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MVP ARCHIVE NASA | Phase 04-05 Exploring the Solar System : Cassini–Huygens / 土星系の姿を一変させた探査計画

Cassini–Huygens / 土星系の姿を一変させた探査計画


土星系の姿を一変させた探査計画

Cassini–Huygens( カッシーニ・ホイヘンス計画 ) は、NASA、欧州宇宙機関( ESA )、イタリア宇宙機関( ASI )が共同で実施した土星探査計画である。

1997年に打ち上げられ、2004年に土星へ到着。
約13年間にわたり土星とその衛星を観測し続け、人類の土星系に対する理解を飛躍的に深めた。

探査機は、土星を周回する カッシーニ と、衛星タイタン へ着陸する ホイヘンス から構成されていた。

ホイヘンス、タイタンへ

2005年、ホイヘンス は人類初となる タイタン への軟着陸に成功し、濃い大気や河川、湖など、地球によく似た地形の存在を明らかにした。

カッシーニ、土星の環を詳細に観測

カッシーニ は土星の壮大な環を詳細に観測し、その構造や形成過程を解明したほか、多数の衛星を繰り返し接近観測した。

特に 衛星エンケラドス では、南極付近から水蒸気や氷粒子が宇宙空間へ噴き出す巨大なプルームを発見。その中から水、有機分子、水素などが検出され、地下に液体の海が存在する可能性が強く示された。

これらの発見により、エンケラドスタイタン は、太陽系で生命が存在する可能性を持つ最も有力な天体の一つとして注目されるようになった。

グランドフィナーレ

2017年、探査機は将来 エンケラドスタイタン を地球由来の微生物で汚染することを防ぐため、計画的に土星大気へ突入する「 グランドフィナーレ 」を実施し、20年に及ぶミッションを終えた。

カッシーニ・ホイヘンス計画 は、土星系を単なる巨大惑星ではなく、多様な環境と生命存在の可能性を秘めた世界として描き出した、人類の惑星探査史を代表する探査計画である。


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