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『マナティーがいた夏』自主的読書感想文コンクール

個人的に実施をしている、「自主的読書感想文コンクール」。
ルールは3つ

🔶ルール1
課題図書は上記の18冊
🔶ルール2
感想文の長さは、書く学年の規定に準拠する
 小学校高学年の部(5、6年生)本文 1,200字以内
🔶ルール3
1週間に最低1冊は読んでnoteに感想文を投稿


17冊目に選んだのは、小学校中学年向けの『マナティーがいた夏』です!


読書感想文📖

 ピーターとトミーのような親友関係は、学校生活においても人生においても必要不可欠だ。ともにワクワクを見出し、ワクワクをつくり上げていく。性格はあまり似ていない。臆病で水が怖いトミーと、人前にも堂々と立て意見を言えるピーター。でも「生きものが好き」という共通点で繋がり、同じ時を過ごせている。そんな仲間がいることそが、人生最大の幸福ではないかと思う。
 そして同時に、その周りにいる人々に支えられていることも忘れてはいけない。大切な家族、友達の家族、ご近所、同じ志を持つ仲間たち。本書はピーターという一人の少年のひと夏の物語だが、ひと夏といってもいろいろなことが起こる。小学校から中学校にあがること、親友が突然転校してしまうこと、大好きなおじいちゃんが認知症になり介護が必要になったこと、マナティーに出逢たこと……。あげれば切りがないが、喜怒哀楽という感情は様々な人間関係の中で移ろいゆくものなのだと気づかされた。一人でいれば喜怒哀楽の起伏はそれほど起こらない。当然のことだけれど、相手がいるから怒ったり哀しくなるし、仲間がいるから嬉しさや楽しさが増幅する。そしてその人間関係の中で人は成長していくものなのだろう。

 ピーターとトミーの関係をほほえましく読み進めながら、私にもそんな大切な友達がいるなと思いを馳せる。家実家が近所で、2歳の時に児童館で出逢って以来、親同士の仲が良かったこともあるが、30年以上も友達でいてくれている。性格は真逆だ。その子は優しくて丁寧で、真面目だ。私はその逆。わがままで大雑把で不真面目。それでも好きなことが一緒なのだろう。一緒に旅行に行くのも楽しかった。旅行に行っても大体大自然が目的地。稲作も一緒にやっている。味噌づくりやキムチづくりといった手仕事も一緒にやるから楽しい。一人では面倒くさくてできないことでも、二人でいるから楽しくワクワクできる。そして何より、二人の性格が正反対だから、それぞれの得意分野と苦手分野を補いあっている気がする。

 ピーターとトミーは二人で「生きもの発見クラブ」という組織を結成し、「発見ノート」を2年以上にわたってつくり続けていた。私たち二人も、似たようなことをしていた時期があった。新年の初日の出を拝むためにかなり無茶をしながら各地を巡っていた。ある年は近場の一番高いビルの展望台に行き、ある年は海辺に行き地平線から登る様子を静かに眺めた。大学4年の時にはメキシコに行って、海外から初日の出を拝んだのも忘れがたい思い出だ。家族が増えて最近はそれも叶わなくなってきたが、いつか富士山の頂上から初日の出を見たいという夢はまだ持ち続けている。

 青春とは人生のある時期のことではなく心の持ちようだ、なんて言葉があるが、いつまでの青春の風を吹かせて、人生の喜怒哀楽を味わって生きたい。

1,157字

感想文を書いた感想📚

実は、マナティーという生き物を初めて知りました。調べるととっても可愛い〜けど、実物はとても大きいんだろうなぁ。

表紙に描かれているのは、マナティーがたくさんいる沼地に2人でボートに乗っている少年たち。
これは物語のラストのシーンなのですが、読み終わって本を閉じた時、この表紙の絵の意味がわかってより胸に沁みるものがありました。

この夏、どこにも出掛けられなかった方にも、ひと夏の思い出を授けてくれる温かい本です😊


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