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「ルーティンは旅先でも崩さない」仕事も遊びも両立!年100日旅する経営者の時間術

書籍『ゆる時間術』は、忙しい毎日のなかでやりたいことをやるために、ズボラなライター・いしかわゆきがとてつもなくゆる〜い時間術を提案する1冊です。

そんな『ゆる時間術』発売を記念して、対談企画がスタート!

今回登場するのは、フリーランス広報ユニット「ふたり広報」の代表でもあり、働きながら年間100日旅をしているあいさん

仕事も忙しいなかで、どのように旅と仕事を両立しているの…? ワーケーションのコツに加えて、旅の楽しみ方についてもお聞きします!

あい(@aitabata22
フリーランス広報ユニット「ふたり広報」代表。まちづくりをプロデュースするUDSにて広報を2年間担当し、旅を広める会社TABIPPOにて営業・マーケティングを担当。現在は戦略企画やコンテンツ制作をはじめとする採用・コーポレート広報支援を行う。

散歩するだけでも楽しい! 日常が非日常に変わる“旅の魔法”

ゆぴ: 
働きながら年間100日旅するってすごい。あいちゃんが旅好きになったきっかけは何でしたか?

あいさん:
中学生のときに恋愛バラエティ番組「あいのり」を見て、ロケ地に行ってみたい! と思ったのがきっかけです。

それで、高校生になってからホームステイのプログラムに応募し、ヨーロッパに行ったら…現地で見た景色や感じた文化が本当に衝撃的で楽しくて。「もっといろんな国に行ってみたい」と思うようになりました。

それまで、英会話は学年最下位だったのに、「旅するなら喋れるようにならなきゃ」と猛勉強して。大学に入ってからはアルバイトでお金を貯めて、ひとり旅を何度もしました。

ゆぴ:
へぇ〜!  最初からひとり旅だったんですか?

あいさん:
そうですね。学生って休みのタイミングが限られているし、経済的にも自由が利かないから、一緒に行ける人を探すのが難しくて。

その代わり、現地で自然と友だちができていくのが面白かったですね。海外だとわからないことだらけだから、自分から声をかけるし、逆に声をかけられることもたくさんあって。現地でたくさん友だちができるのがひとり旅の楽しさですね。

ゆぴ:
旅先だと普段より社交的になるってあるよね(笑)。他に旅の魅力はありますか?

あいさん: 
日常のルーティンは変わらないはずなのに、場所が変わるだけで、特別な時間になること。

同じ朝ごはんでも、家だと「納豆ご飯でいいや」となるけど、旅先ならローカルフードを食べるだけで非日常が味わえるし、散歩をするだけでも新しい発見がある。

やることは変わらないのに、風景や空気が違うだけで全部が新鮮になるのが、旅の魔法ですね。

旅のスケジュールは“分散型”。時差をクリアして仕事も遊びも両立

ゆぴ:
旅中はどうやって仕事のスケジュールを組んでるんですか?

あいさん:
わたしは「分散型」でスケジュールを組んでいますね。人によっては「お仕事デー」を決めて、特定の曜日に詰めたりするけど、わたしの場合はそれだと疲れちゃう。

だから、ミーティングは1日に3〜4件までにして、前後に30分の余白をとって準備をしたり、ミーティングで発生したタスクをこなすようにしています。

あと、ミーティングの時間は、現地の時差に合わせて日本のビジネスアワーに入れるようにしています。

例えば、ヨーロッパ旅行のときは時差が6〜7時間なので、現地の朝8時が日本時間の16時になる。午前中にミーティングを入れて、集中して仕事を片づけるようにしていました。午後は観光に時間を使えてちょうどよかったですね。

ゆぴ:
なるほど! あとは、旅中は移動日の設定も大事ですよね。

あいさん:
間違いないですね。移動日には基本的にミーティングを入れないようにしています。日本と違って公共交通機関の遅延が多かったり、Wi-Fiが不安定なことが多いから、移動日は余裕を持つことが大切ですね。

ゆぴ:
ちなみに、あいちゃんは離島に出張することも多いと思うけど、そんなときはどうしてますか?

