MVP Archive History | Apollo Archive Special 02 : LUNAR MODULE

基本情報
名称:Lunar Module( LM )
愛称:Moon Bug
開発企業:Grumman Aircraft Engineering Corporation
運用期間:1969–1972
乗員:2名
全高:約7.0 m
目的:月面への着陸および月面からの離陸
Lunar Moduleとは
Lunar Module は、アポロ計画のために開発された月着陸船である。
人類が月面へ降り立つために設計された唯一の宇宙船であり、月面着陸と月面からの離陸という特殊な任務だけに特化していた。
Apollo 11 からApollo 17 まで、人類を月面へ運んだ主役の一つである。
特徴
Lunar Module は地球へ帰還する能力を持たない。
また、大気圏飛行も想定されていない。
そのため一般的な航空機や宇宙船とは大きく異なる設計となっている。
外観には空気抵抗を考慮した流線形も存在せず、宇宙空間と月面だけで運用されることを前提としていた。
構造
Lunar Module は大きく2つの部分で構成されていた。
上昇段( Ascent Stage )
飛行士の居住空間
操縦装置
通信装置
上昇エンジン
月面から離陸し、司令船との再ドッキングを行う部分。
下降段( Descent Stage )
着陸脚
降下エンジン
燃料タンク
機器収納部
月面着陸を担当する部分。月面に残される。
主なミッション
Apollo 9
Spider : 初の有人試験飛行
Apollo 10
Snoopy : 月面着陸総合リハーサル
Apollo 11
Eagle : 人類初の月面着陸
Apollo 12
Intrepid
Apollo 14
Antares
Apollo 15
Falcon
Apollo 16
Orion
Apollo 17
Challenger : 最後の有人月面探査
Lunar Module が果たした役割
Apollo 計画 では、Saturn V が地球を離れる力を担い、Command Module が地球への帰還を担った。
その中で Lunar Module は、人類を月面へ降ろし、再び月面から宇宙へ送り返す役割を担った。
アポロ計画の中でも、最も特殊な目的のために設計された宇宙船だった。
その後
Apollo 計画 終了後、Lunar Module が再び運用されることはなかった。
しかし、その設計思想と技術は後の宇宙探査機や月探査計画へ影響を与え続けている。
現在でも Lunar Moduleは、人類が実際に月面へ降り立った時代を象徴する宇宙船として知られている。
