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スマートチップ完全攻略【Googleスプレッドシート & Googleドキュメント】1

GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントで使える 便利機能 スマートチップについてまとめました。

種類や使い方はもちろん、無料版とGoogleWorkspace版の違いや、数式を使ってチップからデータを抽出する方法など ディープな内容にも触れていきます。

が、基礎編だけで1万文字超えたので、応用編は次回となります。(今回も最後に少しだけ便利ネタを紹介しています)

前回のnoteは Gemini Deep Link をスプレッドシートで生成するQuick Tips を紹介しました。

Googleスプレッドシートをはじめとした、Google Workspace関連の Quick Tips(小ネタ)はマガジンにまとめております。




1. スマートチップの基本と使い方

まずはスマートチップとは何か?どうやって使うのか? といった基本を理解していきましょう。


1-1. スマートチップとは?

スマートチップとは、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントで @(半角アットマーク)入力、または メニューから挿入することで利用できる 便利な機能です。

※Googleチャット、Google Chat Space でも利用できます。

見た目はグレーの横長楕円形のような形状となっており、そこにカーソルをあてることで格納されている情報がプレビュー出来たり、メール送信などのアクションを直接行ったりできるのが特徴です。

簡単に言えば スマートチップを利用することで、Googleの各ツールの連携がさらに深まり、入力や画面遷移の手間を減らし効率化UPじゃぞ!ってことです。

公式ガイド



1-2. スマートチップは Googleスライドでは使えない

スマートチップはGoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントでのみ 使える便利機能です。

残念ながら Googleオフィスツールの残る1つ、Googleスライドではスマートチップは 利用できません

スライドの メニューの挿入には スマートチップの項目は無く、@を入れても何も反応しません。

さらにスマートチップ入りのセル範囲や テキストをスプレッドシートやドキュメントからコピペした場合、スマートチップとしては表示されず 単なるハイパーリンクに変換されてしまいます。

※ プルダウンチップや評価チップは、テキストに変換されます。

このように スプレッドシート、ドキュメント 以外では使えない機能なんですが、例外的に Googleドライブに保存した ExcelやWord をブラウザから 互換表示で 編集する場合は、

