親の介護のススメ――大変だけれど、人生の中でとても貴重な時間――
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
親が要介護になったとき、あなたは何を考えるでしょうか。
「仕事が忙しいから無理」
「介護なんてやったことがない」
「施設を探したほうがいいのではないか」
そう思う人も多いと思います。
実際、私もそうでした。
しかし、いざ自分で母の世話をしてみてわかったことがあります。
それは、どんな知識や経験も、現実の前ではほとんど役に立たないということです。
介護の本を読んでも、講義を受けても、実際の生活とはまったく違います。
医療や看護の専門家でさえ、「家族の介護は大変だ」と口をそろえて言います。
本当に、その通りだと思います。
介護は、生活そのもの
介護は、特別な時間ではありません。
生活そのものです。
声が届くところで一緒に暮らし、
夜中でも様子を見て、必要があれば起きて世話をします。
排尿や排便の世話も日常の一部になります。
オムツとパッドの交換も、最初は戸惑います。
でも、やらなければ上手になりません。
寝たきりの人にとって、
オムツのちょっとしたしわや、寝間着のわずかなよれが、
体の痛みにつながることもあります。
体位を変えるだけでなく、
どこか痛くないか
肌に負担がないか
温度は快適か
そんなことまで、すべて気にかけなければなりません。
寝不足の日々
夜中に何度も起きることもあります。
寝不足になるのは当たり前。
それでも、母が少しでも食べてくれるものを考え、
食事を用意します。
その合間に
訪問看護の調整
医療との連携
薬の管理
やることは本当にたくさんあります。
介護は、想像していた以上に体力も気力も必要です。
それでも、得られるもの
それでも、私は思います。
今、私はとても貴重な時間を過ごしていると。
人生の最後の時期に、
母とこんなにも濃密な時間を過ごすことになるとは、
これまで考えたこともありませんでした。
介護は、
ただ世話をする時間ではありません。
それは、
母を「親」という存在だけではなく
一人の人間として見つめ直す時間
でもあります。
そして同時に、
自分自身を見つめ直す時間でもあります。
親の介護を通して見えるもの
介護は確かに大変です。
でも、そこには
普段の生活では決して得られない時間があります。
親と過ごす最後の時間。
その時間は、
忙しい日常の中では見えなかったものを
静かに見せてくれます。
もし、これから親の介護に直面したとき、
「大変だから無理」と思うかもしれません。
でも、もし少しでも関われるなら、
その時間はきっと、
人生の中で特別な時間になる
私は、そう思っています。
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