①選んだあとの話──それでもこの人と生きていくまで
第1話:選ぶ前の理想と現実
はじめに
「選ばれること」がゴールだと思っていた。
現実はその先のほうが、
ずっと難しかった。
これは、”選んだあと”の話。
選んだあと、おとぎ話のように、
「お姫様は幸せに暮らしましたとさ」そんな感じだと思ってた。
結婚も、恋愛も、人生も。
選べばそこで終わりで、
あとは安心が続いていくものだと、
思い込んでいた。
ちゃんと選べば、過去の自分が報われる。
どこかでそんな"当たり前"を抱いていた。
でも、"私の今"は、
まだ何も始まっていなかった。
今思えば、
あの頃の私は「選ぶこと」がすべてだと思っていた。
選べば全てから解放される。
選べば正しい解にたどり着ける。
そんな単純な構造で世の中をなめていた。
でも、その先にはまだ
何も描かれていなかった。
その先は新品のノートみたいに真っ白で、
私はまだ、何が書かれているのか知らなかった。
▶次回|第2話「小さなズレ」
選べば終わりだと思っていた。
でも実際は、
そこから”小さな違和感”が積み重なっていた
コーヒー。
スマホ。
結婚観。
些細なことのはずなのに、
少しずつ前提が崩れていく。
▶︎次回は
②選んだ後の話ーそれでもこの人と生きていくまで