スマートチップが利用可能です。

ただし当然ですが、スマートチップを入れたファイルを ダウンロード、もしくは PC版Googleドライブを使って Wordや Excelとして開くと・・・

スマートチップ機能は失われ、ハイパーリンクに変換されます。



2. スマートチップの挿入方法

スマートチップの挿入方法は3つあります。

  1. 半角@を入力しサジェストを利用する

  2. メニューからスマートチップの種類を指定して挿入する

  3. リンクやメールアドレスをチップに変換する

それぞれ説明していきます。



2-1. 半角@を入力しサジェストを利用する

簡単なのは @を入力してスマートチップを呼び出す方法です。

全角で @ と入れても機能しません。必ず 半角の @ を使う必要があります。

Googleスプレッドシートや Googleドキュメントで 半角アットマークを入力すると

ユーザーチップ(自分やよく使う連絡先)、ファイルチップ(最近使ったファイル等)の候補が表示されます。

ここで@に続けて挿入したいファイルやユーザー、場所の名前 のキーワードを入れると

入力テキストの検索結果に適合する候補に絞り込んで表示してくれます。

半角@を入れた後、全角日本語入力に戻して日本語キーワードも入力可能。

ここから選択することでスマートチップを挿入できます。


しかし「プルダウン」と入れてるのに、なぜか場所で「ダウンタウン」とかもヒットしてしまいますし、ファイルは中身も含めて検索してしまいます。

便利だけど余計なお世話と感じることも。。

このように期待する候補が出てこない場合は、例えば「場所」から検索したい時は、

場所 の右側の「 > 」 ボタンを押すことで

場所のみから候補を検索することができます。

ここでの注意点は「場所」に絞り込む前に入れたキーワード 「さん」は無視され、その後入力した「三太郎」だけで検索される点です。

「さん」を削除してしまうと場所の絞り込みも解除されてしまうので注意。



2-2. メニューからスマートチップの種類を指定して挿入する

メニューの「挿入」からスマートチップを選択する方法もあります。

この方法だと 最初から 挿入するスマートチップの種類が選べますし、@入力では挿入できないチップも選択できます。

ほぼ一緒ですが、右クリックから選択する方法もあります。

ただし 右クリックからのスマートチップが挿入出来るは、Googleスプレッドシートだけです。

Googleドキュメントは 右クリックからは スマートチップが挿入出来ません。



2-3. リンクやメールアドレスをチップに変換する

リンクURLやメールアドレスをスマートチップに変換することも出来ます。

URLやメールアドレスを入力後に カーソルをあてると👆のようなプレビューの下に URLを置き換えます で 「リンク」だけでなく「チップ」が表示されれば、チップへの変換が可能です。

また、URLやメールアドレスを入力した際に 確定前に Tabキーで変換することも出来ます。

こちらはドキュメントでも利用可能です。

メールアドレスの場合、チップに変換が出ないこともありますが

その場合は、右クリックから スマートチップ > ユーザーチップに変換 で変換できます。



2-4. 複数セルのURLを一括スマートチップ変換

最後に登場した 入力済みのメールアドレスやURLを

右クリックから スマートチップ > 〇〇チップに変換

とする方法を使えば、スマートチップの複数一括変換が出来ます。



2-5. 文章の途中で @からスマートチップを挿入する方法

@によるスマートチップの呼び出しは、文章の途中で使うことも出来るんですが、注意点があって 前に他のテキストが入っている場合は、

半角スペースを入れてから @ を入力
改行後の文の頭に @を入力

このどちらかとする必要があります。

他のテキスト(全角スペース含む)に続けて@を打ってもスマートチップの候補が出ません。

スペースを入れることで 前の文章との関係性を断った上で、@ を入れてスマートチップ機能を使います。

なお、改行後の文の先頭の場合は そのまま@を入れて問題ありません。

これは Googleドキュメントでも同様です。



2-5. 1つのセルに複数のスマートチップを入れる

Googleスプレッドシートの場合は、1つのセルに複数のチップを入れることも可能です。

チップのすぐ後ろであればスペースを挟まず、そのまま@でスマートチップが呼び出せます。

なおすべてのチップがセル内複数チップに対応しているわけではなく、他のチップとは同じセルに同居できず、1セル1チップとすべきスマートチップもあります。



3. スマートチップ全種類解説(2026年1月時点)

次にスマートチップの全種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう!

なお、一部のチップは Googleドキュメント、もしくはスプレッドシートどちらかのみで利用できるものだったり、 GoogleWorkspace(Business Standard以上)限定のスマートチップとなります。

