英語は音から|#01 まるで英語ネイティブ、流れるようなスピーキングの正体

「えっ? 帰国子女!?」

「音」から英語を身につけた「おうち英語っ子」は、周囲からこのような反応を受けることがあります。

”帰国子女”ではなくても、英語の「音のインプット」を積み重ねることで、英語らしい話し方を身につけているのです。

「おうち英語っ子」に限らず、日本にいながら、英語らしい話し方を身につける人がいます。

その一方で、「読む・書く(文字)」は得意だけれども、「聞く・話す(音)」は苦手、という人もいます。

「英語らしい話し方」をする人は、いったい何が違うのでしょうか。
英語らしさ」の正体とは、何でしょうか。


超シンプル英語習慣『Sounds to Stories メソッド(サウストメソッド)』のMinnieです。

これから数回にわたり、メソッドの1つ目の軸、『英語は音から入る』について、掘り下げていきたいと思います。


この「英語は音から」というテーマでは、私の

に基づき、いまの考えを発信します。




英語らしさの正体は「英語のリズム」

その「英語らしさ」の正体は、英語のリズムです。

英語の「音」に詳しい人でなくても、少し耳にしただけで、瞬時に感じ取ってしまうその違いは「リズム」です。

えっ、「リズムですって?
「英語らしさ」の正体は「きれいな発音でしょう??

そう思われたでしょうか。

たしかに、英語らしい発音も必要です。

ただ、その発音は「英語のリズム」の中で発せられてこそ、活きてくるものなのです。

日本人は、英語の音に対して、日本語とは明らかに違う「特徴」を感じます。

流れるような、なめらかさ
音がつながっている音
音につやがある
といった印象を受けませんか。

その「なめらかさ」や「つや」は、まさに、リズムからくるものだと言えるのです。


日本語と英語のリズムの違い (モーラ拍 と 強勢拍)

ここで、例を使って説明します。

「だるまさんがころんだ」という遊びがあります。

だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ

音が均等に刻まれる、いかにも日本語らしいリズムです。

→ モーラ拍リズム(mora-timed rhythm)
モーラとは、日本語のリズムの最小単位。
音節(syllable)との違いは、
小さい「っ」、「ん」、伸ばす音「ー」
も1つの拍として数えるところ。
例:「が・っ・こ・う」「に・ほ・ん」「け・ー・き」

英語圏では、「だるまさんがころんだ」に似た遊びとして「What’s the Time, Mr. Wolf?」という遊びがあります。

What's the|time,|Mr.|Wolf?

→ 太字のところに、強勢(アクセント)がつきます
→ 太字でないところは、極端に弱く発せられます

こちらは、強弱がはっきりした英語のリズムを感じます。
(→ 強勢拍リズム(stress-timed rhythm))

「What’s the Time, Mr. Wolf?」
これに、日本語のリズムをあてると、このようになります。


→ いわゆる「カタカナ英語」(日本語リズム)

日本語のリズムでは、そもそも英語に聞こえません。
これが、日本語と英語のリズムのいちばんの違いです。


英語に欠かせないもの  (イントネーション と アクセント)

もちろん、日本語でも、掛け声として発する場合は、

だーるま|さんがー|こーろん|だ!

など、抑揚(イントネーション)をつけて言うときもあります。

なので、日本語に抑揚がないわけでは、決してありません。

ただ、日本語の場合は、英語に比べると、補助的な位置づけです。
抑揚があってもなくても「意味」は通じます。

一方、英語の場合は、そうはいきません。
抑揚(イントネーション)強勢(アクセント)セットなのです。

これらがないと、ひどく不自然に聞こえるのです。

場合によっては、意味が通じなかったり意味が変わることさえあります。

それほど、英語では、

  • 抑揚(イントネーション)

  • 強勢(アクセント)

  • そして、これらによって生み出される リズム

が重要なのです。


リズムがあれば「音のつながり」は自然に生まれる  (自動化したリンキングや音声変化)

もう一つ、リズムを重視すべき理由があります。

それは「音のつながり(リンキング)」です。

英語のリズムの中で音を発すると、単語単位で区切るのではなく、単語と単語が自然につながるのです。

学習者向けの英語発音の教科書には、「音のつながり」の説明として、たくさんの用語が並びます。

連結同化弱化シュワ(schwa)脱落、などなど。

しかし、英語のリズムを持っていて、英語の音を習得している人は、そのようなことは意識しないでも、自然にできてしまいます。

「この音とこのとはつながる」(リンキング)
「この音は弱くなって、シュワの音になる」(弱化)
「」
など、意識的に考えることはありません。

英語のリズムの中で、

  • いかに口の動きを省略するか(いかにラクに音をつなげるか)

  • いかにフレーズの"すわり"をよくする

というスタンスで発しているだけで、結果的に音のつながりや音の変化が起きているという状態です。

この、自然発生する音声変化も、「流れるようなスピーキング」の印象につながっています。


まとめ

以上、今回は「英語のリズム」について考えました。

英語ネイティブのような、流れるようなスピーキングの正体は、

  • 英語のリズム(強勢拍)

  • リズムから自然に生まれるリエゾン

にあります。

英語を自然に理解し、自然に使えるようになるためには、まず「音」から土台を育てることが重要です。

乳幼児期のおうち英語」で行われる英語音声の「かけ流し」は、この英語の音に慣れることに、大きな意味があります。

小学生のおうち英語」でも、「中学生の英語学習」でも、まず必要なのは、文字の学習だけでなく、英語らしいリズムを耳と体でつかむことです。

音の土台ができると、英語が聞き取りやすくなり、耳からの英語インプットの質が高まり、学習効率そのものが高まっていきます。

Sounds to Stories(サウスト)メソッドでは、この「音から入る」ことを大切にし、英語の吸収がスムーズに進む土台を育てていきます。

次回は、リズムの次に育てたい「音への気づき」について考えます。



お読みくださりありがとうございました。
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