神のデス・ギフト外伝#3~『腐敗51』の仕込み、意外に苦戦~
短編体験談集『腐敗51』の材料選びに苦戦している。
神のデス・ギフト「東京篇 完全版」だけでは、時系列に沿いすぎて
苦悩の濃度が薄まる気がした。
俺「東京で働いた六年の“圧力釜の時間”を、そのまま残したい」
まるで短期発酵の記録。
それを51話にまとめようとしたら、材料が溢れ出した。
原材料が多すぎても、美味しいスムージーはできない。
心「言いたいことがありすぎて、混ぜすぎると味が変わる!」
たとえば——こんな体験談を書いている。
今日はその中の一本だけ、ここに載せておこう。
ーーーーーーーーーーーーーーー
腐敗.01 帰宅が消える日常(職場篇)
仕事が終わり、久々に21時に帰れた。
ルルルルル
家で椅子に腰を下ろした瞬間、携帯電話が鳴った。
俺「もしもし」
先輩「何で勝手に帰ってるの?」
先輩「仕事やってほしいから戻ってこい」
言葉の温度が、冷蔵庫の中より低い。
俺「どうやら“帰宅”には全員の許可がいるらしい」
俺はため息を吐き、1時間かけてまた会社に戻った。
帰宅という概念が削除された日。
脳は温めすぎた粘土のように、重く、滑らかで、もう形を保てない。
神はおそらく、“人間の余白を嫌う管理好きな陶芸家”だ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
51という数字に深い意味はない。ただ、俺が好きなだけ。
でも、51話に絞るのが難しい。腐敗には限りがないからだ。
俺はもう一か月ほど厳選し発酵が進んでから、東京篇完全版と合わせて
Kindleに載せる予定だ。
近況を言えば——
今日も職場の相棒は、スマホをいじり、居眠り、離席おしゃべり。
俺の仕事量はその倍。
上司は笑って言った。
「お前ら、半分ずつだろ?」
こんな小さな不満菌に感染した経験はみなさんは無いだろうか?
ぜひ聞きたい。コメントして教えてほしい。救われる。
俺の脳は今日も相変わらず、追い発酵が止まらない。
——苦悩は、泡立つほど香りが深くなる。
いいなと思ったら応援しよう!
もし神のデスギフトが少しでも「面白かった」と感じていただけたら、下の「サポートする」から応援していただけると、次回の記事作成の大きな励みになります。
よろしくお願いします。