映画祭閉幕!
9月4日から14日に開催された第50回トロント国際映画祭。今年はボランティアをしてどっぷり浸かってみた。

早朝からのシフトで連日朝5時起き。朝暗いうちに家を出て、バスと電車で約1時間かけてダウンタウンの会場に通った。普段の仕事も週3日入っていたので大変な1週間だったが何とか乗り切ることができた。

ボランティアの仕事は、会場内の案内、報道・業界関係者のIDやチケットのスキャン、来場者数のカウントなど基本的に簡単な内容。分からないことや問題があったら、すぐに映画祭スタッフに報告すれば対処してもらえるので気が楽ではあった。
全て早朝からのシフトだったので、一般向けよりも報道・業界関係者向けの上映回の方が多かった。映画好きのボランティアの人達と共に楽しくお手伝いすることができた。
5-6時間のシフト1回につき、バウチャー1枚もらえて映画チケットに交換できる。計5枚のバウチャーをいただいた。
アッシャー(座席の案内係)をすると、立見ではあるが映画をまるまる一本観ることができる。シフト中に観た映画も含めて、映画祭中に日本映画を中心に下記6本を観た。
『ルノワール』
早川千絵監督。北米プレミア。1980年代の東京を舞台に、11歳の少女の心の成長を描くストーリー。

『国宝』
北米プレミア。夏の帰国時に既に観ていたが、海外の聴衆の反応も肌で感じてみたくて再度鑑賞。そして再度感動。歌舞伎の演目の説明が英語字幕でされていて、より理解が深まった。上映後は監督のQ&Aあり。気さくな監督さんの面白い裏話エピソードなども聞くことができた。

『スカーレット』
細田守監督。北米プレミア。プレス向け上映をボランティアシフト中に鑑賞。ストーリーは分かりやすく、あちこちで争いの絶えない殺伐とした今の世界へのメッセージが伝わった。やはり映像の美しい素敵なアニメ。芦田愛菜ちゃんの可愛い声と岡田将生さんの優しい声に癒された。日本では11月公開予定。
『Miles and Kicks』
カナダ映画。ラブコメディー。ボランティアシフト中に鑑賞。一般向けではなく、プレス向け上映だったがほぼ満席。自由席のため、遅れて入ってくる人に、暗い中空いている席を見つけてあげないといけなくて、アッシャーの仕事が結構大変だった。
『レンタルファミリー』
HIKARI監督。ブレンダン・フレイザー主演。ワールドプレミア。東京を舞台とした心温まるストーリー。日本のブレンダンファンが増えそう。日本では来年公開予定。

ブレンダン・フレイザー

『ハムネット』
ボランティアが招待される観客賞受賞作品上映会(飲み物とポップコーン付き)にて。シェイクスピアの息子 ハムネット の死を通して、家族の悲しみや喪失、愛を描いたドラマ。

今年は日本映画がたくさん出品されていて、他にも川村元気監督の『8番出口』やカズオ・イシグロの小説を元にした『遠い山なみの光』なども観たかったが、チケットが取れなかったり都合が合わなかったり。
10日間トロントの街が賑やかに盛り上がった映画祭。多くのボランティアに支えられて成り立っている映画祭であることを実感した。その中の一員として関わることができて、心に残る貴重な体験となった。

活用されず😅
