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双極性障害、寛解しない私の今

双極性障害と診断されてから14年…
私はまだ寛解していない。
でも、昔のように大きく揺さぶられることは、ずいぶん減った。
今は「低め安定」と呼べそうな場所にいる。

そこに辿り着くまでには、少しの絶望もあった。

双極性障害は、基本的に“完治”という言葉をあまり使わないと知ったとき、
私は少しだけ、気持ちが沈んだ。
治るものだと思っていたし、
いつか元通りの自分に戻れると、どこかで信じていたから。

「この病気とは長く付き合うことになるかもしれない」

そう思ったとき、未来が少し遠く感じられた。

その後、長く続くうつの時間を経験した。
波は以前より穏やかになったけれど、
寛解とは言えない状態が続いている。

昔のように「早くよくならなきゃ」と焦ることは減ったけれど、
体調が崩れる日は今もある。

そんな日々の中で、
私は少しずつ考え方を変えていった。

嵐のような気分の波を止めようとするのではなく、
「嵐が過ぎるのを待つ」という過ごし方があることも知った。

そしてもうひとつ。
今の“低め安定”は、気持ちの持ちようだけでできたものではない。

なんにもしないで、今の私がここにいるわけではない。

自分に合う薬に出会うまで、何度も波にのまれてきた。
効かない薬や、副作用が強い薬もあった。
期待しては、思うようにいかないこともあった。

今はラツーダを飲んでいる。
それが、私の気分の波を少しやわらかくしてくれている気がする。

もちろん、薬は人それぞれ合うものが違う。
でも私は、ようやく「自分に合うもの」に出会えたのかもしれない。

今の私は「低め安定」という場所にいる。

正直に言えば、もっと元気になれたらと思う。
朝から動けて、気力があって、
何でもこなせる自分に戻れたら、と想像することもある。

でも今の私には、このくらいの安定がちょうどいいのかもしれない、とも思う。

それは少し、諦めに近い気持ちでもあり、
同時に、静かな受容でもある。

大きく崩れないこと。
深く沈みすぎないこと。
激しく上がらないこと。

それだけでも、今の私には十分なのかもしれない。

回復途中という場所は、
思っていたよりも悪くない場所だった。

そこで踏みとどまっていることも、
ちゃんと生きていることのひとつなのだと思う。

もし今、同じような場所にいる人がいたら。
あなたもきっと、今日を越えている。

元気じゃなくてもいい。
低めのままでも、ちゃんと生きている。



ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました🌷
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それから、この記事の中で書いている「嵐が過ぎるのを待つ」ということについて書いた記事がありますので、よかったら読んでみてください。


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