保護してごめんね 前編
今年1月、我が家最後の1匹だったコも空へ昇った。入れ替わるかのように、新しい猫たちが庭に現われるようになった。
トラ猫とミケ猫、白黒猫、そして白猫。
夜、堂々とごはんくださいと待っているコ、堂々ともらったコの食べ残しを隙を見てたいらげていくコ、それぞれがそれぞれの様子を伺いながらやってくる。
それぞれ出くわさないように様子を伺いながら、中にはサラッと自分の場所だと誇示するコもいるし、タイミング悪く出会い頭に出くわすと、場所取り合戦、一心触発、こちらもヒヤッとして、参戦するかの如く庭に飛び出して追いかける。
そんな光景が続いていたが、白猫は猫がウロウロしない昼間の時間に現われるようになった。
ある日、窓からエサ場に向かってくる白猫の姿が見えた。こちらからは丸見えだが、あちらはそうとは知らず、そろーり、そろーり、ストップモーションかと思うほど、ソローッと動く。
必死な猫さんには申し訳ないが笑える。笑えるけど、外暮らしそんなにビビリでどうする、と心配になった。
しばらくして、誰かとケンカしたらしく、顔に傷をつくってきた。暑さもあり、その姿の変貌ぶりに驚いた。もう猫たちとは暮らさないと思っていたが、ビビリなうえに、死んでしまうのではないかという変貌ぶりに、保護することにした。
地域のボランティアさんに相談した。トイレやなにやら、人馴れ訓練して、いわゆる譲渡できる状態になったら、うちで引き取るのでと話し、捕獲をお願いした。捕獲すると言っても、すぐにできるわけではない。それからおよそ2ヶ月。8月10日、捕獲に成功した。
捕獲からおよそ2週間。ボランティアさんに犬を迎えなければならない事情がおき、白猫さんが利用していたゲージを犬用にしたい、トイレはちゃんとしてるし、お腹の虫も大丈夫、ストレスで夜泣きがひどくなってきているので、早く移した方がいいからと言われた。こちらもいずれはお迎えするわけだしと、急いでゲージを準備して、9月1日、白猫さんをお迎えした。
後編につづく
