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使える血になったはずのわたしが、戦力外に降格した話~22日は健康を振り返る日~

毎月22日は「健康を振り返る日」と決め、
毎月同じテーマで投稿を続けている。

そのきっかけとなったのは、
2022年9月22日に開頭手術を受けたこと。

この時のことを書いた電子書籍は、一度紙版を検討し、頓挫した。
あまりにも……納得できない仕上がりになってしまったから。
でも、手術から4年を迎える前に、電子版のリライトも含め、
再考し始めた。

進行中の電子書籍のこともあり、スケジュール調整が厳しいものの、
チャレンジしてみようと思う。
よって、この内容でお読みいただけるのも限りがある。
もし興味を持っていただけたら、今のうちにぜひ👇

思いっきり前置きが長くなってしまったが、
2022年9月22日の手術のために、術前検査に行った時の話をしたい。

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2022年7月1日。
2カ月半後に迫った開頭手術の前の検査のため、上京した。
検査は朝8時半から開始。
頭にいくつかのピンをつけて40分ほど横になり、脳波を調べるものから始まった。
持病のある耳の検査、身長体重肺活量、締めは脳のMRI。
そうして12時40分頃、主治医のもとに呼ばれた。

「おおむね問題なさそうだね……。
あ~~~~~!貧血!

わたしにとっては正直デフォルト……でも、手術前となると大問題だ。

「ヘモグロビン、8.6!
薬出すから、今晩から飲んで!
もし9月に来た時に貧血のままだったら、
その場で福岡に帰ってもらうから!」

(ああ……この先生なら本気で帰れって言うだろうな)
そんな絶望感と共に
「先生、薬ってフェロミアですか?」
そう聞くと

「そうだよ。それしかないもん。
……知ってるってことは、治療したことあるんだな?
なに、婦人科どこか悪いとか?」

淡々と話す先生が、珍しく畳みかけてきた。

過去にヘモグロビン値7.4で倒れたことがあり、
1カ月半「フェロミア入り点滴」を受け続けたことを話した。

「その頃に比べたら、8.6ってなーんだ!って思うんです」

黙っておけばいいのに、盛大に口を滑らせた。

すると、
ジロ!っと見ただけで蚊を瞬殺しそうな厳しい目がこちらを見ている。

怒られる!
そう思った瞬間、先生はわたしが知る中で一番砕けていた。

「みんなそういうんだよ!貧血の人はさ!
まったく……赤血球の働きは?」


呆気に取られてしまい、言葉が出ない。


「えっと……酸素と、栄養を……全身に……は、運びますっ」


(アンタ本当に食育と美容の講師か?)
と怒られそうな返答をしてしまった。

「わかってるじゃないの!もう……」

そういうと、再び先生はこちらを見て
「僕はちゃんと治したい思ってるから!
だから、あなたもちゃんと治す身体を作ってきて!」


今までの先生たちの中で、初めて「治したい」と言ってくださった。
初診の時は「障害者を自分の手で作るのは嫌だよ!」と言っていたのに。
(注:左耳の耳管開放症と軽度難聴ありのため)


この声に応えなきゃ!

そう思い、食生活をがらりと変えた。
コーヒー、緑茶は、一定期間全排除。
肉が食べられない分、魚と鶏、大嫌いな鶏レバーも食べた。

憎き鉄剤のフェロミアも、副作用の胃腸障害で戻すのを乗り越え、
4分の1錠からチリツモ服用。

2週間かけて規定の2錠を飲めるようになった。


努力の甲斐あって、手術前日はヘモグロビン値11.7でクリア。
あの厳しい先生が「お見事!」と言ってくださった。

その期間、ずっと考えていたのは数値のことだけじゃない。

血液が、自分の体をどれだけ巡って支えてくれているか?
お薬の力で作られた血じゃなく、
ちゃんと自分の力でいい血を作れる体になりたい。

そう思うようになった。

その時に芽生えたのが、献血したいという気持ちだった。
18歳で初めて献血ルームに行ったけど、できなかった。
比重が軽いから、と言われて。
19歳でリベンジしても、また同じ。

その後数回を経て諦めた。

わたしの中では、一生できないと思っていたこと 。
献血はまさにそういう存在だった。


でもね、努力は実るんだ。
まだわずかな回数だけど、手術後初めて献血にチャレンジして、
3回だけ成功している。
すべて400ML全血。

ヘモグロビン値は安定して2桁を保てるようになった



やっと、自分の一部が誰かの役に立てた!

そんな充実感でいっぱいになった。

つい先日、またチャレンジしてみたが、
わずかに数値及ばず。

ひとさまに使ってもらえるのは安定して12.5以上の基準値を満たす必要がある

画像の通り、12.0で献血できず、だった。

実は2回連続「戦力外」になっているのだ。

やる気はあっても、身体が伴わないと役には立てない。
しかも、血液状態は「見えない生活の成績表」のようなもの。

貧血がデフォルトだったわたしは、もういないはず。
でも、慢心することなく過ごしたい。

Cランクだった成績を、またAに戻すべくコツコツ。
今日からまた、健康を積みなおす。
そう決意した。

……こんな日がわたしに訪れるなんて、これこそが奇跡だから。


献血のことを、管理栄養士のかばさんがわかりやすい記事にされています。
こちらもぜひご一読ください👇


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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