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創作大賞2025授賞式と私【連続ドキュメンタリー小説・第3話】

【前回までの振り返り】
授賞式は、家に戻るまで終わらない。
終わってからが「本当の」スタートだ。

 「BLUE NOTE PLACE(授賞式の会場)」のエントランスで、作家の田丸久深さんと立ち話をした。

 田丸さんは、創作大賞2025にて『自分のパンツは自分で洗え~34歳恋愛小説家が全力で婚活した一年間~』という作品で入選を受賞した作家さんである。

 私自身、実は元婚活難民だったので、「ああ、わかる……初対面の(それも気の乗らない相手)とのトーク疲れるよね……」とか。共感できるポイントがふんだんに盛り込まれていて面白かったです。映像が浮かびやすかったので、いつかドラマで見てみたいなぁ。

 田丸さんがその日お召しになっていた着物姿が美しくて、所作も綺麗で思わずうっとりと見惚れていました。田丸さん、改めましておめでとうございます。

 田丸さんとは「書き続けなきゃね」的なお話をして、「またね」という感じでお別れしました。

初対面で初めて言葉を交わしたはずなのに、不思議とそんな気もしなくて。ああnoteの出会いって、いいですね……。

 エントランスから一歩出ると、既にどっぷりと暮れていた。華やかな照明に照らされた会場にいたのが、まるで嘘みたいだ。

——ああ、もう授賞式終わっちゃうのかな。

 湿った雨の名残が鼻腔を掠めていく。


アルロンさんと私

 隣には、静かに俯くアルロンさんの姿がある。私たちは今年の春に名古屋で開催された「勉キョフ会」で一度顔をあわせている。

 久しぶりに顔を合わせた時は「あっ、ども」みたいな感じで。お互いに(私だけかもしれないが)、ちょっぴり照れくさい感じがした。

 私たちは2人とも、今年の創作大賞で中間選考を突破している。ただ、お互いにそのタイミングで「おめでとうございます」を伝えていない。

 たしかXで、そのタイミングで彼が風邪?体調不良?だった気がしていて「おめでとうございますより、大丈夫ですかというタイミングだな……」と感じていた記憶がある。

 そんな訳で、彼の場合は、何がしら受賞した際に「おめでとう」を言えたらいいかなと思っていた。

 エントランスを出て、まず先に彼へ放った言葉は自分でも意外なフレーズだった。


「私も、本当は悔しかったんだよね」


 そう彼にぼそりと呟くと、アルロンさんは「えっ」と目を丸くしたのち

「そういえば、2作品中間通ってましたもんね」

と、ハハっと笑ってくれた。私もハハハーって笑った。

 彼にそう伝えられたのが、素直な思いをnoteに書いていて、私が読んでたからだ。

 noteに思いを書くと、読んだ人にその気持ちが伝わる。会った時に、お互いに「そういうこともあるよね」と、阿吽の呼吸のみで分かり合えたりもする。

 ベストレビュアー賞をいただいた時、純粋に嬉しかった。けど、作品で評価されたい思いは決して嘘じゃなかった。

 ここで、やっと自分も誰かに素直な思いを伝えられた。胸のつかえが取れて、肩が軽くなった。ようし。来年も頑張るぞー。

 遅くなりましたがアルロンさん、ベストレビュアー賞おめでとうございます。

青山ヱリさんとYASUさんと、私

 エントランスの外には、青山ヱリさんとYASUさんがいた。

 ここで、私の中に宿るスピリチュアル天使ミクエル(※想像上のキャラクターです)が囁く。

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(チャンスが目の前に現れたら、動けるかどうか。その一歩が、あなたの今後の人生を豊かにするのです)