特に記載がなければ、無料ユーザーが スプレッドシート、ドキュメントどちらでも使えるものとお考えください。



3-1. ユーザーチップ 

※ダミーデータです

ユーザーチップは、Googleコンタクト(連絡先)とリンクする機能です。

自分の連絡先情報に登録されているプロフィールを参照し、アイコン画像メールアドレス名前や役職、会社名、電話番号などをプレビューすることが出来ます。


さらにここから メール送信チャットMeet(Web会議)カレンダーでの予定登録 を開始することが可能です。

※チャットやMeetは メールがGoogleアカウントのみ対象です

スマートチップとは別に milto:メールアドレス を使ったメールリンクも利用可能ですが、

👆このように表示される情報や、そこから出来るアクションの数が圧倒的に違います。

Googleスプレッドシートやドキュメントを使うのであれば、スマートチップ(ユーザーチップ)を使うことをお勧めします。


ユーザーチップは連絡先に登録がなくてもメールアドレス(ダミーでも可)があれば作成できます。

メールアドレスを入力した段階で 以下のようなチップ化の提案が表示されるので

ここでTabキーを押すか、既に入力済みのメールアドレスであれば、

メールアドレスが入ったセルを右クリックして(もしくはメニューの挿入から)、スマートチップ > ユーザーチップに変換 とすることで、チップ化が可能です。

※ 👆 テキストとして入力済みのメールアドレスを ユーザーチップに変換出来るのは Googleスプレッドシートのみです。

Googleドキュメントの場合は、ハイパーリンク状態のメールアドレスであれば

後からチップ変換が可能です。

Google連絡先に登録がない(かつアイコンやニックネームを公開していない)場合、表示される情報はメアドのみとなります。


一方、Googleの連絡先に登録した宛先であっても メールアドレスの登録が無いものは ユーザーチップにすることが出来ません

ユーザーチップは メールアドレスと対になってるものと考えましょう。

ユーザーチップには厄介な点が2つあって

1つはユーザーチップを入れたファイルをそのユーザーと共有していない場合、いちいち 👆 のような「共有しますか?」という表示が出る点です。

これは「次回から表示しない」として回避しましょう。

もう1点は、ユーザーチップを 名前(姓名)で表示させたいのに、なぜか出来ないというケースがたまに発生する(不安定)という点です。

一応スプレッドシートには メニューから

表示形式 > スマートチップ > 姓, 名

ユーザーチップの表示を 姓、名 に変換できる機能があるんですが、

このように連絡先に登録していても「名前を取得できませんでした」と表示され、ユーザーチップを名前表示にすることが出来ないケースがあります。

GoogleWorkspaceの同じ組織内であれば問題ないんですが、無料のGmailユーザーだったり、Gmail以外のアカウントだとこのようなケースがあります。

根本的な解決策は不明ですが、この名前表示に変換できないユーザーチップを無理やり名前表示にする裏技があります。

このハックネタは次回紹介しましょう。



3-2. ファイルチップ

ファイルチップは Googleドライブに保存されているフォルダやファイルをチップとして挿入する機能です。

Googleドライブ内の ファイルやフォルダをチップとして挿入可能で、カーソルをあてると中身のプレビューやファイルのオーナー情報などが確認できます。

ただし表示できる情報は、ファイルチップの場合はハイパーリンクと差がありません

ファイル名の左側先頭に ファビコンが表示されるので、何のファイルか?がぱっと見でわかるのは利点です。

Google Docs系のファイルは 拡張子がないので ファイル名だけでは 何のファイルか判断できなくて困るんですよね。


また、これもリンクURLからでも同じように出来る機能なんですが、

Googleドキュメント と Googleスライドの スマートチップは、カーソルをあてた際に表示されるポップアップのサムネイル画像の右下に 「プレビューを開く」というボタンが表示され、ここから プレビュー表示のドキュメントや スライドを 小窓で開くことが出来ます。

プレビューといってもドキュメントのタブの切り替えも出来ますし、画面遷移なしで中身の確認が出来るので非常に便利です。

これは GoogleドキュメントとGoogleスライドのチップ限定の機能で、Googleスプレッドシートや Googleドライブ内の PDF、Microsoft Wordファイルや Powerpointのファイルでは、このプレビュー表示が出来ません。



3-3. 日付チップ(※ドキュメントのみ)

日付チップはGoogleドキュメントで利用できるスマートチップです。

スプレッドシートと違って、Googleドキュメント内で 日付ピッカーで マウス操作で日付を指定するには、この日付チップが必須となります。


さらに 時間も 15分刻みのプルダウンで選択できます。

日付設定後は 設定ボタンで 日付の表示形式を3つのパターンで切り替え可能。( /スラッシュ区切りがないのは残念)

