな行動は、
誰にも気づいてもらえないかも知れません。

プロジェクトの重要な内容を、
徹夜で仕上げ、
提出したとしても、
評価されたのは、
プロジェクト責任者だけだったりするかも知れません。

喜んでもらえると思ったのに、
誰にも気づいてもらえなかったり、
誰にも頑張りを評価されなかった、
ということはありませんでしょうか?

「1番の味方は自分自身」


今日まで、
歯を食いしばって生きてきたこと。

傷つき、
心が折れそうになりながらも、
なんとか前を向こうともがいてきたこと。

誰にも見えないところで、
もがき苦しみ続けた努力。

そのすべてを一番近くで見ていて、
一番深く理解しているのは、
他の誰でもないあなた自身だと思います。

だから、
もう外の世界に承認を求めなくていいのではないでしょうか?

誰よりも先に、
あなた自身が、
自分の最大の理解者であり、
味方になってほしいと思います。


自分で自分を、
心の底から認めてあげる。

うんっと褒めてあげる。

無条件に信じてあげる。

それが、
トゲトゲとした防衛反応を解きほぐす、
唯一の魔法なのではないでしょうか?

「厳しい冬を越した先の春のような状態」


冬の枯れ木は、
花も葉もなく、
一見すると死んでしまったように見えませんでしょうか?

けれど、
その硬い樹皮の奥では、
来るべき春へ向けて、
静かに温かい命を育てているのです。

人の心も、
きっと同じだと思うんです。

今はまだ、
醜い感情を抱く自分を好きになれないかもしれない。

それでも、
少しずつ、少しずつ自分を認めてあげることで、
いつか必ず心に穏やかな春が訪れると思います。

その最初の一歩は、
誰かに評価されることでないかもしれません。

今夜眠りにつく前、
自分で自分を抱きしめ、
「今日も一日、よく頑張ったね」
と、優しい声をかけてあげること。

そこから、
あなたの本当の温かい時間が始まっていくのだと思います。

あなたにとって、
温かく、
出会いと別れ、
人生が好転するような春が、
訪れることを願っております。

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