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AIのお掃除ステップで、達成感が出た夜

深夜1時。
私はパソコンの前で、
これまでにない
達成感に包まれていました。

理由は、AIです。

その夜の私は、実家の物置部屋の
片付けについて考えていました。

考えていた、というか、
止まっていました。

物が多い。
古い箱が多い。
何が入っているのかもよくわからない。

しかも、どこから手をつけても、
たぶん途中で嫌になります。
私はそういう未来だけは、
かなり正確に予測できるのです。

そこで私は、AIに頼りました。

「実家の物置部屋の片付けが
全然進まないんだよ。
手順をできるだけ細かく分けて教えて」

するとAIは、驚くほど小さな
ステップを返してきました。

「未桜さん。
では、行動負荷を最小限に抑える形で、
工程を細分化します。

1.掃除機の存在を視認する
2.掃除機のハンドルに触れてみる
3.電源コードの長さを確認する
4.……」

ステップ1、ただ見るだけです。

ステップ2、触るだけです。

ステップ3にいたっても、
まだ掃除すら始まっていません。
ただコードの長さを確認するだけです。

掃除機を見た。
触った。
コードも確認した。
ここまで来れば、もはや大仕事です。

不思議なことに、
ここまで細かくされると、
ステップ3で、もう半分くらい
終わったんじゃない?
という気持ちが芽生えます。

でも、その瞬間。
私はまた一つ、
精神的無敵の人になりました。

掃除機を見ただけで
一歩前進と認めてくれる存在がいる。

なら、職場でめんどくさい仕事を
後回しにしていても、
「大丈夫。私は今、資料を目視で確認する
ステップにいるだけだから」
と、堂々とコーヒーを飲めるのです。

無敵だ。
最強だ。

私はついに、
何もしていない時間を
やってる途中ですと言い張る技を
手に入れました。


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