地方出身の若者が、“上京”して東京を楽しむには?
上京した頃は「すぐ関西に戻る!」と熱く語っていたのに、もう6年目になった。
なんだかんだ居心地が良くて、この先ずっと東京にいるかもしれない。
私は生まれてから高校までを徳島県で過ごしました。一面田んぼ、最寄駅には改札すらない田舎。そのあと大学進学で大阪へ、就職で東京に来ました。
そんな私が東京にハマったのは、街と仕事と人がとんでもなく魅力的だから。
今でこそ東京に慣れて渋谷勤務を楽しんでいますが、上京前は「東京ほとんど行ったことないんよな…満員電車、耐えれるかな…」と不安でした。
というわけで、“地方から上京したい若者は、いったい何を工夫したら東京を楽しめるのか?”をまとめます。
東京での仕事選びはどうする?
若いうちにやりたいことを見つける!
東京の面白さは、何より「仕事」と「人」でしょう。せっかく上京すると決めたなら、まずは自分がやりたいことを見つけて挑戦してみるのが絶対に良いです。
読んだ本にこんな記載があり、そりゃそうかもな〜とハイライトを引きました。
仕事に対する満足度は、その他の時間にも影響する。
そうはいっても、1つ目のハードルとして「自分のやりたいことがわからない!」がありますよね。
私も就活のときそう思っていたし、なんなら社会人5年目の転職時も同じように悩みました。
やりたい、を見つけるのに有効なことを3つ挙げます。
仲良い人にどんな仕事が向いてそうか聞く
ちょっと手をつけてみる
求人に応募してみる
1つ目、「私って、どんな仕事が向いてると思う?どういう会社にいそう?」と家族や仲良い友人に聞いてみましょう。
「書くのが上手いから、広報とかどうかな?」「コミュ力があるから営業でしょ」みたいな返事をもらえて、自分が見えていない強み、特性に気付けるかも。
実は私が1社目に出版社を選んだのも、知人のひと言がきっかけでした。
2つ目は…たとえばデザイナーになりたいと思ったらYouTubeでチュートリアルを見ながらフォトショップを触ってみる。実際にやってみると、楽しめるか?得意そうか?がなんとなく見えてきます。
私も一時期Webサイト作れたらかっこいいな!と思いProgate(プログラミングの勉強ができるサイト)をやってみましたが、2日で挫折しました。
興味があることは手をつけないとずっと心の中でモヤモヤしたままですが、一度挑戦すれば、やっぱり好きだな…と努力できるし、向いてなかったわ!とスパッと諦めることもできます。
3つ目は、とりあえず求人に応募しちゃう!笑
私自身、転職活動でやりたいことが定まらずに3職種(プロモーション、プロダクトマネージャー、編集職)面接を受けました。結局1、2個目は受からず編集職をやっています。
中途面接って、将来的に上司となる人が面接官になる…つまりその道のプロと話せるんですね。なのでその職種に求められることを直に学べます。
正直しんどい経験ではありますが、
・自分がその仕事に本当に向いているのか?
・スキルを満たしているのか?
など現実が見えて方針を決めやすくなるので、迷ったらとりあえず応募してみてください。
『「やりがいのある仕事」という幻想』にこんなことが書かれていました。
夢中になれるものが見つからないのは、過去に種まきをしなかったから。探すしかない。
これはグサグサ来ますね…笑
種まきはいつからでも遅くないです。一緒に頑張りましょう。
東京の選択肢の良さを活かして仕事選び
やりたいことを見つけたら次は、東京ならではの選択肢を活かして職を選ぶフェーズです。
先日地元の知人と話す機会があり、
「徳島の若い女性は、なぜ地元を出ると思います?」
と聞かれました。
理由は複数ありそうですが、1つが仕事の選択肢の少なさでしょう。東京の職の幅広さは、地方出身者の視点だとやっぱり魅力的ですよね。
そうはいっても、求人の選択肢が多すぎてどうやって選べば良い?
そんなときは、新卒なら合同説明会や就活メンター、中途なら転職エージェントが有効です。
