MVP ARCHIVE NASA | Phase 03-01 The Shuttle Era : Space Shuttle Program / 宇宙を日常へ近づけた再使用型宇宙船


宇宙を日常へ近づけた再使用型宇宙船
Space Shuttle Program( スペースシャトル計画 ) は、1981年から2011年まで NASA が運用した有人宇宙飛行計画である。
アポロ計画 による月面着陸の後、「 宇宙へ繰り返し飛行できる宇宙船 」の実現を目指して開発された。
再使用型有人宇宙船
スペースシャトルは、機体本体( オービター )に大型外部燃料タンクと2基の固体ロケットブースターを組み合わせた独自の構造を持ち、打ち上げ後はオービターが滑空して地上へ帰還する世界初の本格的な再使用型有人宇宙船となった。
多岐にわたる任務
計画期間中には135回のミッションが実施され、人工衛星の打ち上げ・回収、宇宙実験、宇宙飛行士の輸送、国際宇宙ステーション( ISS )の建設支援など、多岐にわたる任務を担った。
また、1990年には ハッブル宇宙望遠鏡 を軌道へ送り出し、その後も複数回にわたる保守ミッションによって運用を支えた。
安全性や宇宙開発のあり方
一方で、1986年の チャレンジャー号、2003年の コロンビア号の事故 では、計14名の宇宙飛行士が命を落とし、安全性や宇宙開発のあり方を見直す大きな転機ともなった。
2011年、最後のミッション STS-135 をもってスペースシャトル計画は終了した。
しかし、この計画で培われた再使用技術や長期有人運用の経験は、国際宇宙ステーションの運用や、現在の商業宇宙船、そしてアルテミス計画など次世代の宇宙開発へと受け継がれている。
宇宙で活動し続ける時代
スペースシャトル計画は、人類が宇宙へ「 行く 」時代から、「 宇宙で活動し続ける 」時代への橋渡しとなった、NASA 史上最も長く運用された有人宇宙飛行計画である。

