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【読書感想】日韓の「コンビニ」を題材にした小説2つ

こんにちは。ドイツのミュンヘン在住miraです。
お越しいただきありがとうございます♪

最近、コンビニを題材にした小説を2冊読みました。1つは日本の小説、もう1つは韓国の小説です。
余談ですが、ドイツにはコンビニってないのでなんだか懐かしい気持ちにもなりました。

まず日本の方は「コンビニ人間」(村田沙耶香著)です。こちらは2016年の作品で第155回芥川賞受賞作です。(ちなみに今年1月の芥川賞は第172回でした。)

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普通ってなに?——36歳、独身、コンビニで働く古倉恵子。社会の“当たり前”に馴染めない彼女が見つけた、自分らしい生き方とは。静かで鋭い視点が胸を打つ、現代の生きづらさに寄り添う物語。

主人公はおそらく共感性が欠落していると思われる、いわばマイノリティの女。
全ての作業がマニュアル化されているコンビニで働く事によって周囲と同じように動くことができ、「普通」でいられる。
この作品で「コンビニ」は、つまり「普通」の象徴として描かれていました。

「普通」とは何か?それはすなわちマジョリティを指すのだと思う。
10年近く前の作品なので、現在ではここまでマイノリティは排除されなくなってきているのではないかと思うけど、まだまだマジョリティーが支配する世界の構図は変わっていないでしょう。

ドイツで暮らしていると、それこそ日本では当たり前のことがドイツでは当たり前じゃないなんてよくあることで、「普通」なんてものはコミュニティが変わるとあっという間に逆転することもあるんだと感じることが多々ありますね。

マジョリティーが変われば「普通」もあっという間にひっくり返るけれど、それでも、意識してか無意識かにかかわらず、マジョリティーに自分を当てはめようとするのは、ある意味人間の本能なのかもしれないなと思いました。

続いては、韓国の作品、「不便なコンビニ」(キム・ホヨン著)です。

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こちらのコンビニは一転、ハートフルな群像劇の舞台として描かれています。

誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。

近隣住民から「不便なコンビニ」と呼ばれているこのコンビニのオーナー、ヨムさんがひょんな縁から連れてきて働くことになったホームレスの男、他の従業員やお客たち、様々な事情を抱えた人たちの再起の物語がコンビニを中心に展開されていくヒーリング小説です。
ジーンと来て涙ぐんでしまう話もあり、ほっこり心温まる話もあり。コロナ禍ともうまく絡められていました。
日本と違って韓国はコンビニに飲食スペースがあるからこそのストーリーもあったり。日本と韓国のコンビニ、似てるようで違う部分もあるのが興味深く面白かった。
トッコの本名は明かされないままだったけど、過去は明かされて、彼が自分を取り戻して再起していくラストのストーリーはグッと来たなぁ。
この小説は2021年に韓国で刊行され、100万部超えの大ベストセラーになったそうです。日本でも2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位となりました。
最近続編の「不便なコンビニ2」も出ました。

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これも読みたい!
ドラマ化も決定しているとかで、勝手にキャスティングを妄想したりしてます(笑)
ヨムさんはコ・ドゥシムとかどうかな〜?
トッコは…チェ・ムソンとか?もうちょっと若い方がいいのかな?パク・ヘスとか?
なーんて1人考えてるのが楽しい、韓ドラ好きあるあるですかね?(笑)

どちらも素敵な作品でした!
未読の方はぜひ読んでみてください〜。


最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう♪tschüss!




ヒーリング小説で良かったのはこれ


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