夫の正体|おはようとドアの向こうから
夫は先に起きて、
朝ごはんとお弁当を、
二人分用意してくれる。
その間私は、
寝たふりをしてnoteの更新。
30分後、
「食べるよ」とドアの向こうから声がかかる。
二人で携帯を見ながら、
静かな朝ごはんを食べる。
先に食べ終わった夫は支度を始める。
洗い物は私の役目。
ちょっと飛んだ水滴。
見えていない私。
夫は何も言わずに拭いてくれる。
気づいたら、ありがとうって言う。
お通じは順番だけど、
行きたい人は申告制。
終わったら、「出た」と
ドアの向こうから声をかける。
先に出るのは夫の方。
「じゃあね、行ってきます、バイバイ」
録音テープみたいな声が、
今日もドアの向こうから聞こえる。
必ず行ってらっしゃいと見送る。
月曜だけ、
少しトーンダウンする彼が、少し心配。
当たり前のことばかりなのに、
気づけば、
私たちなりの"気持ち"が、
ちゃんと生活の形をしていた。
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塩麹を塗っていた。