 ミクエルの言葉を受け、私はヱリさんとYASUさんに

「すいません。写真撮ってもらってもいいですか……」

とお願いした。

 こんなチャンスは、本当は来年もあったら嬉しいけど、もしかしたら無いかもしれない。ベストレビュアー賞も、来年はもっとレベルが上がると私は既に予想している。

 来年は野やぎさんが「感想300人書きます」って企画を立てるかもしれないし、400人の感想を書く人もあらわれるかもしれない。

 新たな切り口で、創作大賞を盛り上げる方が登場するかもしれない。たとえば、「あなたの作品の感想を、口笛で表現します」とかさ。それは感想、伝わりづらいか。なにせ無音だもんな。

 今年の創作大賞感想は、イラストや選曲だったり、企画力に優れた作品も実に多かった。

今年、ベストレビュアー賞を受賞した彩野リィさんのファンアートはすごく良かったし、私もいただいて嬉しかったです。

 そこに、私が来年頑張ったところで。はたして辿り着けるのか。

 そもそも人の出会いは、一期一会。
 チャンスが来たら、掴め。逃げるな。
 よし、動こう!!

 なんと、この一言で奇跡が起きたのである。(正面から見て)左側に青山ヱリさん、右側にYASUさんという構図で写真を撮ってもらったのだ。

写真のイメージはこんな感じです💕

 撮影してくれた紫吹はるさんが、一瞬のタイミングで連写してくださったおかげで、写真は22枚。

 フォトアルバムにしてパラパラめくればアニメーションのような感じで、いつでも「撮影してもらったあの頃の記憶」が蘇るのだ。

 紫吹はるさん、凄い。流石、私の嗜好をわかっていらっしゃる。本当に仕事が出来る子っ……!ナイスお仕事です!!

 もちろん、こっそり自分のためにフォトアルバムを作って、1人でパラパラめくりながら「あの時、楽しかったなぁ」と……。

 いや。違うな。「あの時は、楽しかった」にするんじゃなくて。

 来年も、またYASUさんやヱリさんに

「あの時は、ありがとうございました」

って挨拶できるように。

 そもそも、すでにYASUさんとのコメントのやり取りで「あの場所で挨拶できるように、来年頑張ります」と私は誓っている。


 
 ヱリさんとYASUさんとは、撮影の後に握手をした。理由は私が

「あっ……あのっ……もしよかったら、握手もしてもらってもよろしいでしょうか……」

とお願いしたからである。(あの時は快く応じてくださり、ありがとうございました!)

 ヱリさんから「どっちの手があたたかかった?」と問いがあり、迷わずヱリさんと答えたらYASUさんが

「でも、手が冷たい人は心が温かいんですよ」

ってサラッと言ったのち、ニコリと笑ってくださいまして。

 その瞬間、私の中の『ババンババンバンバンパイア』の森蘭丸がズキュウウウン!!って叫んだよね。

松竹公式より。どんな状態なのか、詳しくはこちらをご覧ください。

本業で記事書いてます。

 さすが恋愛小説の名手です。乙女心を抑えるポイントをわかっていらっしゃるっっっ!!!!!!

 撮影&握手タイムを終えてしばらくした頃、ぱらぱらと雨が降り始めた。

「あー!傘さすの面倒くせぇ!!」

 この時の私は、ショーシャンクスの空だった。小雨を体で浴びながら、授賞式の余韻に浸る。

 式の前日まで4泊5日の沖縄旅行に出掛けていた。授賞式、無事いけるか心配だった。無事参加できて良かった。すると、彩野リィさんが

「みくさん、折り畳み傘開くの面倒くさいですよね。私の傘、入ってください」

って、サッと傘を差し出してくれた。優しい。そして、傘さしてくれるのは本日これで2回目だ。ありがとう、リィさん。なんかすみません。

リィさんのこの記事、私大好きです。

懇親会

 授賞式は楽しかった。ただひとつ懸念点と反省点があるとすれば……できれば前日の懇親会にも参加したかったっ!!