特に転職活動では、エージェントとの面談で経験や得意なことを超ぼんやりでも伝えると「こういう仕事が良いかも」「この会社なんかも面白いですよ」とアドバイスしてもらえます。
私自身、今の会社は転職エージェント経由で入社しました。会社名は知っていたのですが、事業内容を教えてもらって興味を持った感じです。
当時の私は恥ずかしながら「マーケティング職に興味があるんですが、“マーケティング”って具体的に何をやるんでしたっけ…」なレベルでしたが、エージェントに導いてもらい、今はマーケティング部にいます。
せっかく上京するなら、大量の選択肢の中から自分に合う会社、仕事を見つけたいですよね。
なんだかんだ正社員・週5勤務がベスト
身も蓋もないですが、東京を楽しむにはお金が必要です。特に希望がないなら、正社員でなるべく高給与の仕事に就いておくのが良いでしょう。
私はこれまで6年弱都内で正社員をやってきました。仕事自体は好きなのですが長時間労働が苦手です。ときどきイヤになって、
「いつかFireしたい」
「週5勤務はツラいから週4にしたい」
「なんならパートでも良いかも」
とか考えます。
本音を言うと、週4勤務にして、残りの1日は近所のコインランドリーでアルバイトするか、執筆・動画作りをしていたいです。
そういう選択を取るのは個人の自由なので全然アリなんですが、「本当にそれで良いの?」と問われるたびに、うーん、今はそうじゃないなと。
裁量が欲しい?社会貢献したい?若いうちにスキルを伸ばしたい?
それなら「正社員、週5勤務」は避けられないです。
私は一時期“副業”にハマり業務委託で案件をこなしていたことがあるのですが、案件ベースの働き方は成功するまでなかなかキツイです。手を動かし続けないと収入が安定せず、アウトプットに対する責任はすべて自分が負うわけなので。
「正社員、週5勤務」って、スキルがない若者にとってなんだかんだ一番良い選択肢なんだと思います。
ラクするのは諦めましょう(ツラい結論)。
余談ですが、地方出身者の強みは、親元を離れて自立する覚悟をして「東京で頑張るぞ!」と燃える気持ちじゃないかなと。
ここで生まれていればどんな機会に恵まれただろう…と愕然とすることもある。でも、だからこそ、東京で成功するんだ!と思えるというか。
フレックスの会社を選んで通勤緩和
職場選びっていろんな条件がありますよね。そのなかでもフレックスはかなり便利です。
地方出身の人間って、広大な敷地で過ごしてきていて混雑に慣れていないですよね。開放的な田んぼ、広い道、緑いっぱいの通学路…。最高に癒される環境…。
都内の満員電車はテレビで見る通りそこそこヤバいです。普段は平気な路線でも、人身事故や遅延があれば引くほど混みます。
年に数回は激混みの電車に乗りますが「人権とは…?」とモヤモヤした思いを心に秘め、ただ耐えています。
フレックスがあれば通勤環境も自由に調整できるので、快適に働くにはマストな制度だと思います。
東京のどこに住めばいい?
仕事が決まったあと悩むのが「どこに住んだらいい?」というポイントではないでしょうか。
特に地方から出てくる場合、路線や地名がまったくわからない。私もその1人でした。
まとめ記事を読み漁り、乗り換え案内を見てエイヤで家を決めた記憶があります。笑
以下で街を選ぶコツをお伝えします。
街を仮想散歩してみる
まずは職場からのアクセスや会社の先輩からの情報をもとに、住みたい街の候補を10個ほど出してみましょう。
実際に歩くのがベストですが、現地に行かずとも街の雰囲気を掴むことは可能です。
おすすめは、Googleマップで駅周辺や住宅街を歩いてみること。私もいま引っ越しを検討中で、よくやっています。
Googleマップのストリートビューを使ってバーチャルで歩いてみると雰囲気をつかめるんです。
「駅前にロータリーがあって、バスも使えそうだな〜」「チェーン店が目立って便利だけど、雰囲気が古くて好みじゃないな」など、視覚的に判断できます。