さらに会議を予約ボタンから、日付チップの日時のカレンダーのイベント登録画面を立ち上げることが出来ます。


ちなみに 日付チップを登録した時に

一度OKを押すと表示されなくなります

@今日」 と入力すれば 今日の日付が挿入できる

と思わせる表示がでますが、これは実は間違いです。

「@今日」ではなく「 @今日の日付」と入力する必要があります。

■Googleドキュメント、Googleスプレッドシートで使える 日付 入力方法
本日 ・・・ @今日の日付
昨日 ・・・ @昨日の日付
明日 ・・・ @明日の日付

入力文字数が多めでイマイチですね。

公式記載の 英語入力(@today 等)は 日本語環境だと機能しません


また、たまに勘違いしている人がいますが、日付チップの今日の日付は、入力した時点の日付で固定です。

TODAY関数のように自動更新はされません。


Googleスプレッドシートでも @から日付入力は出来るんですが

チップ状にはならず、単純にセルに日付が入るだけで 時刻のプルダウン設定も出来ません

サイトによっては Googleスプレッドシートの 👆 の機能も日付チップと表記しているところもありますが、当サイトでは 日付チップが利用できるのは Googleドキュメントのみとしています。

スプレッドシートなら Ctrl + : のショートカットで今日の日付が入りますし、スマートチップとして日付を使うことは無いかなと。



3-4. カレンダーの予定チップ

Googleカレンダーに登録されている 本日以降のスケジュールを チップとして入力できる機能です。


ただ表示できる情報は少な目で、なぜかサイドパネルで予定をプレビューすることも出来ません。ここは残念。

また、 @からの登録やメニューから入力できるカレンダーの予定チップは、本日以降(これから)の予定のみです。

過去日のスケジュールをチップにすることは出来ません

どうしても過去の予定をスマートチップにしたい時は、カレンダーの編集画面URLをコピペしてチップ変換する必要があります。

Googleドキュメントの場合は カレンダーチップを挿入後、

Tabキーで 会議メモ(議事録)の構成要素を呼び出すことが出来ます。(日付が日付チップ、参加者がユーザーチップ、添付ファイルがファイルチップで表示される)

これは便利ですね。



3-5. 地図チップ

Googleマップとリンクしたスマートチップが地図チップです。

マウスをあてた時に表示される情報が英語になってしまいますが、これは仕様みたいです。残念ながらここを日本語表記にする方法は見当たりません。

プレビューを開く や 乗換検索 をクリックすると サイドパネルでGoogleマップが開きます。

ランドマーク的な建物やスポットであれば、@に続けて文字を打ち込むことで

このように候補が自動的に表示されます。

GoogleマップのURLから地図チップに変換も可能ですが、この場合はチップ表記が英語になります。

また、出発地点と目的地を指定したGoogleマップの経路のURLもチップ変換出来るんですが、

チップの文字が

35° 39' 46.0336" N 139° 39' 3.4848" E 

と、緯度経度を表したような数値になってしまうのがイマイチです。



3-6. ファイナンスチップ(スプレッドシートのみ)

Googleファイナンスから 株価データを取得します。

他のチップと違って少し特殊な仕様で、ファイナンスチップはURLからはチップ変換が出来ません

また、Googleドキュメントでは使えないチップとなります。



3-7. 評価チップ(スプレッドシートのみ)

