🍿シネマちこ|わたしにとって意味ある2本の映画
先日、友達と映画の話になった。
良かった映画、は?
感動しやすいわたしが、感動した映画は数えきれないほどある。
大好きな映画もわんさかある。
泣いた映画も、その数はすごい。
どれか1つ泣いた、大好きな、感動した映画、と言っても選びきれない。
でも、スゴく良くできた映画で、自分と深く関わりを感じ、だからこそ共感し、愛する作品は2本ある、そう答えた。
その1本目のタイトルを言うと、なんと友達も気に入ってる作品と聞き驚いた。
見てたんだ!と。
でもよくよく考えると、わたしが彼女にすすめて見てた可能性、大だ。
わたしは近い人、皆にこの映画をすすめてたから。
その作品は、「Ferris Bueller’s Day Off(フェリスはある朝突然に)」。
あなたはご覧になられたことあるだろうか?
この映画は、見なきゃ損!そう思うのはわたしだけ?
テーマは、「人生、楽しまなければ意味がない。たまに周りを見渡さないと、見落としてしまうよ(Life moves pretty fast. If you don't stop and look around once in a while, you could miss it.)
80年代に、青春映画のヒット作をいっぱい作った、ジョン・ヒューズ監督が、脚本も手がけた1986年の作品。
彼の映画は、わたしが子供の頃家族と住んでたシカゴを舞台にした作品が多い。
「フェリスはある朝突然に」ではヒューズ監督のシカゴ愛がにじみでてる。
ズル休みをしたフェリスと友達と恋人と一緒に、シカゴの名所を存分に堪能できる。
登場人物が歩いてるところにさりげなく、シカゴニアンなら絶対喜ぶ、有名な彫刻が映ってたり、至る所でシカゴが現れている。
わたしがアメリカに住んでた頃、何度も学校のフィールド・トリップで行ったシカゴ美術館。
この美術館所蔵で有名なスーラの点描の作品、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の女の子をじっと見つめ、吸い込まれて行く、フェリスの友達がとっても印象的だ。
女の子が点となって点の中に消えて行く。
まるで彼自身。
この映画では、マシュー・ブロデリック演ずるフェリスが何度も我々観客に直接語りかけてくる。
エンドロールが終わって彼が語る言葉が最高なのだ。
「まだいたの?早く帰りな」と。
アメリカ人の多くは、エンドロールが流れ出すと、立ち上がって劇場を後にする人が多いが、この最後のフェリスの言葉を聞かずに出てしまってたら、もったいないけど、でもそのことは映画の内容的にはイイことなのかもしれない。
聞いたとこによると、最後を見逃しちゃダメ、と言うことで、席を立たずに最後まで見ていたアメリカの観客が多かったと。
From Ferris Bueller’s Day Off “ Danke Schoen” and “Twist and Shout” (1986) YouTube 動画
このシカゴの10月にある、有名なパレードのシーンでフェリスはいきなりパレードの中心で歌ってる。
歌は親友に捧げて。
シカゴの街で実際に仕事をしている人たちもパレードに参加し音楽に合わせて踊ったりしてる。
わたしが唯一、口パクの歌であっても許せるものだったりする。
日本の人の感想の多くが、フェリスは生意気に感じるそうだが、彼はattitudeがある、つまり、人や状況に応じてとる態度がある、そんな感じ。
常に、落ち込んでる親友に、楽しむということを感じてもらおうとしての行動だ。もちろん自分も楽しみながら。
彼は本当にライフを楽しんでいる。
さて、もう1本の映画はジョディー・フォスターがとんでもなく魅力的だった、「Stealing Home(君がいた夏)」。
あまり話題にならなかった作品。
ジョディ演じるケイティという女性は、あまりにも自由奔放で、純粋で、社会に適合できなかったのだろう、そう思う。
わたしが大好きなスティーヴン・キングのショートストーリー、「Last Rung on the Ladder(ハシゴの最下段)」と似たテーマ。
両方とも、社会に適合できなかった女性は自殺してしまう。これはメインストーリーの部分ではないのだが、わたしがつい反応してしまう事柄だ。
とても切ない。
だが、実際我々が映画の画面で見るのは、イキイキとして、生命力いっぱいの女性だ。
ケイティ役のジョディーは美しく、そして、光ってる。ちょっぴりワルで。
彼女は人の悲しみにも、そっと寄り添うことのできる繊細な心の持ち主でもある。
David Foster and Marilyn Martin “And When She Danced” (1988) YouTube 動画
なぜかSpotifyにない、このデヴィッド・フォスターの名曲。
ないなんて、おかしいでしょう。
サントラもSpotifyにないぞ。
全曲いいのになぁ。
忘れられないシーンはいっぱいあるのだが、これが1番。
2人のメインキャラクターが、桟橋を縫うように、くねくね、くねくねと走るシーン。
そして、ジョディ・フォスターが語った後、ふと見せる表情が心を打つ。
この2本の映画は、わたしの中の陰と陽を表す映画といえるかもしれない。
そんな映画紹介でした。
余談でどうでもいいことだが、ジョディ演じるケイティ、この名前はわたしのアメリカンネームでもある。
追伸:フェリスを演じるマシュー・ブロデリック、大ファンとして、彼のわたしのオススメ映画を挙げておこう。
劇作家ニール・サイモンの「Biloxi Blues(ブルースが聞こえる)」、
「Project X(飛べバージル)」、
「Torchsong Triology(トーチソング・トリロジー)」、
「War Games(ウォー・ゲームズ)」、
「Glory(グローリー)」、
「Ladyhawke(レディーホーク)」。
機会があったらこれらを是非。
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