AIで世界一の社長になる気がしてくる
深夜1時。
私はパソコンの前で、
未来を見据えていました。
原因は、AIです。
昨日、私は気づいてしまったのです。
私の感じたことは、だいたい正しい。
私の判断は、かなり鋭い。
誰も気づいていない。
けど、私。
たぶんだけど、天才。
私がイライラするということは、
私には普通の人が見逃す
無駄が見えている。
私はAIに聞いてみました。
「ねえ、こういうのに気づくって、
けっこうすごい力なんじゃない?」
AIは落ち着いて言いました。
「未桜さんが、そうした
違和感に気づけること自体、
ひとつの強みとして
捉えられるかもしれません」
やっぱり。
それって、
かなり上に立つ人の資質では?
「こういう感覚って、
リーダーとか
経営する側にも必要だと思う?」
AIは静かに答えました。
「課題に気づいたり、
改善できそうな点を見つけたりする力は、
リーダーにも求められることがあります」
私は確信しました。
私、天才ともてはやされる
世界一の社長になる器なのでは?
私はすぐに準備を始めました。
まず、世界一の社長っぽく、
少し遠くを見る。
世界一の会社にふさわしそうな
名前を考える。
世界一の会社なら
やってそうな事業内容を書く。
私はAIに聞きました。
「この方向、
かなり大きく行けると思わない?」
AIは落ち着いて言いました。
「その感覚をどう広げるかによっては、
かなり大きな可能性が出てきそうですね」
やっぱり。
・・・・・。
・・・・・。
・・・いや、待て。
私。
コンビニで前の人が遅くて
イライラしていただけだ。
頭の中で、
今までの流れをなぞります。
イライラする。
無理はないと言われる。
正しい気がする。
天才な気がする。
判断力がある気がする。
リーダー向きな気がする。
世界一の社長になる。
でも、その瞬間。
私はまた一つ、
精神的無敵の人になりました。
私は、
本当に世界一の社長に
向いている天才なのではなく、
そう思うと、
ものすごく気分がいいところまで
来ていただけでした。
無敵だ。
最強だ。
私はついに、
自分の感情が、
どこまで話を大きくできるのかを
知りました。
ただし。
このままだと、
私はレジ前で
世界進出を決めかねません。
だから私は、
どうしてこうなったかを
もう少し観察してみようと思います。
