見出し画像

藤田譲瑠チマ、FCザンクトパウリへ!ブンデスリーガに挑戦する日本代表MFのプレースタイル・経歴を紹介


藤田譲瑠チマ

Joel Chima Fujita
所属クラブ:FCザンクトパウリ
生年月日:2002年 2月16日(23歳)
出身:町田市, 東京都
身長:175cm 利き足:右足
ポジション:セントラル・ミッドフィルダー




藤田譲瑠チマの所属歴

2019‐2020 東京ヴェルディ
2021‐2021 徳島ヴォルティス
2022‐2023 横浜F・マリノス
2023‐2025 シント=トロイデンVV
2025‐ FCザンクトパウリ


ザンクトパウリ加入時に語ったこと

「実はフライト中にレモンティーをこぼしたり、ハンブルク空港に着いたときには荷物やスタッフを見つけられませんでした。荷物を失くしてしまったんです(笑)。今は届いたので、大丈夫です。」

クラブ史上最高額となる推定350万ユーロの移籍金でFCザンクトパウリに加入した藤田譲瑠チマは、クラブへの入団に際して行われた英語でのインタビューに笑顔で答えた。また、彼は自身のポジションについても語っている。「6番か、8番としてプレーしたいと思っています。ボックス・トゥ・ボックスでプレーするのが好きですし、毎試合チームのために100%を尽くします。」

「ブンデスリーガにきたときの第一印象は『やっと来られた』でした。ブンデスリーガは私の夢であり、目標だったからです。ブンデスリーガは、選手やスキルなどのあらゆる面でJリーグよりも優れていると思います。」夢の舞台へと辿り着いた藤田。本テキストでは、彼のプレースタイルとこれまでのキャリアについて紹介していく。


藤田譲瑠チマのプレースタイル

今夏にベルギーのシント=トロイデンVVからFCザンクトパウリへ移籍し、尾崎加寿夫宮市亮に続くクラブ史上3人目の日本人選手となった藤田は、ボルシア・ドルトムントとの開幕節で見事なプレーを披露した。背番号16を着用した藤田は、チームメイトのジョエル・サンズとともにダブルボランチの一角として先発出場。巧みな動きでセンターバックからボールを引き出し、前線の味方へと繋ぐ役割を担った。

藤田のプレースタイルの特徴は、ハードワーク体幹にあるように映る。とくに「ハードワーク」は、藤田の真骨頂だ。ダブルボランチの左側として起用されながら、敵陣内では右のハーフスペースへと進出してクロスを供給するなど、豊富な運動量を見せる。また味方がボールが奪われた際には相手選手に即効でタックルを仕掛け、奪い返してしまう。ドルトムント戦でも、その優れたリカバリー能力を発揮していた。

もう一つの特徴が「体幹」だ。藤田は周知のようにパスの出し手としても優秀で、左足からでも正確な縦パスを供給できる。ドイツ・ブンデスリーガは欧州有数のプレッシングを重要視するリーグ。しかし藤田は、高い技術と素早い判断の求められる被プレッシャー下でも、正確なパスを味方に供給した。そのプレーを下支えしたのは藤田の体幹で、相手選手を背負いながらもボールをキープしてターンするなど、卓越した能力を発揮した。

175cmとブンデスリーガでは比較的小柄な体格ながら、その抜群の足元の技術と機動力を活かして戦いを進める藤田。主力のジャクソン・アーヴァインが負傷から復帰すれば、コンビを組むのは彼になるだろう。


藤田譲瑠チマの選手キャリア

ユース昇格から横浜F・マリノス移籍まで

ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれた藤田は、2008年に町田大蔵FCでサッカーを始めた。2014年には東京ヴェルディジュニアユースに加入し、その後ユースへ昇格した藤田は、2019年に高校在学中ながらトップチームに登録され、同年9月、J2リーグ第32節アルビレックス新潟戦で途中出場からプロデビュー。翌2020年には正式にトップチームへ昇格してリーグ戦で活躍し、新潟戦でプロ初ゴールを挙げるなど、J2リーグで41試合に出場し、3ゴールを挙げた。

2021年1月、藤田は徳島ヴォルティスへの完全移籍を決断。J1の舞台に挑戦した彼は、中盤で豊富な運動量と粘り強い守備を発揮し、加入初年度から出場機会を獲得した。しかし2021年12月、藤田はさらなる飛躍を期して、横浜F・マリノスへ移籍した。J1リーグ屈指の強豪クラブで国内タイトルを争う舞台に身を置くことで、彼のキャリアは大きくステップアップすることになる。


横浜F・マリノスからシント=トロイデンへの移籍まで

マリノスで迎えた2022シーズン、当時20歳の藤田は、14試合の先発を含む29試合に出場してチームのリーグ優勝に貢献。名古屋グランパス戦で得点するなど、途中出場がほとんどながら、中盤で大きな存在感を発揮した藤田は、2023年7月にベルギー1部リーグのシント=トロイデンへの移籍を決断する。2023/24シーズンの先発出場は14試合にとどまるも、翌2024/25シーズンには飛躍を遂げ、33試合に先発するなど、チームの主力に定着した。

シント=トロイデンではダブルボランチの一角を担い、ときにトップ下のような位置でプレーする柔軟性を見せた藤田は、徐々に欧州でのプレーに適応した。クラブが本拠地を置くベルギーのリンブルフ州の人々は勤勉さで知られており、藤田のプレーはその気風に合致した。中盤で果敢にデュエルに挑み、攻守にわたるハードワークを惜しまない藤田のプレースタイルは「地元から愛される選手」として高く評価され、現地ファンの共感を呼んだ。


日本代表の新たな「司令塔」へ

藤田は、将来の日本代表を担う選手としても大きな期待を集めている。各年代の日本代表で実績を重ねた藤田が初めてフル代表に選出されたのは、2022年の東アジアサッカー選手権香港代表戦でデビューして初アシストを記録すると、韓国代表戦では49分に巧みなクロスから相馬勇紀の得点をアシストするなど結果を残した。ただ藤田の名前を一躍有名にしたのは、2024年のU-23アジアカップだろう。

2024年のU-23アジアカップでキャプテンを務めた藤田は、優勝を果たしたチームの絶対的な主軸だった。とくにイラク代表戦では2アシストを挙げるなど活躍し、最終的には大会MVPにまで輝いた。守備的MFの位置で強烈なリーダーシップを示した藤田は、パリ・オリンピックでも主将として日本代表を牽引。直近でも、ワールドカップ予選のオーストリア代表戦でフル出場を果たしている。

町田の少年から始まり、Jリーグ、ベルギー、そしてドイツへと舞台を広げた藤田譲瑠チマのキャリアは、新たな段階に突入しつつある。


FOKUS Bundesliga!!! サイトマップ


読了していただき、ありがとうございます!
そのほか
FCザンクトパウリに関するおすすめ記事はこちら


いいなと思ったら応援しよう!