(Googleマップストリートビューより)
SNSで生の声をチェック
続いておすすめなのがXを使った口コミチェックです。リアルな住民の声を拾えます。
私は以下のようなキーワードを複数検索していました。
「大井町 便利」「大井町 治安」「品川区 好き」
「品川区 また住みたい」「大井町 住みにくい」「大井町 汚い」

注意したいのが、気になる街だと良い面だけ見がちなこと。ネガティブな意見も積極的に探すといいです。
人気の街は「住み続けたい」「また住みたい」、一方で不人気の街は「なんか暗い」「住みたくない」と言われる印象がありますね。
実際に東京で暮らして感じるのは、23区内でも港区、世田谷区、板橋区…ではまったく雰囲気が違うということ。
個人的な好みで言うと、東京の東側はシンプルで機械的で道が広い、西側は個人商店がぎゅっと詰まってて温かい、あと池袋付近は電車の民度が良くないと思っています。
Webの情報を参考に、自分好みの街を探してみてください。
都心へのアクセスを重視してみる
郊外は年を重ねてからでも楽しめるので、若いうちは都心へのアクセスを重視するのがおすすめです。
東京には楽しい街が山ほどあり、地方出身としてはそれを楽しまないわけにはいかないので…!笑
都心に近いと平日の出社が楽なのはもちろん、週末に友人と遊ぶときも心理的負荷が小さいです。これが郊外だと「週末も都心に出て行くのか…」と少し億劫に感じる。
「今度のランチは、みんながアクセスしやすい新宿にしよっか〜」と、新宿が選ばれる確率が高いです…!笑

個人的には、新宿か渋谷に直通・電車10分で行ける駅が便利で大好きです。人気の駅だと三軒茶屋、学芸大学、下北沢あたりでしょうか。アクセスだけでなくお店も充実していますよね。
上記3駅は急行が停まりますが、「各駅停車」駅も良いかもしれません。家賃を少しおさえられるし、便利な特急電車ほど通勤時間や金夜に混むからです。

都心近くに住めば、「まあいうてもすぐだし、今日は各駅停車で帰るか〜」と混雑を回避できます。
東京の街はどう楽しむ?
街を練り歩いてみる
東京の面白さの1つが、複数の街が発展していてそれぞれに色があることだと思います。
徳島でお決まりのショッピングモール(ゆめタウン)に通い詰め、大阪で「出かけるならほぼ梅田」派だった私は、都内に来てたくさん個性的な街があることにびっくりしました…!



とにかく行きたい街、場所がたくさんあります。

「今日は井の頭公園、週末は芝公園、今度上野公園にも行ってみたい…!」と公園めぐりをするのも、お金をかけずに楽しめるし良き♡
イベントや展示、美術館に行ってみる
よく言われる東京の良さです。いたるところでイベントや展示が開催されていて、美術館もたくさんあります。今話題の展示等は、Xで情報を得るようにしています。
都内は電車が充実しているので、気軽にアクセスできるのもアツいですね。

似顔絵を描いていただく機会があった…♡


ちょっと足を伸ばして国内・海外旅行へ
徳島にいた頃は週末は香川へ、ごくたまに関西に行くことがある程度でした(徳島県民は香川が好きなんです♡笑)。
東京は思っていた以上に他県へのアクセスが良く、
箱根(神奈川)
ディズニー(千葉)
熱海・伊豆(静岡)
秩父(埼玉)
草津・伊香保温泉(群馬)
鬼怒川温泉(栃木)
軽井沢(長野)
など、1泊で楽しめる旅行先がたくさんあります。
地元から行きづらかった観光地に足を伸ばしてみましょう。温泉街もたくさんありますよ。

ちなみに羽田、成田空港からは海外にも行きやすいんです…(参考ポスト)!

