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神のギフト外伝#4 悩みすぎて脳の中が泡立った時俺は調理法を止めた。ある日の週末の夕方

未知の恐怖東京都「VS」既知の恐怖休職に追いやった現職場


俺の言葉で語ってみた。

画像クリックすると俺の生声の悩み独り言


俺は直近の二週間、悩みすぎて脳の中が完全に発酵していた。
納豆を混ぜすぎた糸のプールの中をバタフライで泳いでいる様だった。
息をつくにも粘膜が邪魔で酸素を補充できない。苦しい苦しすぎる。

いや、もう発酵を通り越していた。新製品になっていた。

脳内ぬか床である。アミノ酸とブドウ糖の含有量が高い製品だ。

朝起きると、
「東京へ行けば年収1100万円…」
「しかし持ち家…」
「むむ…車もある」
「いや待て…食費…」
「いやいや通信費…」
「新幹線…」

と、脳の中で家計簿菌が増殖。

もはや思考ではない。

腐敗である。菌のゲリラである。


現在、私は会社を休職している。

その会社とは、どう考えても相性が悪い。

いや、“悪い”というより、
神が「コイツここに入れたらどう発酵するかな?」と、
実験感覚で投入してきたとしか思えない。

神の予想通り、あっという間にジャイアン系部長とお局おばさんに瀕死にさせられた。

そして私は現在、
東京都内のベンチャー企業から、
年収1100万円(残業20時間入れれば)クラスの内定発酵液を提示されている。

「おお!年収アップ!」

と思った次の瞬間。

私は電卓を持ち始めた。

そこから地獄の塩漬け家計シミュレーションが始まる。


現在の地方年収850万円。

東京で1100万円。

差額250万円。これが難しいー!

この250万円が、
東京での俺の全生命活動費になる。

家賃6万。(最低賃金界隈)

食費6万。(激安スーパーに通い詰めることで達成)

光熱費2万5千。(電気使いたくない)

洗剤、トイレットペーパー、
謎にすぐ無くなる黒い靴下。

そして積み立てるべき医療費。

気づけば月18万円。

年間216万円。

「お、まだ少し余るな」

と思った瞬間、
脳内の神がニヤッと笑う。

「お前、家族いるよな?」

そうだった。

私は妻子持ち腐敗中年である。

月1回、新幹線帰省。往復約2万円。

年間でつまり24万円。

ここで216万円+24万円=240万円 ギリギリやん

 もう数字が脳内で納豆みたいに糸引いてる。


さらにここへ、
東京ベンチャー特有イベント。

「北山さん、今日飲み行きましょうよ!」

これが来る。

1軒目、発酵居酒屋4000円。

2軒目、熟成ハイボール地獄4000円。

締めラーメン菌、1200円。

終電ロスト税。

飲みに行けるのは予算で見ると年10回。
それ以上は食を減らしてたいおうだーーーー破裂

気づけば、
私の東京ライフは、
“高年収カツカツ培養生活”へ突入していた。


一方、妻はこう言う。

「今の会社に残ってほしい」

当然である。

地方で850万円。

家もある。

子供もいる。

極めて正常な発想。

しかし私は、
今の会社に戻る想像をするだけで、
精神から紫色の腐敗ガスが出る。

俺「あんな会社に戻るくらいなら、ひもじくも隅っこで光りたい」


現在、
我が家は静かな戦争状態である。

だがこれは、
ただの転職問題ではない。

「人間は、どこまで腐敗すると、
 本当の自分の味が出るのか」

という、
神からの実験なのだと思う。

相変わらず神は、
攻撃的なギフトしか送ってこない。

だが私は負けない。

この腐敗を、
いつか“旨味”へ変えてやる。

神のデス・ギフト #4

〜東京単身発酵編〜

この続きは、
また脳が熟成した頃に書く。この続きは、また書く。

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