 そうなんです。実は今年、受賞者限定の懇親会がnoteさまの方で開催されていたんですよ。

 私は、授賞式は10月下旬の金曜日と予想していた。理由は、過去数年の傾向からリサーチをしていたため。会社員noterも多いから、遠方の方向けに金曜日にしているんじゃないかと、私は勝手に推測している。(違ったらすいません)

 そのような理由から、沖縄旅行を計画していた時点で「10/24は絶対に授賞式があると思うから、あけてほしい」と夫に懇願していた。

 まだ中間選考の結果が出る前なのに、私は既に授賞式に行く気満々だった。でも、まさか木曜日に懇親会があるとは。

 参加した方々が「絶対に参加した方がいい」と口を揃えているので、来年は10月下旬の木曜〜金曜日あたり開けた方が良さそう。

誰と私は一緒に帰るのか

 昨年の創作大賞授賞式レポートを見ていて、ひとつ憧れていたことがある。

 それは受賞式の後、誰かに「一緒に帰りませんか」と誘うことだ。

 電車に揺られながら、車内で「創作って難しいですよねぇ」みたいな談話を、一度でいいからしてみたかった。なんか部活帰りみたいで、楽しそうなイメージがあって。

 なんと、誰かを誘うこともなく、自然とレビュアー賞のみんなで一緒に帰った。私と同じ方向だったのは、ゆいとしまささんとアルロンさん。

 すごい。若い男子2人を両手に抱えて、電車に揺られてるよ私。

 ゆいとしまささんは、長身で目がくりっと大きくてオシャンティーなイケメンさん。いやー、それにしても授賞式はイケメンと美人さんが多かったので目の保養になったなぁ。

 ゆいとしまささんは「書く人に興味がある」というお話をされていて、私と感覚が少し似てるので、その場で来年の抱負や今後の企画について話し合いが進んだ。

 隣でアルロンさんは、静かにうんうんと聞いていた。その中で、アルロンさんがぼそりと


「こういう話し合いを、勉キョフ会でするべきでしたよね……」(今年の春に、創作大賞の勉強会という勉キョフ会をしたんですよ)


と呟き、ははっと白い歯を覗かせた。私もハハッ、そうだねと笑った。

本当にあの時、なんでみんなでマリオカートしちゃったんだろうね私たち。まあ、楽しかったからいっか。



 授賞式が始まるまで、来年の創作大賞どうしようかなと悩んでいた。

 けれども、たくさんの人と話していくうちに、気づけば「来年の誓い」とか抱負とか。自然と話し合っていた。

 仲間と顔を合わせ、話すと自分だけじゃ見出せない糸口に触れたり、背中を押されることもある。

 そして、流石に授賞式に集まる人たちなので、少し話をしただけで「自分よりも、はるか遠くに目を置いてるなぁ」とか。(これは色んな人と話してて思った)

 会話の中で言葉を大切にしているところとか、視野の広さや深い思考に触れることが多々あった。私は何も変わってないのに、自分が少しレベルアップしたような気持ちに。ああ、私って単純だ。

 私も来年、頑張ります。そういえば今年の挑戦で、ひとつ反省してたことが。

創作大賞大反省会

 昨年、創作大賞に向けていくつか目標を立てた。

 次の創作大賞までに、注目記事に選ばれる。他のコンテストで受賞して箔をつける。授賞式はマカロン食べたい。あとは授賞式の帰り際に誰かに声をかけてみたいとか。

 まあ全部目標立てて、その夢叶ってんの我ながら凄えーんですけどね。

 「メディア賞を受賞します」とか。その先の展望とか。そういや何も宣言してなかったし、目標立ててなかったわ。目標の目線が細かすぎましたわ(反省)。

 今度こそ、頑張ります。

#なんのはなしですか

【完】

※めちゃくちゃ長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

ドレスコードは特にないけど、女性はワンピースやフェミニンな服が多め。受賞者は、ドレスや着物をお召しになった方もチラホラ。

さすが都会、東京。
オシャレな方が多かった印象です。

ある程度きちんとした服の方が、
良さそうな雰囲気でした!

 次回は番外編で、翌日のオフ会編です。

⭐︎この記事を書いた人

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