あいさん:
離島などの自然豊かなところでは、山側に行くと電波が弱くなることも多いです。そこで、港の近くや中心地にいるタイミングで一気にSlackのメッセージを返したり、制作物のチェックをしたりするようにしています。

出張中はまとまって作業する時間が取れないので、日中にはスマホでできる仕事に対応して、夜に宿に帰ってからパソコンでやる仕事を進めています。その日の仕事はその日に終わらせて、普段のルーティンを旅先でも崩さない。旅中でも19時ぐらいまでには仕事を終わらせるようにしていますね。

ゆぴ:
それ、いいですね。仕事が終わっていないと、遊びながらも心のどこかで「帰ったらやらなきゃ…」とモヤモヤして全力で楽しめないから。

あいさん:
そうですね。でも、わたしにとって旅をしながら仕事をするのって当たり前のことだから、むしろ少しずつ進めていくほうが苦じゃないんですよね。

それに、スマホでできる仕事って意外と多いので、旅をするうえではスマホでできることを拡張するのがポイントになるかも。

ポイントは“ミニマル思考”。詰め込まずに最大限現地のライフスタイルを味わう

ゆぴ:
旅に行くと、「せっかくだから観光地全部回らなきゃ!」となりがちだけど、あいちゃんはどうしてるんですか?

あいさん:
わたしは旅ごとにテーマを決めて、その国ならではのライフスタイルを味わうことを大切にしています。

例えばオーストラリアなら、カフェ文化やアートに触れる旅。北欧ならいろんなサウナを楽しむ旅。観光地をたくさん巡るよりも、現地の人たちが日常的に過ごす空間に身を置いて、生活の一部を体験できることに価値を感じています。

ゆぴ:
これはあいちゃんと旅しているとき、すごく影響されました。テーマが決まっていると、巡る観光地は少なくても満足度が高いんですよね。

あいさん:
「詰め込みすぎない」と言えば、ゆぴちゃんって旅をするとき荷物少ないよね? すごく身軽に動いてた印象がある。

ゆぴ: 
そうそう、リュックひとつで旅してました。できるだけミニマルにしておくことで、滞在中の時間の使い方にも余裕が生まれるんです。

リュックひとつに収まるくらいの荷物だと、空港での荷物受け取りを待つ必要もなくなるし、手軽にバス移動も選べるようになるんですよね。旅中のストレスがぐっと減ります。

あいさん: 
旅と仕事を両立するうえで、「ミニマルにする思考」がすごく重要だなって思いました。持ち物を絞ることで心の余白も生まれるし、旅先での選択肢や自由度が広がりますね。

「この日は休暇です」宣言で、自分の働き方をブランディング

ゆぴ
「旅をしながら働く」って、まわりの理解や信頼関係も大事ですよね。

あいさん
すごく大事ですね。わたしは会社員のころから2週間ほど有給を取って旅に出かけたりしていたけれど、「この日は休暇です」と事前にきちんと伝えるのも相手への配慮だし、自分の働き方をブランディングする手段になります。

休暇は自分の権利で、それを堂々と掲げることはむしろ誠実な姿勢です。コソコソするよりも、休暇までに仕事を終わらせて、休暇中は「今は休みです」と宣言することが、結果的に信頼の積み重ねになるかも。

ゆぴ
たしかに! Slack名に「〜まで旅行中」と入れておくと、それだけで「今この人は休んでるんだな」「急ぎ対応以外は連絡するのをやめておこう」となりますよね。ちなみに、旅先では仕事を減らすようにしてるんですか?

あいさん
うん、やっぱり抑えていますね。以前、ワーケーションをしたときに、仕事を詰め込んでしんどくなってしまったことがあったんです。目の前の景色を楽しむ余裕もないし、突発的な遊びの誘いにも乗れなくて、すごく悲しかった…。

今はあらかじめ仕事を減らしておくことに加えて、出発前にタスクを整理して、チームメンバーに仕事を振るようにしています。役割分担を明確にしておけば、「休んでいても仕事は動いている」安心感が生まれるし、旅の時間をしっかり楽しめます。

ゆぴ
あいちゃんの「旅と仕事の両立」の工夫、本当に参考になります! 最後に、あいちゃんにとっての「ゆたかな時間」を教えてください。

あいさん:
大切な人と過ごす時間ですね。旅先で友だちや家族、パートナーと過ごす時間って本当にかけがえがないもの。目の前の人との時間に集中するためにも、タスクを前倒しで終わらせて、心からその瞬間を味わえるようにする。それがわたしの時間術のベースです。

(Writer:れじちょ

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いしかわゆき(ゆぴ) | ライター・エッセイスト サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