熱意と冷静さ / 大学での講義で空回りしないために
翻訳の仕事のほかに、ごくたまに大学で講義をしている。
(人見知りの私にとってはとくに)独特の緊張感があるし、学生から教えてもらうことも多い。
どうすればうまく伝わるかを試行錯誤している。
熱意はもちろん必要だけれど、それだけではうまくいかないみたいだ。
あるていどの冷静さも欠かせなくて、それもあってこそ、学生たちの理解度や反応を客観的にみることができるようになる。
そういえばかなり前に、知り合いの教授が言っていた。
「学生たちと触れ合うのは刺激的だし楽しい。
ときには真剣になりすぎて、熱くなってしまったり、言いすぎてしまったこともあった。
でもいまは自分の子どもが成長して、教え子よりも年上になったんだ。
そうなると、もう、学生相手に本気で怒ることはなくなったんだよ」
なるほど、そんなものですかねえ……と皆でほのぼのとしていたのだけれど、翌週、その先生が学生に烈火のごとく怒っているところを目撃してしまった。
(どんなセリフも真に受けてはいけない)
これからも適度な意気込みと落ちつき、そして真摯さをもって授業に取りくみたい。
***
↓ 大学の授業についての記事 ↓
いいなと思ったら応援しよう!
出版、美術、デザイン、ファッションなどの業界、フリーランスでの働き方など、翻訳という仕事をつうじて感じたことや経験・情報を皆さんに共有していきます。