止まった時計を、少しずつ動かす。私が介護職員初任者研修を申し込んだ理由
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
母が亡くなってから、慌ただしい日々が続いています。
死亡後のさまざまな手続き。
団地の退去準備。
遺品整理。
そして、自宅に持ち帰った荷物の片付け。
やるべきことが次から次へと出てきます。
気づけば、一日があっという間に終わっています。
何よりも大変なのは心の整理
手続きや片付けは、時間をかければ終わります。
しかし、一番難しいのは心の整理かもしれません。
半年以上にわたって母の介護を続けてきました。
毎日の生活の中心に母がいました。
その存在が突然なくなったのですから、心が不安定になるのは当然なのかもしれません。
ふとした瞬間に思い出します。
電話が鳴ったとき。
車を運転しているとき。
買い物をしているとき。
日常の中に母の記憶がたくさん残っています。
「すべて終わるまで待つ」は違う気がする
団地の退去が終わったら。
荷物の整理が終わったら。
相続関係が落ち着いたら。
そう考えていると、いつまでたっても日常が戻らない気がしました。
もちろん、やるべきことはあります。
しかし、それらがすべて終わるまで人生を止めてしまうのも違うように思ったのです。
止まった時計を一気に進めることはできません。
でも、少しずつ針を動かすことはできます。
今の私に必要なのは、その小さな一歩なのだと思いました。
介護を通して生まれた気持ち
母の介護では、本当に多くの人にお世話になりました。
訪問介護のヘルパーさん。
ケアマネジャーさん。
訪問看護師さん。
医師の先生。
福祉用具の担当者さん。
支えてくださった多くの方々。
自宅介護は一人では絶対にできません。
たくさんの人に支えられてきたことを実感しています。
だからこそ、いつしかこんな気持ちが生まれました。
今度は自分がもっと誰かの役に立てないだろうか。
そんな思いから、以前から介護職員初任者研修を受講してみたいと考えていました。
手話ができる男性のヘルパーなんて、ほぼこの世に存在しないです。
手話がちょっとできる程度ではないですよ。手話通訳士です。
高齢の聞こえない方にとっては、直接言いたいことが言えるヘルパーは、
待望の存在かと思います。
待遇としてはヘルパーよりは手話通訳のほうが「まし」なのですが、
もう、そういうのはいいかなと。社会貢献を優先にしたい。
note、キンドル本、手話のオンライン指導などで、安定した副収入が入るようになった。
ならば、がつがつとお金を考えなくてもいいじゃないか。
そんな感じです。
社会復帰の第一歩として申し込んだ
そして先日、自宅から一番近い場所で受講できる介護職員初任者研修に申し込みました。
6月半ばから10月まで。
ほぼ毎週日曜日に10時から17時まで対面授業があるそうです。
それ以外はオンデマンド学習とのことでした。
正直なところ、わからないことだらけです。
急に都合が悪くなったらどうなるのか。
補講は受けられるのか。
課題は難しいのか。
実技はついていけるのか。
不安はあります。
しかし、今は細かいことを考えすぎないようにしています。
まずはやってみよう。
そんな気持ちです。
受講後のことは受講後に考える
修了したら介護の仕事をするのか。
ボランティア活動に活かすのか。
自分の知識として持っておくのか。
今はまだわかりません。
でも、それは受講が終わってから考えればよいことです。
未来のことを心配して動けなくなるより、まず一歩踏み出してみる。
最近の私は、その考え方を大切にしたいと思っています。
本職の手話通訳も再始動したい
もちろん、本職である手話通訳の活動も少しずつ再開していこうと思っています。
ありがたいことに、研修の依頼や相談をいただくことがあります。
待っていてくださる方もいるでしょう。
介護を経験した今だからこそ伝えられることも増えたように感じています。
福祉。
介護。
障害理解。
コミュニケーション。
これまで学んできたことと、今回の経験がどこかでつながるかもしれません。
まずは行動
人生には立ち止まる時期があります。
そして、再び歩き出す時期があります。
今の私は、その境目にいるような気がしています。
まだ心は完全には落ち着いていません。
片付いていないこともたくさんあります。
それでも、少しずつ前へ進みたい。
介護職員初任者研修への申し込みは、そのための小さな一歩です。
まずは行動。
答えは歩きながら考える。
そんな気持ちで、止まった時計を少しずつ動かしていこうと思います。
むかしむかし。大昔は、
仕事はすべて、人の役に立つことだけだったそうです。
残りの人生は、先人に倣ってみようと思います。
#note #介護 #親の介護 #介護職員初任者研修 #社会復帰 #再出発
#人生の転機 #グリーフケア #家族介護 #在宅介護 #親の看取り
#福祉 #ヘルパー #学び直し #シニアライフ #手話通訳士 #手話通訳
#人生を前へ #小さな一歩 #エッセイ
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!