MVP ARCHIVE NASA | Phase 03-02 The Shuttle Era : Hubble Space Telescope / 宇宙の姿を変えた宇宙望遠鏡


宇宙の姿を変えた宇宙望遠鏡
Hubble Space Telescope( ハッブル宇宙望遠鏡 ) は、1990年4月24日に スペースシャトル・ディスカバリー号( STS-31 )によって打ち上げられた宇宙望遠鏡である。
地球大気の影響を受けない宇宙空間から観測することで、それまで地上からは見ることのできなかった鮮明な宇宙の姿を人類にもたらした。
打ち上げ直後には主鏡のわずかな研磨誤差が見つかり、期待された性能を発揮できなかった。
史上初の本格的な軌道上修理
しかし1993年、スペースシャトルによる史上初の本格的な軌道上修理が行われ、補正光学系が取り付けられたことで性能は大幅に改善された。
その後も複数回の保守ミッションが実施され、ハッブルは30年以上にわたり第一線の観測を続けている。
ハッブルは、銀河や星雲の詳細な姿、恒星の誕生と終焉、超新星、ブラックホール、系外惑星、そして初期宇宙の銀河まで幅広い観測を行ってきた。
ハッブル・ディープ・フィールド
特に、何もないように見える暗い空を長時間撮影した「 ハッブル・ディープ・フィールド 」では、数千もの遠方銀河が写し出され、人類の宇宙観を大きく変える発見となった。
宇宙膨張率( ハッブル定数 )
また、宇宙膨張率( ハッブル定数 )の測定精度向上や、宇宙の年齢の推定にも大きく貢献し、現代宇宙論の発展を支える重要な観測データを数多く提供している。
宇宙の歴史と構造への理解
ハッブル宇宙望遠鏡は、単なる観測装置ではない。
人類が宇宙を「 見る力 」を飛躍的に高め、宇宙の歴史と構造への理解を深めた、現代科学を代表する宇宙望遠鏡である。