0~5までの5段階評価を★ の数で表示するチップです。

中身は数値になっており、特殊な 表示形式の一種と言ってよいかもしれません。

他のセルの数値を数式で参照して評価チップで表示といったことも出来ます。

ただし、3.5など 星半分を使うような表示はできず、5以上や0以下も扱えません。

このチップは1セル1チップで、他のチップとは同居できません。



3-8. プルダウンチップ

これはスマートチップとしてカウントしてよいのか微妙ですが、Googleスプレッドシートではお馴染みのチップ型プルダウンも@から呼び出すことが可能です。

ちなみに メニューや右クリックからではなく、@からプルダウンチップを呼び出すと

このように プリセットのプルダウンというものが表示されます。

プロジェクトのステータス
レビューのステータス
優先度
サイズ
はい / いいえ

あらかじめ色付きのプルダウンが用意されているので、活用できる場合は便利ですね。

Googleドキュメントでも プルダウンチップは利用できますが、なぜか用意されているプリセットは2つのみ

しかも スプレッドシートと 微妙に 項目内容が違うというw

スプレッドシートの方は「進行中」がない


また、Googleドキュメントの プルダウンチップは、未選択状態とすることが出来ません。

だから未選択状態としたい場合は、空っぽく見えるスペースの選択肢を用意するなど工夫が必要です。

Googleスプレッドシートの場合は、Excelには無い機能として複数選択できるプルダウンも利用できます。


スプレッドシートのプルダウンチップ(プルダウンリスト)については、noteでマガジンにまとめています。

👇詳しくはこちらをご覧ください。

こちらも他のチップと同じセルに入れることは出来ません。



3-9. 絵文字

これも スマートチップに含めてよいのか微妙なんですが、一応

@絵文字

で絵文字一覧を呼び出すことができるのでスマートチップ関連の機能として紹介しておきます。

ただGoogleスプレッドシートでの利用は不安定な時があって、

無料の個人アカウント

候補には表示されるのに、選択しても 単に @絵文字 というテキストが セルに入力されてしまうことがあります。(原因不明)

ただ、Windowsの絵文字ショートカットキー

Windowsボタン + . (ドット)

に慣れている人は、そちらを使った方がスマートかもしれませんw



3-10.  プレースホルダーチップ (ドキュメントのみ)

これまで登場した、

日付、ユーザー、ファイル、カレンダーの予定、場所

の5つを空の状態でチップ挿入できる機能です。

チップをクリックすると 指定したスマートチップの候補から選択したり、検索して登録することが可能です。

議事録のテンプレとかを用意するのに、非常に便利な機能です。

Googleスプレッドシートにも欲しい機能なんですが、なぜかGoogleドキュメントの限定機能となります。

チップとは別のテクニックですが、スプレッドシートでプレースホルダーを使うQuick Tipsは 👇コチラ



3-11. 投票チップ (GWS版 ドキュメントのみ)

ここからは GoogleWorkspace Business Standard 以上の Googleドキュメントでのみ 使えるスマートチップとなります。

Googleスプレッドシートには GWSのみ利用可能なスマートチップはありません。

まず 投票チップですが、

このような絵文字とセットになった 投票用チップを ドキュメントに挿入して、共有メンバーから投票をしてもらう 機能です。

Googleチャットやスペースで利用できる絵文字リアクションみたいな感じですね。

クリックで投票出来て数字が増えるんですが、1つの投票チップに対して 同じユーザーからは1回のみ投票が可能で 再度クリックすると 取り消し処理となります。

便利に使えそうに見えますが、

・投票機能を使わせる為には「編集権限」で共有する必要がある
・投票は記名式となり無記名投票は出来ない

といった制限がある為、本格的な投票にはちょっと使いづらいかなと感じます。

小人数のチームメンバーで軽く意見を確認するにはよいかも。



3-12. ストップウォッチチップ (GWS版 ドキュメントのみ)

3-13. タイマーチップ (GWS版 ドキュメントのみ)

なんと Googleドキュメント内で タイマーストップウォッチを 利用できて、さらに同じ時間を共有できちゃう機能です。

この2つに関しては、別途 noteを書いているので👇コチラを参照ください。



3-14. タスクチップ (GWS版 ドキュメントのみ)

GoogleWorkspace の ドキュメント限定ですが、 組織内のユーザーを指定してタスクを割り当てることが出来る タスクチップという機能があります。

こちらは見た目はチップではありませんが、通常のチェックボックスと違って、割当先のユーザーのアイコンがチェックボックスの左に表示され(残念ながら見せられないのでグレーにしています)、ここにカーソルをあてると、

割当先(担当者)
期限(日付)
割り当て元(誰が作成したか)

