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「仕事をやめていて、よかった」——母の介護と、私の新しい挑戦


3年前、私は長年勤めた会社を退職しました。

それからは、研修講師と手話通訳。この二つのわらじを履いて、自由と責任が共存する新しい日々を歩んできました。

あの日、退職という決断をしていなければ、今の私はきっと後悔の渦の中にいたかもしれません。


二度目の「もしも」が教えてくれたこと

2年前、一人暮らしをしていた母が突然、体調を崩しました。

一時は「もしかしたら、このまま……」と最悪の事態が頭をよぎるほど、深刻な状態。すでに会社を辞めていた私は、ひと月ほど母のそばに寄り添い、お世話をすることができました。

そして今、さらに歳を重ねた母が、再び大きな体調の波に飲み込まれようとしています。

今回のサポートは、前回よりもずっと長い期間になる見通しです。

兄弟もいますが、泊まり込みでずっと母を支えるのは、私の役割。

不自由がないと言えば嘘になりますが、不思議と心は穏やかです。

「仕事が忙しいから」

「今はどうしても抜けられないから」

そんな理由で、母のことを後回しにしなくて済んでいる。

「仕事のせい」にして、大切な人を大切にできない自分にならずに済んだ。

今、心の底から「あの時、仕事をやめていてよかった」と思っています。


家族との、新しくて温かい「つながり」

介護という時間は、失うものばかりではありませんでした。

母と一緒に過ごす時間、そして今回のことをきっかけに連絡を取り合う兄弟との時間。

私たちは今、新しい「つながり」の中にいます。

以前よりもずっと仲良くなって、たわいもないお喋りが増えました。

この年齢になって、改めて家族としての絆を結び直せている。それは、母が私にくれた、少し切なくて温かいプレゼントのようにも感じています。

閉ざされた部屋から、世界へ広げる

母のそばにいるため、今は自由に外出することはできません。

けれど、私の前にはパソコンがあります。

この状況を、ただの「足止め」にはしたくない。

むしろ、これは天がくれた「集中期間」なのだと捉えています。

  • noteの発信(別アカウントも含めて、もっと深く)

  • Kindle本の執筆

  • ココナラでのサービス展開

  • オンデマンド教材の作成

これまで「副業」という意識がどこかにあったものたちを、胸を張って「本業」と言えるレベルまで引き上げてやろう。そう決めています。

母を支える手と、キーボードを叩く指。

その両方が、私の未来を形作っていくはずです。

ピンチを最高の機会に変えて。

今日からまた、新しい私を始めていこうと思います。

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