「次の受診は、1年後」が、こんなにも嬉しかった日
今日、半年ぶりに婦人科を受診した。
3年前、子宮内膜ポリープの手術を受け、それから定期的に検診を続けている。
昨年の今頃、卵巣出血を起こしたが、その症状も落ち着き、前回の受診から半年の節目だった。
検査を終えて、先生から一言。
「次は、1年後でいいですね」
たった、それだけのこと。
なのに、なんだか「やった……」と嬉しくなった。
行くことすら、迷っていた
正直に言うと、今日の受診、行こうかどうか直前まで迷っていた。
年度の変わり目は有給の付与がずれ込んで、休みを取るのも、あとから差し替えるのも何かと面倒で。
人事異動でますますの人手不足。多忙に輪をかけているうえ、体調はいまひとつ。
正直「受診するくらいなら寝ていたい」という気持ちが先に立っていた。
でも、通っている病院は月・水・金しか外来をやっていない。残りの日は手術がびっしり入っているような、そういうところ。
リスケすれば、次の予約がとりにくいのは目に見えていた。
「だったら予定通り行くべきだよね」と自分に言い聞かせ、なんとか午後半休を取って受診した。
結果……行ってよかった。
揺れ動く体と、静かに向き合う日々
今、自分の体がどういう状態かというと。
一言で言えば、一般的な更年期世代の真ん中あたりにいる。
目立って「これが症状だ」とわかるものはまだないけれど、どちらかというとホルモンの影響がじわじわと心理面を責めてきている感じがある。
謎の疲労感。気力の波。それに伴う息がつまるような感覚。
そしてなにより不思議なのが、眠くて眠くてしんどくてたまらないのに、夜更かしが増えていること。
しんどすぎて、逆に眠れなくなることがある。
体が疲れているのに、頭は冴えてくる。
ただ、冴えてはいても心はついてこない。
「目は閉じてしまいそうなのに、脳の一部はぴっか~ん✨」
そういう矛盾した状態が続いている。
周りでも、生理周期が乱れたり、ホルモン充填治療をはじめたり、閉経の話が出てきたりと、同世代の変化をよく耳にするようになった。
わたし自身も、乱れがないわけじゃないし、生理のたびに体調がひどく落ちることもある。
一番変わったのはPMS(月経前症候群)の症状で、身体の浮腫みと張り感がも~のすごく酷くなった。
生理前に上半身にぶつかられた日には「当たんなや、コラ!」と毒づきたくなるくらいに。
残りどれくらい、こういうことと付き合い続けるのか……それは全く見えない。
でも
うまく付き合いながら、その時の自分にできることをやっていけたらいい。
そう思っている。
体の中に、何もないわけではない
「1年後でいい」と言ってもらえたのは、嬉しい反面、病気の経験者として「1年も婦人科を受診しないのはどうなの?」という気持ちも正直あった。
今も体の中に、何もないわけではない。
ただ、この半年間、いくつかあるちいさな物体のサイズに変化がなかった。もし増えていたり大きくなっていたりしたら、もっと間隔を詰めるか、半年を維持するかという話になっていたはず。
前回は、ジエノゲストというお薬の提示もあったけれど「今は飲みたくない」という気持ちを正直に話したら、ちゃんと聞いてもらえた。
今回も「積極的な投薬治療を望まないなら検診だけ」というスタンスで、1年後という提案をしてもらえた。
それが
「ゆれうごく年代のわたし」
を受け入れてもらえたようで、ありがたかった。
若い頃から、ずっとそばにあった婦人科のこと
思えば、婦人科とはずっと縁が続いてきた。
若い頃から苦労が多くて……子宮頸部異形成(わかりやすく言うと前ガン状態)と診断されたり、ポリープができたり、卵巣が腫れたり。
100%万全な体ではなかったかもしれないけれど、3年前の手術のおかげで、だいぶ楽になってきた。
その時のことも、いつかnoteに書けたらとは思っている。でも、まだあまりにも生々しくて、また、頭の手術とぶつかることもあって、まとめることをためらっている。
婦人科って、縁のない人には全く縁のない場所だし、意識しなければ行きたいと思えない場所でもある。
でも、女性として生きていくうえで、自分の体を知るための大切な場所だと個人的には思っていて。
受診することで得られる「わかった」と「安心」……わたしはずっと、その安心を求めて通い続けてきた。
伝えたいことがある
そういう思いがあったから、以前、ミツさんという方に取材をお願いした。ミツさんが、そのことを電子書籍として出版したいというお考えに賛同したので「是非!」と名乗り出た。
年の近い男性のミツさんに、取材してくれと申し出る。
我ながら思い切った行動だと、今振り返ると苦笑してしまうけど。
女性として何かしら体や心に悩みを抱えている方、……あるいはそのご家族に、届いてほしいと思った。
家族とはいえ、女性同士とはいえ、伝わらないことは伝わらない。わたしも友人に生理のことや婦人科受診のことをうまく伝えきれない……そういう経験が何度もある。
だから、自分の口では語りきれないことを、インタビューという形で整理して、一度優れたライターさんのフィルターを通して世に出してもらう方がいいと考えた。
自分名義で書く文章には書けないことも、外から整理してもらったものを世に出してもらうと、不思議と客観的に見えてくることがある。
見えない場所にいる「悩める誰か」に、届いてくれたら……。
その気持ちが、わたしの背中を押してくれた。
今日は、考えることが多い一日だった
「次の受診は1年後」……本当に、たったそれだけのことなのに。
その言葉を聞く前に、あまりにも長い時間を待合室でぼんやりと過ごしたせいか(総合病院は待ち時間が長い!)いろんなことを考えた。
自分の体のこと、これまでのこと、これからのこと。
完璧じゃなくていい。万全じゃなくていい。
その時の自分に、できることをやっていく。
それだけで、きっと十分だ。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
もし同じように婦人科のことや更年期のことで揺れている方が、何かひとつでも「そうそう」と感じてくださったら嬉しいです。
ミツさんのご著書のことを紹介した記事はこちら。中に、ミツさんの記事も紹介しています。⇩
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