#5AI時代に、わたしが書くべき記事
🔖 わたしが歌い方教えようか?
私は歌がとても苦手です。
カラオケに行くと、マイクが回ってくるだけで少しどきっとします。歌いたい気持ちはある。でも、歌えない。だから、できれば誰かに先に歌ってほしいと思ってしまいます。
そんな私でも、AIに聞けば歌が上手くなる方法は教えてくれます。画面には、納得できる答えが並びます。
「なるほど。」
そう思いながら読んでいました。
でも。
それを、そのまま私が記事にするのは少し違う気がしました。
歌が苦手な私が、歌の上達法を書く。間違っているわけではありません。でも、それはまだ私の言葉ではない気がします。
私はまだ、その答えを生きていないからです。
たぶん、私が書けるのは別の記事です。
音痴の私が、大好きな歌を練習してみた。
どうしてその歌が好きになったのか。どこでつまずいたのか。昨日より少しだけ歌えた気がして、うれしかったこと。
そして最後に、
「あなたの好きな歌も聞かせてください。」
そんな記事なら、私にも書ける気がします。
🔖 少し引っかかった。
前回の記事では、AI時代の哲学について書きました。
AIは答えを返してくれる。だから、人間は答えの前にある問いを失わないようにしたい。
今回は、その続きです。
AI時代に、私は何を書くべきなのか。
AIに聞けば、方法はすぐに見つかります。noteで収益化したい。読まれる記事を書きたい。プロフィールを整えたい。そんな言葉を入れるだけで、答えはさらっと返ってきます。
便利で、私も使います。
でも、ときどき読んでいて、チクッとした感覚が残ることがあります。
その方法は、本当にその人の言葉なのだろうか。
それとも、どこかから借りてきた言葉なのだろうか。
🔖 私に書けること。
ここで言いたいのは、「専門家しか書いてはいけない」ということではありません。
むしろ、その逆です。
まだできない人だから書ける記事があると思います。迷っている人だから書ける記事、答えを探している途中だからこそ、生まれる問いがあります。
クイズ番組に出ている人は、みんな天才でしょうか。
旅番組に出ている人は、みんな旅のプロでしょうか。
たぶん違います。
私たちが見ているのは、知識だけではありません。この人はここで笑うんだ。ここで驚くんだ。ここで迷うんだ。そんな人間らしい反応を見ているのだと思います。
記事も、きっと同じです。
🔖 わたしが書くべきこと
私は答えを持っていない。
では、答えを持っていない私は、何を書けばいいのだろう。
考えたこと。
迷ったこと。
立ち止まったこと。
その中で生まれた問い。
この記事を書きながら、私はまた同じところに戻ってきました。
私は、わたしのことを考えている。
そんな私が書く記事って、なんだろう。
……やっぱり歌ですか!?笑