私もちょうど去年、退職後の有給期間を使って羽田空港から直通でオーストラリアへ行きました。
今は円安で少し行きづらいですが、地方から東京へ、そして海外も楽しめたら最高ですね…!
東京での交友関係はどう広げる?
週末に会える新しい友人を作る
どの街に住んでいようと、楽しい日々を送るには会って話せる友人の存在が欠かせません。
私はいわゆる“おひとりさま”が得意なタイプで、ひとり焼肉やひとり動物園、ひとり海外旅行…くらいまではへっちゃらです。
でも、どんなにひとり時間が心地よくても、友人と直接会って美味しいご飯を食べながら話すとすごく幸せだな〜と感じるんです。
仕方ないことですが、社会人生活が長くなるにつれ大学の友人とは徐々に疎遠になってきていて。
そこで既存の友人とも定期的に会いつつ、繋がりを新しく作る必要があるなと気付きました…!
東京は大都市ゆえ気の合う人もきっといます。仕事関係でも紹介でもマッチングアプリでもなんでも良いです。自分から行動して交友関係を広げてみましょう。
地方と違い、人間関係で多少失敗してもどうにでもなります。
振り返ってみると私はこのnote経由で知り合い、東京でお会いした方がこれまで4人いました…!

SNSは趣味繋がりで仲良くなりやすいのかもしれませんね。良かったら仲良くしてくださいな。
コミュニティに入ってみる
上記の手っ取り早い方法として「コミュニティ」があります。
私はバスケチームとランニングサークル、ライター塾の3つに参加しています。コミュニティの良さは、
違う職種の人と話せる
違う環境で育って来た人と話せる
その活動を一緒に楽しめる、頑張れる
自分が思ってもみなかったことに出会える
初めましての出会いで、毎日に変化が生まれる
とかかなあと。
それぞれ参加経緯はこんな感じ。
・バスケ:掲示板で近所のチームを探した
・ランニング:通っていたWebスクールの繋がり
・ライター塾:Xで知った
ライター塾については以下のnoteで書きました。

夏に行った高尾山でのトレイルランとか、自分だけじゃ絶対できなかったですね。

コミュニティって良いですよね。いつか自分でも作ってみたいな〜と思います。
胡散臭い、ぼったくりコミュニティも世にはあるのでそこは十分気をつけましょう。
東京でやらなくて良いこと
街をゆく美女を気にしない
都内には地方で見かけないような美男美女がたくさんいます。表参道から原宿まで歩くと、モデルかな!?と思う抜群のスタイルにブランドバッグを持った、オーラをまとった人をよく見かけます。
人生、全部が手に入るわけではないです。
地方出身の我々はまずは東京をシンプルに楽しめれば良くて、キラキラの人を見てもいいなあ、かっこいいねえくらいで留めておくのが良いのかもしれません。
ブランド品に憧れてどうしようもないときに読みたい文章を置いておきます。
ブランド品は挫折マーケティング。高価でほかの人が買えないからこそ欲しくなる。
好きじゃない街は目に入れない
東京には雰囲気の悪い、犯罪率の高い街があります。
前に、新大久保でフットマッサージを受けたあと、良い気分だったので「新宿まで歩くか〜」と、15分ほど夜道を散歩しました。
途中で歌舞伎町を通ったのですが、異様な空気感が怖くて「早くここを抜けたい…!」と必死で早歩きしたのを覚えています。

特に地方出身だとそういうギラギラした場所には耐性がないもの。
歌舞伎町に限らず、自分が好きじゃない街は行かない、関わらない、目に入れないのが良いです。
※先日会った大阪出身のいとこが、「歌舞伎町の非日常ぽい雰囲気が好き!」と言っていました。好みの問題かもしれません…笑
ちなみに犯罪情報は、警視庁の「事件・事故発生マップ」で確認できます。
詐欺や怪しいビジネスの話に乗らない
大学生頃から一部界隈で盛んになってくる怪しいビジネスの話。
私自身、久々に会った大学同期から突然「稼げるビジネスをやっていて…」と切り出され、どうやってリアクションしよう…!?と内心大焦りした経験があります。
なんか怪しい話だな、そういうの好きじゃないんだよな…と思ったら適当に流しておいて、その友人からはそっと距離を置きましょう。
美味しい話は全部疑ってかかるくらいで良いです。詐欺に引っかかったときのダメージは大きいので。
さいごに
東京はなかなか楽しい街です。大変な経験や悔しい思いもするかもしれませんが、失敗しても誰も見ていないのがこの街の良いところです。
地方から上京した者同士、この街で一緒に頑張っていきましょう。
#上京のはなし このタグを見たとき「絶対書きたい!」と思って、仕事前の自由時間と通勤電車に乗っている間の時間を使って書いた記事です。
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