が表示されます。

通常のチェックボックスを作成してから、「タスクとして割り当て」をクリックして タスクチップ化することも可能です。

タスクチップで割り当てたタスクは、割当先のユーザーの Todoリストに登録、通知されます。

これも便利ですね。



3-15. 変数チップ(GWS版 ドキュメントのみ)

変数チップは、Googleスプレッドシートで =A1 といった感じで別のセルを参照する機能を Googleドキュメントでも使えるようにしたものです。

Wordの 相互参照みたいに、1ヶ所を編集したら 他も同じように変わる機能は Googleドキュメントには無いの?と聞かれることがありますが、この変数チップが これに該当します。

つまり、無料版だと 同等の機能が無いってことです。


変数チップ選択時は、同じ変数が幾つあるか確認ができて、かつ次の同じ変数にジャンプすることが出来ます。

どこか1ヶ所変数の中身(内容)を編集して確定すると、他の箇所も連動しえて同じ内容に変更されます。

ちなみに 変数チップは 選択状態だとチップ状になっていますが、

変数チップ以外を編集している時や 表示モードでの閲覧、印刷する際は、普通のテキストと見分けがつきません

有料のGoogleWorkspaceでしか使えませんが、非常に便利な機能です。



3-16. Youtubeチップ

@やメニューの挿入には候補として表示されませんが、実はYoutubeの動画もスマートチップとして利用できます

チップからプレビューを開くを使えば、画面遷移なく音声付きで 動画をプレビュー再生出来ます。(ハイパーリンクでも利用可能)

Youtubeチップは 該当の動画のURL(共有から取得、開いた時のアドレスバーのURLどちらでもOK)を貼り付けた後、カーソルをあてるとプレビューの下に置き換え先として「チップ」が表示されるのでこれをクリックしてチップ化ができます。


ファイルチップと同じように、セル内に URLをコピペした直後に 👇が表示されるので、ここで

TabキーでYoutubeチップに置き換えることで チップ化しても良いんですが・・・

Tabによるチップ変換だと、表示されるチップのタイトル部分が 英語表記になってしまう事象が発生します。

「Youtubeチップの文字が英語になって困るんだけど~ 」って人は、Tabキーによるチップ変換ではなく、入力確定後にマウスでチップ変換をクリックとしましょう。

ちなみに、Youtubeショートの場合はサムネイル画像は表示できますが、チップ化や プレビュー再生は出来ません

また公開設定等によって、スマートチップ化出来ないYoutube動画のURLがあったり、ブラウザの拡張機能が影響してスマートチップ化できないケースもあるようです。


Youtubeチップは 無料版アカウントでの利用OKで、スプレッドシートでもドキュメントでも使えます。



3-17. その他のチップ (要アドオン)

