日本一の富豪村(1)~カラスくんの住む神社~
弓弦羽神社
カラスくんのお住まいは、神戸市東灘区御影の弓弦羽(ゆづるは)神社。
ここでピンときた方は鋭い!そう、羽生結弦さんのファンの聖地であり、ご本人も参拝に訪れたことで全国的に名の知れた、あの神社です。





最寄の阪急御影駅にこんな広告が掲示されたことも
弓弦羽神社WEBサイトによると、「8世紀末に、この弓弦羽ノ森(ゆづるはのもり)を神領地と定め、嘉祥2年(西暦849年)正月14日神祠を造営して改めて熊野大神をお祀りいたしました。」「ヤタノカラスのお導きによる御神徳である「勝利」を祈願する宮として、古くより今日に至るまで広く篤く崇敬を受けております。」とのこと。熊野の神様をお祀りしているため、八咫烏のお導きがあるんですね。だからカラスくんが住んでいるんだ。
境内には松尾社という摂社がありますが、本宮は京都の西の守護神である松尾大社。古くから酒造の守護神として酒造家の崇敬が篤く、今も酒造会社が祭典を奉仕しています。 御影や住吉は灘五郷の中心地であり、日本酒なくして発展はあり得なかったこの地域にとって、昔も今も大切な神社です。
村山邸
この弓弦羽神社の東隣には香雪(こうせつ)美術館があります。主に東洋の古美術品を中心に収蔵し、重要文化財も所蔵する美術館。現在は長期休館中で、大阪の中之島香雪美術館で展示が行われていますが、ここは朝日新聞創業者である村山龍平の広大な邸宅の一部。

1900(明治33)年ごろ、弓弦羽神社しかなかった地に村山龍平は数千坪という広大な土地を取得し、邸宅を建てました。これが「日本一の富豪村」の始まりです。
三重県は伊勢国生まれの村山龍平が、縁もゆかりもない御影の地になぜ移住したのかはよく分かっていませんが、ご本人は神道だったそうですので、神社のお隣りということも一つの要因だったのかもしれません。
「日本一の富豪村」は弓弦羽神社と村山邸を中心として、半径約1kmの範囲内に収まります。では次回はカラスくん改め「なびガラスくん」に、お隣りの村山邸を案内してもらうことにしましょう。

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