アドオンの導入が必要になりますが、Canvaや Jira、Loomといった外部ツールをスプレッドシート上で スマートチップとして利用することが可能です。

👇こんな感じで利用できます。


また、こちらもアドオンのインストールが必要ですが、Googleドキュメントでは AppSheetをスマートチップとして利用できます。

こちらはGoogleドキュメント内で AppSheetのデータの登録や編集も出来ちゃう便利な機能となっています。




チップ全種類まとめ

最後に紹介したアドオンが必要となる特殊なチップ以外の、全16種類のスマートチップ(プルダウンチップ、絵文字を含む)を表にまとめるとこんな感じです。

もちろん全部を使いこなす必要は無いです。

まずは、便利なユーザー、ファイル、日付、カレンダー、地図の5つと、あとはプルダウンチップが使えれば十分です。



4. スマートチップの解除方法

挿入したスマートチップを解除する方法も理解しておきましょう。



4-1. メニュー「スマートチップを削除」でチップ解除

Googleスプレッドシートで スマートチップを解除したい場合は、右クックメニューから

スマートチップ > スマートチップを削除

で可能です。

この「スマートチップを削除」というメニューは、選択しているセル範囲にスマートチップが無い場合は表示されません。

複数セルの一括チップ解除も可能です。

ここのポイントは

・選択しているセル範囲に チップ以外の普通のテキストのセルがあっても問題ないという点

・テキストとチップが混在していたり、一つのセルに複数チップが入っていてもチップ解除ができる点

・評価チップ、プルダウンチップは「チップを削除」ではチップ解除が出来ないという点

そして、

・ファイナンスチップと 一つのセルに複数チップが入っている、または テキストとチップが混在している場合は、解除後は チップの表示テキストを維持した状態でハイパーリンクとなる

・一つのセルに1チップの、ファイル、カレンダー、地図、Youtubeチップの場合は、URLのみになる

という点です。

👆複数チップのセルは、各チップのリンクを保持した状態でハイパーリンクとなります。



4-2. スマートチップを解除した後、表示名(ファイル名)を残した形でハイパーリンクにしたい(置換を利用)

では、1セル1チップのファイルチップやカレンダーチップ、地図チップを チップ解除時に URLにするのではなく、表示名を残した状態でチップ解除してハイパーリンク化したい、ユーザーチップも チップ解除後はメールリンクとしたい という場合はどうしたらよいでしょうか?

考えられる1つ目の方法は

テキストとチップが混在している場合は、解除後は チップの表示テキストを維持した状態でハイパーリンクとなる

という仕様を使う方法です。

チップ解除したいセル範囲を選択した状態で 「検索と置換」を立ち上げ、

検索 ^ ・・・(先頭を表す正規表現)
置換後の文字列  ・・・ 範囲内で使われてない文字ならなんでもOK
正規表現を使用した検索にチェック

これで「すべて置換」を押すと

このように 先頭に▲というテキストが入り、全て1つのセルに 文字と チップが混在した状態となります。

これで 右クリックから チップ削除とすれば

表示テキストを維持した状態でハイパーリンクとなります。(メールチップはメールリンクに)

余計な ▲は再度検索と置換で削除(空白に置換)すればOK。

👇正規表現を使った置換テクニックや「検索と置換」の超応用技は、こちらのマガジンでまとめています。



4-3. スマートチップを解除した後、表示名(ファイル名)を残した形でハイパーリンクにしたい(スライドへコピペ)

もう一つの方法は スマートチップが使えなくて HTML形式が扱える 他のツールへ一度コピペする方法です。

冒頭で Googleスライドはスマートチップが利用できないことを学びましたね。これを利用します!

Googleスライドではなく、Gmailの本文エリアを利用してもOK

チップ解除の手順は、まずセル範囲をまるごと コピーして Googleスライドに貼り付け。

複数セルの場合は表の貼り付けというポップアップが出るので、

ここは「リンクなしで貼り付け」でOK。

これで チップが解除されて、ファイルチップやメールは ハイパーリンクとなるので、スライドに貼り付けた結果を再度コピーしてスプレッドシートに貼り付け。

掟破りの逆コピペ

これでチップ解除しつつ、ハイパーリンク化が出来ます。

この方法だと ファイナンスチップだけは ハイパーリンクが失われてしまいますが、その点だけ注意すれば もっとも簡単な方法かと思います。



4-4. Googleドキュメントのスマートチップを解除する

ちなみにGoogleドキュメントには 「スマートチップを削除」という機能がありません

その為、Googleドキュメントで スマートチップ解除をしたい場合も

スライドにコピペして、チップ解除、スライド側の結果をコピーしてドキュメントに貼り付けという スライド経由チップ解除が有効です。

これでチップの解除も大丈夫ですね!



次回はスマートチップの応用編を

今回はスマートチップの基本の理解、挿入と解除、そしてスマートチップ全種類解説をお伝えしました。

次回は、さらに便利にスマートチップを使いこなす応用編を予定。


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mir チップ大歓迎です。やる気がアップしますw